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ツナ缶レビュー zu-mix3.0

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  • Hashtag "#きはだまぐろ" returned 50 results.

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■初めての方は、国産ツナ缶の面白いとこをつまみ食いできる #めずらしいツナ缶 がおすすめです。
ゴースト「ツナ缶にしき」にご用の方は、←からどうぞ。

 おしらせ
 ・zu-mix3.0自家通販でツナ缶解説本を手売りしています。クレカ対応。
 ツナ缶レビューに大ボリュームの解説を交えた「ツナ缶の本 The Unlimited」が人気です。

ホテイ ツナカルを食べたレビュー

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ホテイ ツナカルを食べたレビュ...
“きはだまぐろを原料に、富士川の清流沿いにある国内工場で製造したツナです。
ジューシーな油漬タイプで食べやすいフレーク形態です。”


  ホテイ ツナカル
  きはだまぐろ油漬けフレーク・普及品



☆コメント
 ツナ缶大手三社の中で唯一、まぐろ缶詰以外を突破口にして事業成長を遂げたホテイフーズ。やきとり缶が目立っているものの、ツナ缶製品は歴史が古く固定ファンも多い。
 ライトツナではなく「ツナカル」なのは、これが遥か昔に健康志向のツナ缶として販売開始されたことに由来する。水煮缶や油入り水煮缶が普及する以前、カルシウムを添加して「ツナ缶でカルシウム、食べて健康」という触れ込みで大々的に売り出し、巨人と化していたはごろもとは異なる顧客と販路を作り出した。現在では、無添加ツナやツナカルライト1/2、サイアムホテイOEMのライトツナフレークといった後続にメインストリームを譲ったものの、ツナ缶ラインナップ中もっとも古株としてちょっと健康的で素朴な味をもたらしている。

 そして、何故かツナ缶レビューでは……ホテイをレビュー番号84のコレになるまで一度も取り上げたことがなかった。普段使いで相当消費していたのになぜこうなった……
 実店舗でも(数は少ないものの)ポツポツと取扱店がある。静岡ローカルのスーパー(しずてつストア、マム)では定番品として置いてあるものの、全国チェーンではほとんど見かけない。しかし自社通販でも購入できるため、県外でも入手には困らない。スーパーの実売価格は3缶398円程度だろうか。
 製造所固有記号にあるSKは創業当時(三共商会時代)のトレードマークから21世紀へ引き継がれている。2017.1製造のロットを紹介する。
 
☆缶を開けたところ
  
 身は大きく、食感もしっとりしっかりしている。下味は野菜優位のしょっぱさ。歯ごたえもあり、噛めば噛むほど味が出る。
 液汁に占める油の割合は抑えられており、油漬け缶(液汁に占める油の割合が50%以上)のカテゴリでさっぱりしたのどごしが楽しめた。
 
 完食して、この84番になるまでレビューしてなかった理由がよくわかった。あまりに整った味でスムーズに食べてしまい、筆を進めるだけの強烈な印象がなかったのだ。
 このオーソドックスさはシーチキンLフレーク(No.08)に似通っているものの、食感の強さや液汁の胃もたれしにくさはシーチキンLフレークより優位だ。サラダに乗せたら先にツナがなくなるタイプの製品といえる。非常に完成度は高いし、実店舗で調達できる普段使いのツナ缶として推したい。

・グレード ★★★☆☆
・価格   ★★☆☆☆ #156円/個
・味覚評価 ★★★★☆ #西のシーチキンL、東のツナカル
・入手性  ★★☆☆☆ #取り扱い店舗は少なめ
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
211kcal/缶 食塩相当量0.7g カルシウム3mg
原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス、昆布エキス、たんぱく加水分解物、調味料(アミノ酸等)
(原材料の一部に大豆を含む)
JAN:4902511009830 製造固有記号SK17
販売者 (株)ホテイフーズコーポレーション(静岡県静岡市清水区蒲原4-26-6) 製品ページ
Tuna canning review No.84



