手足に力が入らなくなる神経難病CIDPを持つ池崎さん。
今朝9時頃、関東南部で震度4の地震が。
ドーン!とくる揺れでした。
このタイミングで「難病と防災」リポート第3弾。
熊本地震(2016年4月、最大震度7)で被災した、
慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)の池崎さんが
登壇。当時の体験から「自分の身は自分で守る」意識を
持つ大切さを呼びかけました。
【 熊本地震、避難所の衝撃 】
・寒い。トイレも使えない。
・人が密集、感染のリスク、ストレス、不眠、過労。
・車椅子の人も室内に入れないなど、
配慮の余裕も伝える窓口もない。
・車中避難には、上記のリスクから解放される一方
情報や物資が得られないというデメリットも。
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池崎さんは「災害時は家族や友人、医療、福祉すべてに
おいて"日ごろと同じ感覚"で頼ることは出来ない」とし
それぞれが出来る備えについて、次のように語りました。
【医療について】
◇ くすり
・薬の予備は、最低でも2週間分必要。
・「常に14日分(災害用として)余らせたいのですが…」
などと主治医に相談。
・「ストップすると危険な薬」など、優先順位を知る。
・飲んでいる薬のリストを持っておく。
・避難中の食事は炭水化物に偏り、体調を崩しがち。
ビタミン系のサプリメントなどがあると良い。
◇ 病 院
・いつもの病院以外に「自分の病気」に対応して
くれる別の病院を調べておくと安心。
【自分を守るために、やっておきたいこと】
・避難のシュミレーション
・近隣の方に自分の病気の特徴を知ってもらう。
・SOS出来る相手を複数持つ
・「これがあれば、わたしは大丈夫」と思えるもの
例えば呼吸法、心を落ち着かせる香り(いつも使っている
ハンドクリームなど)、耳せんなど。
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後半は特に、女性ならではの細やかな発想で
素晴らしい。誰もがメンタルをやられる災害時に、
少しでも病気を悪化させないよう、心の面でも
備えたいものです。
アミーゴの防災、たぶん次回が最終回。
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