激安ソリッド缶なのは分かった ローソンストア100(100円ローソン)で見かけた、妙に小さいツナ缶。ここに売ってるツナ缶はほとんど輸入もので、120g程度の大きい缶が大勢を占める。その中に猫缶サイズのツナ缶を見つけピックしてみると「ソリッド」と書いてあった。いくら1缶66円まで安くなる輸入ツナ缶でも、この値段でソリッドを実現していることが本当なら特筆点だろう。 コミケ前の前泊で食料を買出ししてるとき、たまたま見つけた。静岡に100円ローソンがなくなって早数年、筆者のツナ缶アンテナに引っかかるのが遅くなったことを恥ずかしく思う。 輸入卸のタイランドフィッシャリージャパンという名前を見て「TOP-FOODSか?」と思ったが、名前が似てるだけのまったくの別会社だった。どうやらここは業務用ツナパウチと1種のみのP4号ツナ缶パックを扱っているらしい。輸入ツナ缶はまったくアウェーのためわからないことに溢れている……2016.10製。 ☆缶を開けたところ においと液汁の多さに一抹の不安を感じる。箸で中身の端っこを掴むと、かたまりがあるのが分かる。 液汁を切ると、確かにかたまりの肉が現れた。108円でソリッドは破格だ。かたまりの厚さは2cmくらい。 塩味が強いのに魚の生臭さは抜けてない。液汁を切ってこの評価なので、液汁切らずに食べるのは苦痛を伴うだろう。液汁を飲んでみたがのどごしが悪く、66円/缶未満のツナ缶に使われるような油のグレードを思わせる。 「108円でソリッド」が特筆できるところで、「108円でソリッド」以外の価値はないツナ缶という評を下す。 似たような値段だと、トップバリュ・ライトフレーク(かつお油漬)のほうが堅実な設計でおいしい。身の大きさは本品に利があるものの、毎日食べるツナ缶と聞かれたら迷わずTVライトフレークと答えよう。 お値段以上の廉価ツナ缶を探す旅は終わりそうにない。 突然のプロモーション わたくし長井が執筆した、ツナ缶ブログのスピンオフにして最強の副読本「ツナ缶の本 The Unlimited」と ツナ缶の歴史解説+買い付け本の「ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.4」の、PDF版を頒布しております。 ・2017冬頒布、ツナ缶の基礎知識から楽しさまで再確認できる無制限(Unlimited)な同人誌 「ツナ缶の本 The Unlimited」¥500 https://zumix.booth.pm/items/720426 ・2018冬頒布、1929年以前のツナ缶前史と、来静時に役立つクレカ/土日購入可能なツナ缶小売店をピックアップ&インタビューした同人誌 「ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.4」¥250 https://zumix.booth.pm/items/1143269 PDF版なので購入後すぐ読めます+いつでも読めます ぜひお試しください ☆各種評価・スペック ・グレード ★★☆☆☆ 2.2 ・価格 ★☆☆☆☆ 1.5 #108円/個 ・味覚評価 ★☆☆☆☆ 0.8 ・入手性 ★☆☆☆☆ 1.0 #100円ローソン限定 ・原産国 タイ 固形量63g / 内容総量90g 205kcal/缶 食塩相当量0.9g 原材料 めばちまぐろ、大豆油、野菜エキス、食塩/調味料(アミノ酸等) JAN:4546982007720 製造固有記号57KKL 輸入者 タイランドフィッシャリージャパン株式会社(東京都中央区日本橋茅場町3-1-11) Tuna canning review No.126 ■「ツナ缶スーパーリンク!!」 ・(No.119)トップバリュ ライトフレークかつお油漬(新パッケージ) →実売価格がちょっと安く、カツオを使うことで無理のないスペックに仕上がってるツナ缶。毎日食べるならこっちのが断然楽。肉体的にも。精神的にも。
Posted at 2019-01-17 13:52
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Posted at 2019-01-23 07:33
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