☆ツナ缶の薄い本vol.3 はじめます
きたるコミックマーケット92にて頒布する、「ツナ缶のことだけを燦然と書いた同人誌」、ツナ缶の薄い本の告知を。

ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.3


https://zumix.booth.pm/items/577250
(8/15以降の発送です)



 当ブログのスピンオフ「ツナ缶の薄い本」最新刊。
ツナ缶ブログは多くの会社を取り上げていますが、本誌は「はごろもフーズ」に絞ったレビューを収録しています。ツナ缶ブログのノリで20缶。
事実上シーチキンの薄い本ですし、プロトタイプの名前はシーチキンの薄い本でした。しかし創作論評という体裁を保つため、表題はツナ缶の薄い本であり、しっかりはごろも以外の商標的にヤバイSeaChickenも収録しています。

 分かる人向けに書いてあるツナ缶ブログの記事を拡張し、ツナ缶の力を高める薄い本3。
 ぜひ、お試しくださいませ…

ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.3


https://zumix.booth.pm/items/577250
(8/15以降の発送です)
#きはだまぐろ #油漬

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トップバリュセレクト きはだまぐろ とろ炙りを食べたレビュー

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トップバリュセレクト きはだま...
”きはだまぐろの希少部位「とろ肉」を直火で炙り宮崎県産ゆずを使用したゆず胡椒、沖縄県産海塩を使用し、綿実油で漬けました。”

トップバリュセレクト きはだまぐろとろ炙り
-ゆず胡椒仕立て-
きはだまぐろ調理品スライス・高級品



 イオンが展開するトップバリュの高級グレード「セレクト」で、おそらく昨年夏ごろから販売している高級ツナ缶。体裁や価格から缶つまとしての性格が色濃く出ており、ツナ缶として見た価格とグレードの差が逆転している。なお、白缶のフタにも横倍角でTVユズと書かれていた。
 トップバリュのWebサイトから製造所固有記号で工場を調べることができ、A579がはごろも焼津プラント(G2)製造ということがわかるようになっている。
 2016.5製造のロット。1年熟成させた。
 

 厚切りのきはだとろ肉が整然と並んでいる。厚さは駒越食品のまぐろ中とろとほぼ同じだが、なるべく長さが出せるよう伸びている。
 強い塩味と唐辛子由来の辛さが前面に出ており、ゆずの風味が添えられている。味付けこそがメインで、炙り肉の香味はスポイルされてしまった。液汁は辛いがえぐみは無い。綿実油は恐らくはごろも高級品と同じものだろう。
 
 味は缶つまの体裁に則っていた。「こしょう味」と呼ぶには辛いが……出来合いの芋焼酎と合わせてちまちま摘まんで食べるのが筆者の思う理想シチュエーションである。



・グレード ★★★★☆
・価格   ★★★★★ #520円/個
・味覚評価 ★★★☆☆ #ツナ缶として見たら肩透かし
・入手性  ★★★☆☆ #大きいイオンに大概ある
・原産国  国産

内容総量75g/固形量55g
181kcal/缶 たんぱく質16.1g 食塩相当量1,3g
原材料 きはだまぐろ、綿実油、ゆず胡椒(ゆず宮崎県産、唐辛子、食塩)、食塩(沖縄県産)、増粘剤(グァーガム)
JAN:4549741032322 製造所固有記号TVユズ A579
販売者 イオン株式会社(千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1) 製品ページ
製造所 はごろもフーズ焼津プラント(静岡県焼津市小島742)
(イージーピール缶です)
Tuna cannig review No.68
#きはだまぐろ #スライス #綿実油漬 #缶つま

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レヴクリエイト ライトツナフレークを食べたレビュー

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レヴクリエイト ライトツナフレ...


