南区役所1F多目的ホールにて開催。写真右下は、わたしが以前ネットで買ってみた「災害用トイレセット」。厚手の45ℓポリ袋が30枚と、抗菌防臭凝固剤1袋。箱の重さは約1.3Kg。
9月2日(月)横浜市南区役所で
「難病患者・家族のための防災」をテーマにした
講演と交流会があり、市内在住のSLEとMGを持つ
友人と一緒に参加しました。
難病に特化した防災のお話を聴ける場はとても貴重。
防災の日の翌日、きれいで過ごしやすいホールで
(役所内の部屋をおさえるのって大変と聞いている)
このような時間を設けて下さった横浜市南区は
素晴らしいです。
登壇したのは、NPO法人日本慢性疾患セルフマネジメント
協会の池崎さん。神経難病のCIDP当事者で、
難病NET.RDing福岡の代表なども務めています。
池崎さんは2016年4月の熊本地震で被災。
体調の不安がある中、混乱する避難所や車中など大変な
日々を過ごしました。当時のことをまとめた分かりやすい
資料を見ながら聴くお話は、私たちの脳内で混線している
「まず何からしたらいいか」を整理してくれました。
「皆さんにやってほしいこと」として池崎さんが
呼びかけた内容の一部をご紹介します。
① 過ごす時間の多い場所(住まい・職場)の
ハザードマップをチェックして欲しい。
② 行政が指定している避難所・避難場所へ
「実際に歩いて」行ってみる。
※避難所と避難場所は目的が「まったく別」であると知っておく。
③ 避難所生活が困難(体調の問題など)な場合を想定し、
可能であれば広域避難も考えておく。
※遠方の親戚・知人などと互いに話し合っておけるのがベスト
④ 「自分が(個人的に)」なにに困るか(薬など)を
考え、準備しておく。
特に、毎日飲んでいる(欠かすと危険な)薬の予備は
いろいろなバッグ(車や職場、実家などもあると安心)
などに分散させておくとなお良い。
避難所や車中生活を経てご親戚の所に広域避難した
池崎さんは幸いそちらにも薬の予備を置いており、
命をつなぐことが出来ました。
⑤ 熊本地震時、食事よりも困ったことは
「トイレが使えないこと」というデータが。
詰まって使えなくなった(はずの)避難所の
トイレを「出るものは出る」から多くの方が…
という劣悪な環境だった。
横浜市でももちろん、災害時に同じことが
予想されるため、市販の災害用トイレセットもしくは、
45リットルゴミ袋と新聞紙、凝固剤、防臭剤などの
備えをぜひ。
⑥ 「ガラスや鏡が割れて飛び散ることを想定して」
寝室には、背の高い家具を置かない。
ベッドの近くにある窓ガラスや鏡はフィルムを貼る。
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プラスアルファの防災知識(意識)があると
なにが違うのかというと
「実際に起きた時のメンタル」が圧倒的に違う。
メンタルをやられると、体調は崩れてゆく。
不安をあおるのではなく、逆に
「知っていることで、今よりもちょっぴり安心できる」
という思いで、ゆうこ新聞は病気と防災について
これからもちょいちょい(時にグイグイ)触れていきます。
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ところで、その翌日3日の夕方、
横浜市にとんでもない集中豪雨が。
土砂崩れや冠水、車が流される事故もあったの
でした… ( ノД`)災害の種類が多過ぎる…
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