218缶 モンマルシェの標準ツナ缶 オーシャンプリンセスホワイトツナ(綿実油)の実食
Sep
23
こんなツナ缶です
■おねだん
見ないうちにずいぶん高くなった(500円弱)
■魚の種類
ビンナガマグロ(ホワイトミート)
■液汁の種類
綿実油漬け(しっとりした身と油)
■身のほぐし方
大きなほぐし肉
■おすすめの食べ方
ミネストローネなど、加熱系の料理が得意。
解説:モンマルシェの標準ツナ缶、ラベルの触り心地が良い
出すツナ缶の全てが480円オーバーのモンマルシェ。このツナ缶が同社最安値で、普及品レンジの他社製品と一線を画したプロダクトデザインに注進している。
見てくれもよく、触り心地もざらざらしており、一目で「これは高そうなツナ缶だな」と思わせてくれる点で贈答品として見劣りしない。購入する店舗やギフトセットの種類によって、紙スリーブや季節限定のラベルをまとっている。
6年近く前の2015年3月に、同名のツナ缶(No.17)を取り上げていたが、コレと比べて調味料は別物となり、価格も缶ジュース一本分以上増えている。ラベルも表面加工されていないコート紙から風合いの良いエンボス加工に変わり、モンマルシェのツナ缶は全てエンボス加工のラベルを巻いていることになった。
かつて、高級ツナ缶の価格帯レンジは200円前半からあった。筆者はツキジフーズ(モンマルシェの前身)時代に210円で同名のツナ缶を買っていたのを思い出し、記憶をたどってアーカイブを掘ってみた。すると、ツキジフーズ時代を含めて綿実油フレーク缶は210(2011.5)→231(2012.12)→258→281(2017.9)→314(2017.11)→389円(2021.9)→486円(2023.9)と推移していたのがわかった。
当時のツナ缶と比較して倍以上の価格になっている。原材料事情とは大変なものだ。「高級ツナ缶を自分のために買う」という行動をしづらくなった理由に、こういった値段の変化は関係していると思う。
モンマルシェのツナ缶はすべて気仙沼のミヤカンが製造を引き受けている。マグロが水揚げされた港のすぐそばで加工する、という機動性の高さを強みにしている。
うまみ調味料なし。野菜系のエキスで味を調えている。2020.7製。賞味期限はYYYY.MM(年月)形式で、日は省かれている。
☆缶を開けたところ
身が大きい。これくらい身が大きいビンナガ油漬缶はあまりない。
しっとりした身と液汁で下味控えめ。モンマルシェの中では汎用的なツナ缶のため、このしっとりさを活かして、冷凍チャーハンと一緒に炒めると風味を引き出せる。ミネストローネにも良いだろう。
各種評価・スペック
・グレード ★★★★★ 4.2
・価格 ★★★★★ 4.6 #389円/缶(今はもう少し高い)
・味覚評価 ★★★★☆ 4.1 #値段なりの中身はしている
・入手性 ★★☆☆☆ 2.0 #公式通販、日本橋三越の直営店など
・原産国 国産
☆スペック
内容量 90g
287kcal/缶 タンパク質16.8g 食塩相当量0.6g
原材料 びんながまぐろ、綿実油、食塩、野菜エキス、玉ねぎエキス、トマトペースト
JAN:なし 製造固有記号AC1・ /P7
販売者 モンマルシェ株式会社(静岡県静岡市清水区本町1-7) 製品ページ
製造所 株式会社ミヤカン(宮城県気仙沼市元浜町2-102-1)
Tuna canning review No.218
■「ツナ缶スーパーリンク!!」
・(No.17)綿実油フレーク(旧ラベル)
→ラベルが古く、製品仕様も異なる。
・(No.41)国産赤唐辛子ツナ
→スタンダードなラベルの赤唐辛子ツナ。綿実油フレークとあわせ、よく差し入れに使っていた。ごはんとの相性はお墨付き。