  レヴクリエイト ライトツナフレーク
  きはだまぐろ油漬けフレーク・廉価品



☆コメント
 激安スーパーでその姿を見かける、ありふれた輸入ノーブランド。きはだまぐろ使用ではあるが実売価格は3缶190~250円程度なので、筆者の入手価格は高い。
 なぜかマムでバラ売りしていたので、手を出した。2016.4月製。
 輸入廉価品の例に漏れずスチールふたを採用しているため、開缶にコツが要る。

  

「この食塩相当量は!………
ウソをついてる『味(誤植)』だぜ……」



☆缶を開けたところ
  
 油ひたひた、中身は細かい。身はやや固めで塩味も強い。
 液汁が相当ギトギトしているため、飲み干すにはそれなりの覚悟が欲しい。
 
 ……少なくとも筆者はBest Sourceとはほど遠い感想を抱いた。安売りされるツナ缶にはそれなりの理由がある。しかし、実売70円程度でまぐろ油漬になる点はメリットになり得るのだろう。

☆各種評価
・グレード ★☆☆☆☆
・価格   ★★☆☆☆ #98円/個
・味覚評価 ★☆☆☆☆ #お値段未満
・入手性  ★★☆☆☆ #激安スーパーで見かけるかも
・原産国  フィリピン

☆スペック
内容量 80g
262kcal/缶 食塩相当量0.7mg
原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸)
JAN:4580250591825 製造固有記号LR02PKGK
輸入者 株式会社レヴクリエイト (静岡県磐田市宮本218-2)
Tuna canning review No.60
#きはだまぐろ #スーパーPB #油漬

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いなば食品 まぐろ味附フレークを食べたレビュー

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いなば食品 まぐろ味附フレーク...
“きはだまぐろをフレークにし、ご飯にぴったりのしょうゆ味に仕上げました。
懐かしい昔ながらの味わいです。卵とじや、お弁当のおかずにもどうぞ。”


  いなば食品 まぐろ味附フレーク
  きはだまぐろ味付けフレーク・普及品



 いなばというとスーパーノンオイルの知名度だけが突出して高いが、オーソドックスにしょうゆで甘じょっぱく煮付けたモデルもある。
 缶の意匠が現在のいなば統一デザインからかけ離れた昭和チックなものの、材質表記やJANコード、「缶のまま直火や電子レンジで温めないでください(原文ママ)」等の現代的な注意書きがある。少なくとも10年前にはメンテナンスされているようだ。
 モノ自体はいなば直売所や公式オンラインショップ、(やや高いが)Amazon扱い、ごく一部の百均で取り扱いがある。
 本ブログでは2016年7月製造(製造から4ヶ月経過)の比較的新しいロットを取り挙げる。スペックを読むだけで味の濃さとカロリーの低さが予想できる。
 酷評の声が古くから残っているが、実際はどうだろうか…

  
 水気を減らしたはごろも煮という印象。はごろも煮のような味の濃さを想像していたが、それよりは薄味に仕上げてある。
 血合いのような黒いものが残っているが、きはだまぐろの皮だ。常軌を逸した量の血合いを完食したから分かるが、この味付け缶から血合いの味はしない。味付けの中では薄味で、はごろも煮未満・和風シーチキン以上という感じ。
 ごはんが欲しくなる。某星の戦士のような勢いでごはんが減っていくこと請け合いだ。
 
 また、普段取り挙げるツナ缶にくらべ低カロリー高タンパクな製品でもある。ぜひ、アスリート諸氏には安息日の天然プロテインとして食事に組み込んでいただきたい。毎日食べるにはしょっぱいけど。

☆各種評価
・グレード ★★☆☆☆ 
・価格   ★☆☆☆☆ #120円 いなば直売
・味覚評価 ★★★★☆ #甘じょっぱいの好きな人にお勧め
・入手性  ★☆☆☆☆ #たまーに百均でも
・原産国  国産

☆スペック
内容量 160g
208kcal/缶 食塩相当量3.0g たんぱく質34.2g
原材料 きはだまぐろ、しょうゆ(大豆、小麦を含む)、砂糖、野菜スープ、調味料(アミノ酸等)
JAN:4901133073519 製造固有記号INB2
販売者 いなば食品株式会社(静岡県静岡市清水区由比北田114-1) 製品ページ
(原材料の一部に大豆と小麦を含みます)
※開缶には缶切りが必要です

Tuna canning review No.59
#いなば食品 #きはだまぐろ #味付

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バロー(valor) Vセレクト まぐろフレークを食べたレビュー

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バロー(valor) Vセレク...


