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トークイベント 「食べて出す」話に、私たちはなぜ魅了されるのか

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トークイベント 「食べて出す」...
急に涼しくなった9月最後の金曜日の夜、
真剣に「うんこの話」をするオンライントークイベントに参加しました(!)

ゆうこ新聞25号(2016年10月発行)で取材させて頂いた、潰瘍性大腸炎を持つ
作家の頭木弘樹さんと翻訳家の斎藤真理子さん(『82年生まれ、キム・ジヨン』など)によるもの。

こういった豪華な時間を電車を乗り継がずに家でゆっくりと楽しめるのはありがたい限りです。

テーマは「食べて出す」話に、私たちはなぜ魅了されるのか。頭木さんが最近出
された『食べることと出すこと』
(医学書院)の刊行記念でした。

排泄に焦点を当てて繰り広げられる約2時間のトークは、潰瘍性大腸炎だけでな
く、日頃下痢症状に悩む多くの人が
共感する内容。

人は「食べること」については饒舌になるが「出す」には口を閉ざしがちだよね、というところから始まり、
「病院で“漏らしてしまった”後、感情を失った」という頭木さんを「自我が(うんこと共に)流出してしまったからでは」
という斎藤さんの分析には深く共感しました。

(わたしも過去に自宅の廊下で、駅の公衆トイレ目前で(笑)何度も漏らしたからです( ̄▽ ̄;)漏らすたび、心身のコアが崩壊するのを感じてきました。

しかし今は、ちょっとヤバい時にはスマートにオムツをはきこなします(笑)オムツ、おすすめ!

さらに斎藤さんの「排泄」と「食」との違いを「楽しさがない所」「排泄の話は人を“引かせる”パワーがある」や、

頭木さんの「さまざまな人権問題への配慮はあるが、病気や死は生きている人の“祭典”に利用されがち」は、

胸に深く刻まれ、一晩たった今も頭の中でわたしに「あなたはどうなの?」と語りかけてきます。

そして「ぼくと健康な人では話が通じないので、普遍性のある文学にあいだに立って通訳してもらう感じ」

こう語った頭木さんは、4年前の秋に神保町の喫茶店で取材させていただいたあの時から(良い意味で)1ミリも変わってなくて、それがすごく嬉しかったのでした。

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