こんなツナ缶です
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おねだん
ふつう(300円弱)
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魚の種類
キハダマグロ(ライトミート)
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液汁の種類
油漬け、みかん果汁とシナモンで調味
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身のほぐし方
あらほぐし肉
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おすすめの食べ方
そのまま食べて独特さを楽しんでほしい
味がストーリーを語るタイプ
超・革新的なアプローチで生まれたツナ缶
2024年3月発売。ライトミートのツナ缶に「みかん果汁」「シナモン」をプラスした、類を見ない製品である。調味がこの二つに至ったのも、学校での試食調査で官能評価(つまり味)の成績がよかったのがみかんとシナモンだったから。
……このように、本製品は学校(静岡産業大学)が主体となって製品開発をおこなっている。一の矢に自販機でお土産の缶詰を販売するための調査研究、二の矢にお土産の缶詰開発、その集大成といえるツナ缶が本品である。学術的な解説は発表会のページが詳しいので、あわせてご覧いただきたい。
きわめて現代的なデザインは、わりと静かな顔ぶれだった2020年代のツナ缶新製品と並べるとひときわ目立つ。限られたスペースにみかんや富士山、缶詰のアイコンを並べ、模様のように仕立て上げている。このパッケージデザインは学生によるものだ。
>デザインできるスペースが狭く、表示のルールもあり苦労した
めっちゃわかる……
筆者は(パッケージデザイン)どうしてましたっけ→こうしてました:
F3号缶だとスペース狭くてほんと大変よね…
本品の存在を偶々フォロワーの中込氏が見つけてくれて、それをおすそ分けしていただいた。
山梨罐詰がOEM製造している。河岸の市まぐろ館2階の缶詰自販機、新東名静岡SAしずおかマルシェで購入可能。2024.2製造。
☆缶を開けたところ
あらほぐしの身が入っている。香りに若干の柑橘味を含むが、あまり目立たない。
食べるとシナモンとみかんの味がする。言われてみればわかるという感じで、自己主張は相応にあった。陳皮も身と一緒に出てくる。
サラダにあわせるのはもとより、そのままご飯と一緒に食べても新しい発見があるだろう。
お茶味のツナ缶に続いてみかん味のツナ缶。ツナ缶のフォーマットをもとにしながら、新しい一歩を踏み出したツナ缶といえる。
☆各種評価
・グレード ★★★★☆ 3.5
・価格 ★★★☆☆ 3.2 #270円/個
・味覚評価 ★★★★☆ 4.0
・入手性 ☆☆☆☆☆ 0.3 #しずマル、缶詰自販機のみ
・原産国 国産
☆スペック
内容量 90g
284kcal/缶 食塩相当量0.5g タンパク質16.5g
原材料 キハダマグロ(インドネシア)、大豆油、陳皮、みかん果汁、食塩、野菜エキス、こんぶだし、シナモン
JAN:4522889400055 ミカンシナモンツナ
製造者
山梨罐詰株式会社(静岡県静岡市清水区興津中町974)
Tuna canning review No.245
☆ツナ缶スーパーリンク!