  バロー(valor) Vセレクト・まぐろフレーク
  きはだまぐろ油漬けフレーク・廉価品



☆コメント 
 中部地方をメインにスーパーを展開する、バローのプライベートブランドがVセレクト。
 バローのPBツナ缶はこの数年でたびたび変化を遂げている。筆者の知る限り(2009)最初はまるなか知床食品のきはだ油漬で、その後2013年辺りから「Vセレクトを外したマルナカ製めばち油漬」を経て、気づいたらこのホテイOEMになっていた。
 この間に値上がりを続け、3缶198円→3缶248円→3缶268円となっている。3缶198円だった頃は価格を凌駕する究極のツナ缶として学生時代の筆者を支えたが、現在は微妙な価格帯のツナ缶だ。迫り来る円高とインフレーションに耐えられなかったのだろう。
 

 ☆缶を開けたところ
  
 輸入ツナ缶の割に身がやや大きく固めの食感。油も多い。
 若干の生臭さとえぐみがあるが、極端に生臭いわけではない。良くも悪くも値段なりの味がする。
 
 ありふれた輸入ツナ缶の中ではまだ順当な品質を残しているように思える。しかし、時代の流れと共に価格がふたまわり高くなってしまった。
 もう30円足すとシーチキンNewLフレークに手が届くことを考えると、二の足を踏んでしまう消費者は多そう。


☆各種評価
・グレード ★☆☆☆☆
・価格   ★☆☆☆☆ #89円/個
・味覚評価 ★★☆☆☆ #値段なり
・入手性  ★★☆☆☆ #バローおよびVドラッグに常在
・原産国  タイ

☆スペック
内容量 80g
220kcal/缶 食塩相当量0.7g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス/調味料(アミノ酸等)
JAN:4539114046063(単品)/4539114046087(3缶) 製造固有記号RS
輸入者 (株)ホテイフーズコーポレーション(静岡県静岡市清水区蒲原4-26-6)
Tuna canning review No.54
#きはだまぐろ #スーパーpb #油漬

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駒越食品 ライトツナフレークを食べたレビュー

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駒越食品 ライトツナフレークを...


  駒越食品 ライトツナフレーク
  きはだまぐろ油入り水煮フレーク・普及品


☆コメント
 まぐろ中とろ缶が有名な駒越食品のきはだ油水煮。大豆油を50%削減してカロリーを落としている…はず…だよね?
 オーソドックスな価格とオーソドックスなスペックを持っている。油水煮としてはカロリー高すぎる気もするが……
 16年6月に本社で購入した詰め合わせから。2016.3月製。話題性に欠けるためか、中とろ缶より販路が狭い。

☆缶を開けたところ
  
 ほぐし身のサイズは一般的なもの。味は油入り水煮らしくパサパサしない程度にさっぱりしている。
 目立った特徴はないかわりに、どのような用途にも投入できそう。とても汎用的なツナ缶。

 油入り水煮にしたのはカロリーのためではなく、胃もたれのしにくさのために。そういう深い意図を感じた。


☆各種評価
・グレード ★★★☆☆
・価格   ★★☆☆☆ #92円/個
・味覚評価 ★★★☆☆ #食べやすい油水煮
・入手性  ★☆☆☆☆ #静岡市内のスーパーと本社通販
・原産国  国産

☆スペック
内容量 80g
224kcal/缶 食塩相当量0.4g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、野菜スープ、食塩、調味料(アミノ酸等)
JAN:4517072000051 製造固有記号なし
製造者 駒越食品株式会社 (静岡市清水区駒越東町10-8) 製品ページ
Tuna canning review No.53
#きはだまぐろ #油入り水煮 #駒越食品

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はごろも シーチキンLフレーク(OKTロット)混入と同工場のロットを食べた

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はごろも シーチキンLフレーク... はごろも シーチキンLフレーク...


