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ツナ缶レビュー zu-mix3.0

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08缶6回目 はごろもフーズ シーチキンLフレーク(70g・国産品・2021)令和最新版の実食

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きはだまぐろを大豆油と独自の調... きはだまぐろを大豆油と独自の調味液で調味したフレークタイプのシーチキン70g缶です。

はごろもフーズ シーチキンLフレーク
70g・国内製造(2021)
きはだまぐろ油漬けフレーク・国産品

【令和最新版】見た目の新しいシーチキン【2021】



※本記事では、国内製造で70gのシーチキンLフレークについて取り上げている。COOPはごろも、インドネシア製のシーチキンNew・セブンプレミアム・SOLIMO・シーチキンLフレーク(N)、パウチタイプのシーチキンSmile Lフレークについては取り上げない。

 ツナ缶の代名詞にして、もっとも知名度が高いツナ缶、シーチキンLフレーク。問答無用で「ツナ缶」の基準になる製品である。
 本ブログで最初に書いたのは2013年11月で、以後ロットを変え媒体を変え何度か取り上げてきたが、2021年に入ってから大がかりなパッケージの刷新が図られたため再び紹介する。




 製品の中身自体は以前から2013年執筆当時と同じ。
 パッケージリニューアルの前に刻印の仕様が変わり、プラス付きの製造所固有記号と、YYYY.MM表記の賞味期限、ロット管理用の記号がついている。年月日の日を廃し、製造日にかかわらず賞味期限を製造月から36ヵ月後の末日に統一している。つまり賞味期限は「3年~3年1ヵ月」の間で変動することになり、最大で1ヵ月伸びて37ヵ月になった。
 これによってサプライチェーンの効率化に寄与し、食品ロスや在庫リスクを軽減する。製造の日付は AX って書いてある部分に社内の符号コードを使うとわかるのだろう。たぶん。2021.1製。


☆缶を開けたところ


 身の細かさや食感、下味は一般的な普及品と変わらず。というか、7年前にシーチキン取り上げた時とほとんど変化がない。
 きわめて知名度の高いツナ缶であり、もちろん使う料理も選ばない。そのままでも、炒め物でも、サラダでも。どう食べてもおいしく頂ける。
 どの料理にも合う代わりに他のツナ缶のように強い個性がなく、好事家からすると物足りないところはある。このシーチキンLフレークで「物足りないな……」と感じ、他のツナ缶に手を出したその時が、沼のフチにふれる最初の一歩となるだろう。

 令和最新版となっても味が変わらないツナ缶。初めて取り上げてから7年半経ったが、未だ3缶298円(税込321円)が特売の標準価格(事実上の実勢価格)なのは変わらず、一缶あたりの実売価格がインフレしている気配を感じない。卵の特売のようなポジションなのだろうか。ときどきスーパーで税込321円を下回るときがあるが、その際は3缶シュリンクのバーコード末尾が「12416」であることを確かめたうえで購入しよう。これと同じツナ缶なのが保証されるので。
 ロット違い(工場や製造日の差異)でも若干味が変わるが、7年前よりかはロット違いでの味の差が小さくなっている。理由はいろいろあるが、一般人が理論上知り得る情報を逸脱しており、本ブログで説明するには重いテーマのため割愛する。"相対的に"製造からの日数違い(新しいシーチキンと熟成を進めたシーチキン)の味の差がわかりやすくなった。
  

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   ★★★☆☆ 3.0 #168円/缶
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.0 #これぞ国産ツナ缶の標準
・入手性  ★★★★★ 5.0 #日本一手に入りやすいツナ缶
・原産国  国産

☆スペック


内容量 70g
206kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス/調味料(アミノ酸等)
JAN:4902560012409(単品) / 4902560012416(3缶シュリンク・SP3) 製造固有記号/AX +G2
 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ
Tuna canning review No.08-6

参考資料



・[PDF]「賞味期限の年月表示化」農林水産省食料産業局 2016.12
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/attach/pdf/161227_3-15.pdf


■「ツナ缶スーパーリンク!!」


「シーチキンLフレーク」と名前の付くツナ缶


(No.120)オイル不使用シーチキンLフレーク

→素材そのままシーチキンLフレーク(水煮)とはまた別の解釈を持つ、油を使わないシーチキンLフレーク。液汁を寒天で固め、栄養を余さず摂れるようにした。他の水煮缶とはまったく異なる食感と風味のため、試食してから料理に使おう。

(No.45)シーチキンNewLフレーク・オリーブオイル

→オリーブオイルのクセが強い。シーチキンSmile・Lフレーク(オリーブオイル)に発展的解消して終売。中身はだいたい同じ。

(No.51)シーチキンLフレーク(OKTロット)

→異物混入騒動(2016)の責を一身に負い、二度と食べられないシーチキンLフレークになった。

(No.08-0)シーチキンLフレーク(2013)

→2013年、このブログで一番最初にシーチキンを取り上げた記事。昔は写真の撮り方も解説のテンションも違った。

シーチキンLフレークとかかわりの深いツナ缶


(No.115)シーチキンマイルド(キャノーラ油)

→シーチキンのあとに「マイルド」と書いてあるのは、間違いなくカツオ。カツオのシーチキンは国産品ながら価格競争性が高く消費者にも人気。使い分けするなら、Lフレークより硬くてしょっぱい、油っぽいので、混ぜ込んでもキャラが立ちやすい点を活用しよう。

(No.170)Lがつかないシーチキンフレーク

→シーチキンのあとに「L」がつかないと、大体ホワイトミート。ビンナガマグロを使ったシーチキンで、Lフレークよりちょっと高いけど身が白くて綺麗。ついでに食感がやわらかい。使い分けするなら、その綺麗な身の色を活かせる料理を考えてみよう。

(No.146)シーチキンファンシー(大きい缶)

→上記シーチキンフレークの身がでかい版。存在感は増すけど値段も増す。

(X20200804)東海軒 シーチキン弁当

→駅弁にメディアミックス広げていたことを知っていましたか。
#きはだまぐろ #はごろもフーズ #油漬

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