  はごろもフーズ シーチキンLフレーク
  (OKTロット) 普及品


☆コメント
 【ツナ缶ブログの特殊記事である。昨今報道のあった異物混入の解説を多く含むため、食事中や空腹の読者には注意して読んでいただきたい。また、11月1日の2012年製ツナ缶にあった羽虫混入に関しては解説していない】
 ※シーチキンLフレークの記事はこれで3つめなので、缶詰に関する真面目な詳説は古い方の記事を、
 熟成を進めたOKTロットに関する情報はクリスマスの記事を参照されたい。



 2016年10月27日、缶詰業界に大きな衝撃が起こった。
 2年弱ほど前に製造したシーチキンLフレークに、虫の異物が混入していたことが明らかになった。メーカーは10月13日に個別対応のみ行ったが、27日にメディアの報道で背中を刺された構図である。当日中にプレスリリースを上げたものの、初動対応の遅さを指摘する声も少なくない。
 この異物混入が起こった「当該工場」こそ興津食品(OKTロット)であり、29日には既に操業停止と保健所の立ち入りを余儀なくされている。また、2014年にも2012.9月製造のシーチキンLフレークに虫の異物が混入してして個別対応を行っていたことが明らかになったほか、11月2日時点で操業停止が続いてる・はごろもから28日以降の公式回答がない等、混乱が収まる様子は見られない。
 
 最初の虫混入の経緯を要約すると「本来空缶は製造の直前までシュリンクされている。しかし、シュリンクはがす→ラインに乗せる間に昼休みを挟んだ。その際空缶に虫が入り込んで、そのまままぐろや油を詰めて巻き締めてしまった」というものである。
 缶切りなしで開けられるイージーオープン缶は、強度確保や巻き締め不良を防ぐため開け口のほうを底にして詰めたり巻き締めるケースが多く、中身を詰めたあとの目視確認は難しい。また、虫は動物性タンパク質そのものであるため、異物混入の発見に役立つX線検査装置も無力だったと考えられる。
 今回の混入では「NHK甲府が報道した写真には、虫が腹を向けた向きで写っていた(=空缶の時点では生きているときの姿である背中を向けている)」という点からも、虫が身の下敷きになったという線が非常に濃厚である。
(EO缶でも巻き締め口が上になるものとして、片方にしか缶蓋がない製品が挙げられる。今回のシーチキンLフレークは上下ともに缶蓋があり、トップ写真1枚目の栄養成分書いてある方の缶蓋を巻き締めている。誤りがあると知ってそうな現場の方はメール等で一報願いたい)

 したがって、まぐろを裁断する機械や、油を注ぐ機械、それらのライン工程で虫が混入したわけではないため、「虫のエキスが入ったツナ缶は他に作られていない」と考えている。
 
 そのような中、報道を受けて売り場から該当ロットを引き上げるスーパーが増え、G2ロット等のみが残っているケースや、そもそもシーチキンLフレークやはごろも煮までも引き上げたスーパーさえみられた。
 筆者は「まだ自主回収の公式発表はないし、情報伝達の遅い特定スーパーなら在庫をまだ引き上げていないのではないか」と予想を立て、静岡駅から40キロほどのツナ缶買い付けに出た。空振りを懸念して、ガソリン代のかからない自転車で。
 
 目論見は当たっていた。市中のスーパーからは消滅していたが、普段から買い付けに重宝してた辺境のスーパーやお土産店には在庫が残っていた。

 ☆缶を開けたところ
  
 当たり前だが、異物は入っていない。
 全体的な味覚は普段のシーチキンLと変わらず、2年前にレビューしたG2ロットのものとまったく変わらない。
 しかし、まだ一ヶ月程度のツナ缶だ。まだ熟成は進んでおらず、やや身が固く荒々しい傾向にある。特に問題は感じられない。
 
 Web上の世論はシーチキンにも興津食品にも否定的・感情的なものが多数で、特に興津食品への風当たりは絶望的なものになっている……だが、上記の経緯からして「発生確率は減らせるが、現実的にゼロにはできない事故」と筆者は強く考えている。
 興津食品は再発防止の徹底と謝罪文のリリース程度は行うべきで、はごろもはOEM先としての自覚を持つほか抜き打ち検査等の充実も図って欲しい。逆に言えばそれ以上の結末は求めていない。
 
 全ての国産ツナ缶と缶詰会社を愛する筆者として、ツナ缶の多様性を損なうようなバッドエンドにはならないでほしい……と願う。

☆各種評価
・グレード ★★★☆☆
・価格   ★★★☆☆ #168円/個
・味覚評価 ★★★★☆
・入手性  ☆☆☆☆☆ #市場から消えてしまった?
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
206kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)
JAN:4902560012409 製造固有記号OKT 賞味期限2019.9.17
販売者 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ
Tuna canning review No.51

 ☆参考資料
・ダイヤモンドオンライン「シーチキンの炎上、「公表しない」宣言が運命を分けた」
http://diamond.jp/articles/-/106719
#きはだまぐろ #はごろもフーズ #めずらしいツナ缶 #気合の入ったツナ缶レビュー #油漬

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はごろもフーズ 和風シーチキンLフレーク(ほんのりしょうゆ味)を食べたレビュー

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はごろもフーズ 和風シーチキン...
“そのまま食べてもお料理しても。相性抜群のしょうゆでほんのり味付けたきはだまぐろのシーチキン。”


  はごろもフーズ 和風シーチキンLフレーク ほんのりしょうゆ味
  きはだまぐろ調理品フレーク・普及品


☆コメント
 数年前から発売している、はごろもの味付け系ツナ缶。比較的安価かつ見かける場所も多い。
 和風とは称しているがタイ産であること、この価格帯で化学調味料なし、内容量が60グラムで若干少ないことが特徴。また、フタをさらに開けやすくした「やさし~る缶」を採用している。缶の内側も白くコーティングされていて、シール接合部を除いて素ブリキに面していない。
 使用するのは2015.11月製造ロット。

  
 シーチキンLフレークを甘じょっぱく煮付けたような感じ。しかし、はごろも煮ほど味が濃いわけではない。
 おにぎりの具にするには物足りなさを感じるが、ごはんにかける・一緒に食べるなら十分すぎる。ただし、グラム数の割に食塩相当量が多い点は注意を要す。

 味付け系ツナ缶の中では薄味で自己主張も少ないので、手軽に使える朝食や夕飯のにぎやかし要因に請け合いだ。

☆各種評価
・グレード ★★☆☆☆ 
・価格   ★★☆☆☆ #110円/個 
・味覚評価 ★★★☆☆ #適度な味
・入手性  ★★★★★ #スーパーのいたるところに
・原産国  タイ

☆スペック
内容量 60g
131kcal/缶 食塩相当量0.8g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、しょうゆ、砂糖、食塩、魚介エキス(原材料の一部に小麦、魚介類を含む)
JAN:4902560000932 製造固有記号VT201W P1
販売者 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ
Tuna canning review No.47

#きはだまぐろ #はごろもフーズ #味付

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ミヤカン ピリ辛ツナを食べたレビュー

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ミヤカン ピリ辛ツナを食べたレ...
"原料には西部太平洋で漁獲された「きはだまぐろ」を使用しており、輪切り唐辛子が入ったツナ缶です。"
  

ミヤカン ピリ辛ツナ
  きはだまぐろ調味液漬フレーク・準高級品


☆コメント
 ミヤカンはSSKの子会社で、土地柄サバ缶のほうが有名な企業だろうか。
宮城・気仙沼の地で操業する気仙沼ほていと同様、震災によって操業停止に追い込まれてしまったが、15年春に再建している。今回入手したのは15年12月製造品。
 品名は調味液漬だが、当ブログでは味付缶として扱う。

☆缶を開けたところ
  
 輪切りになった鷹の爪が目を引く。きはだまぐろはオーソドックスな風味と食感だが、とうがらし由来の辛みが「ツーン」とくる。
しかし、下品な辛さではない。下味と身の味をトマトペーストで整えて、辛みだけが尖らないように上手くいなしている印象。
辛いのが好きな方であれば、一緒に食べるのをおすすめできる。日本酒にも合うだろう。

──

☆アレンジ料理「ピリ辛ツナのお手軽ペペロンチーノ」(2-3人前)

・ゆでたてのパスタ300gに、既製品のペペロンチーノの素2人前(画像はSB・ラ・ベットラ流 ペペロンチーノ)を和えて
・このツナ缶1缶を液汁ごとかける
 以上。
ツナ缶の調味クオリティが高いため、これだけでレストランのような味を楽しむことができる。一人暮らしなら上記の手順で手軽に、家庭料理としての活用ならミヤカン公式のアレンジレシピを用いたい。

 ラインナップのうち、ライトツナやホワイトツナといった一般的な製品よりは、この「ピリ辛ツナ」のほうが比較的たやすく手に入りそう。
SSK関連会社であるモンマルシェの販売店(清水区の本社および静岡駅パルシェ食彩館内のテナント)に並んでいるのを確認した。何気に静岡市内で安定供給される宮城県産ツナ缶としては唯一の存在である。

☆各種評価
・グレード ★★★★☆ #きはだ使用品としては高価
・価格   ★★★☆☆ #193円/個 モンマルシェ・静岡駅パルシェ
・味覚評価 ★★★★☆ #辛いの好きな人に是非
・入手性  ★★☆☆☆ #ミヤカン直売所と自社通販、気仙沼の一部お土産店
・原産国  国産

☆スペック
内容量 75g
175kcal/缶 食塩相当量1.4g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス、とうがらし、トマトペースト、調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物、増粘剤(グァーガム)
JAN 4901688102320 製造所固有記号なし
販売者 SSKセールス株式会社(静岡市清水区築地町11番26号)
製造者 株式会社ミヤカン(宮城県気仙沼市本浜町二丁目102番地1) 製品ページ
Tuna canning review No.40
#きはだまぐろ #めずらしいツナ缶 #モンマルシェ #味付 #宮城勢

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pal*system(パルシステム) ツナフレークを食べたレビュー

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pal*system(パルシス...
“あえる、のせるだけで一品になるすぐれもののツナ缶。”


  pal*system(パルシステム) ツナフレーク
  きはだまぐろ油入り水煮・普及品


☆コメント
 食品の宅配サービス「生協パルシステム」が企画した、原材料の安全性にこだわったツナ缶。
アミノ酸等の化学調味料は使用せず、野菜スープも国産の乾燥野菜から調味されている。油は自社製の圧搾絞り菜種油
 製造はいなば食品。いなばお得意の油入り水煮によって、カロリーも抑えている。

  
 缶を開けたところ。身の大きさは廉価品よりやや大きく、シーチキンLフレークよりは小さい。
 品の良い下味がする。ちゃんと自己主張がありながら、ドレッシングや醤油といった他の調味料とケンカしない。

 価格と味、適した料理のバリエーションのバランスが取れている。高級ツナ缶とは異なり、常備常食に向いたツナ缶といえる。
 ごはんにかけてもよし、サラダにかけてもよし。安価においしくタンパク質をプラスできる。

 (……製品ページに書いてはいないが、この缶の内側はすずの溶出を抑えるエポキシ加工では?
 いなばのライトツナ国産品は普通にブリキブリキしてたし。)

☆似ているツナ缶
かもめ屋 ライトツナ ──こちらも下味に定評あり。原材料の安全性を突き詰めたもう一つの答え。
☆各種評価
・グレード ★★★☆☆
・価格   ★★★☆☆ #確か160円/個 配送料別途 
・味覚評価 ★★★★☆ #下味の奥深さよ
・入手性  ★★☆☆☆ #パルシステム加入者専用
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
158kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 きはだまぐろ、野菜スープ、菜種油(菜種は遺伝子組換えでない)、食塩
JAN:なし 製造固有記号なし
販売者 パルシステム生活協同組合連合会(東京都新宿区大久保2-2-6)
製造者 いなば食品株式会社(静岡県静岡市清水区由比北田114-1) 製品ページ
Tuna canning review No.37
#いなば食品 #きはだまぐろ #スーパーPB #油漬

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