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ツナ缶レビュー zu-mix3.0

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  • Hashtag "#きはだまぐろ" returned 52 results.

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■初めての方は、国産ツナ缶の面白いとこをつまみ食いできる #めずらしいツナ缶 がおすすめです。
ゴースト「ツナ缶にしき」にご用の方は、←からどうぞ。

 おしらせ
 ・zu-mix3.0自家通販でツナ缶解説本を手売りしています。クレカ対応。
 ツナ缶レビューに大ボリュームの解説を交えた「ツナ缶の本 The Unlimited」が人気です。

122缶 サスナ・おりづるフレーク(ライトミート)1箱東京~裾野くらいの金額で買えちゃう国産廉価ツナ缶

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きはだまぐろの白身をほぐした油... きはだまぐろの白身をほぐした油漬けです。一箱2260円と大変お得な缶詰です。

サスナ おりづる印 まぐろ油漬フレーク
(おりづるフレーク(ライトミート))
きはだまぐろ油漬けフレーク・廉価品

 

従業員向けの福利厚生・強


 サスナが2018年夏にローンチしたツナ缶で、おりづるフレーク(ホワイトミート)(No.36)の弟分。20年来付き合ってきたHPを突如リニューアル、それと同時に発売した。ついに阿部寛といい勝負してたHPデザインは缶詰会社から失われる運びとなった。
 2018年春発売の三洋食品プリンスキハダ油漬(No.108)と似たり寄ったりだが、こちらは6円を削る代わりに大豆油と印刷缶を起用した。あっちは白無地・こっちはフルカラー。見た目と値段でアドバンテージを得ている。
 国産ツナ缶で実売90円前半。スペックは調味液を構成する素材が多いくらいで、目立った特徴はない。

 兄貴と同じで相変わらず販路は狭い。自社通販・直売所のみの取り扱いとなる。
 これのためだけに焼津駅から中里まで歩いていくには往復60分と少し骨が折れる。値段のために全てを投げうったのだろうか。2018.6製。
 
 

缶を開けたところ


  
 同価格帯の輸入ツナ缶に比べ、身が大きい。生臭さもない。流通コストを減らした分で中身の味をパワーアップした、という印象。
 加工でん粉が入ってるはずだが、味からそれを想像するのは難しい。シーチキンLフレークと比べても、価格が一回安く、味もあっさりめ。
 
 子供の気持ちになったとして、激安ツナ缶の代わりにこれが毎日出てきたら親を見直すかもしれない。
 サスナらしい硬派さが前面に出た普及品グレードのツナ缶といえる。

(本稿は、2018年12月に発売した同人誌「ツナ缶の薄い本 vol.4」からの再録です。)

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   ★★☆☆☆ 1.8 #94円/缶
・味覚評価 ★★★★☆ 3.9
・入手性  ★☆☆☆☆ 1.0 #自社通販、直売
・原産国  国産

☆スペック


内容量 80g
229kcal/缶 食塩相当量0.8g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、野菜ブロス、食塩/安定剤(加工でん粉)、調味料(アミノ酸等)
JAN:4560253750054 製造固有記号なし
製造者 株式会社サスナ(静岡県焼津市中里824)
Tuna canning review No.122b

☆ツナ缶スーパーリンク!!



(No.108)プリンスキハダ

→お値段で競合していたが、本格発売にあわせて100円前半に値上げして被らなくなった。パッケージや油の違いはあれど、設計思想と味がよく似ている。

(No.129)ミヤカンブルー

→魚以外はよく似ているツナ缶。

(No.58)KOマートのまぐろフレーク

→目隠ししたら食べ分けられる自信がない。

(No.08-6)シーチキンLフレーク

→シーチキンの水先案内記事。魚種は同じだが、おりづるライトのほうが味の解像度が高い印象。
#きはだまぐろ #サスナ #油漬

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190缶 実食、いなば食品 国産ライトツナフレーク 輸入ツナ缶の1レベル上をいくツナ缶

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鮮度管理に優れた日本船で水揚げ... 鮮度管理に優れた日本船で水揚げされたきはだまぐろ原料を使い、すべて国内で加工した、ツナの旨味が感じられるまぐろ油漬です。

いなば ライトツナフレーク [国産品]
(国産ライトツナフレーク)
きはだまぐろ油漬けフレーク・普及品


こんなツナ缶です


おねだん
ちょっと高い(200円前後)
魚の種類
キハダマグロ(ライトミート)
液汁の種類
油漬け(オイル入り)
身のほぐし方
フレーク(身は大きめ)

おすすめの食べ方
普通にツナ缶使う料理に合わせてグレードアップさせたり、そのまま食べてツナの味を追求したり



解説:望まれた高品質ライトミート普及品


 2021年9月新発売のツナ缶。タイ産のツナ缶が多い同社としては珍しく、国産品のライトミート油漬缶。スーパーノンオイル国産品と比肩するようなスペックになっていて、原材料マグロをシングルフローズン(1回解凍=釣ってから一度も解凍されてないマグロを工場で解凍する)、のみ使う、塩味は塩こうじというライトミートの中では豪華なスペックに仕上がっている。
 印字機の書体から推察するに、駒越食品OEMのような気がする。ヨドバシロハコで購入できる。2021.8製造。

☆缶を開けたところ




 良い香りとあらほぐしの身が目に入ってくる。ライトミート高級品に匹敵する身のサイズで、食べると解像度の高い下味が出てくる。
 廉価品のような生臭さもない。ツナがあうような料理に使うと、一通りレベルアップした食事を楽しめるだろう。もちろん本レビューのようにそのまま食べても納得がいく。
 
 生産量と安定した味のために均質化するシーチキン国産群に対し、食べて満足・リピート買いしたくなるような品質でいなばが勝負をしかけたように感じる。

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.5
・価格   ★★★☆☆ 3.5 #203円/個
・味覚評価 ★★★★☆ 3.9 #強い自己主張
・入手性  ★★☆☆☆ 1.9 #ヨドバシロハコ
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
224kcal/缶 食塩相当量0.6g たんぱく質11.6g
原材料 きはだまぐろ(輸入又は国産)、大豆油、野菜スープ、食塩、塩こうじ/調味料(アミノ酸等)、(一部に大豆を含む)
(きはだまぐろの産地は、製造年の前年度の実績値)
JAN:4901133554896 製造固有番号+INB2
製造者 いなば食品株式会社(静岡市清水由比北田114-1) 製品ページ
Tuna canning Review No.190

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.158)いなばライトツナスーパーノンオイル(国産)

→いなばの看板商品。タイ産のスーパーノンオイルより順当においしくなった水煮缶。しょっぱくない。

(No.08-6)シーチキンLフレーク

→値段と中身で競合。シーチキンLフレークは原材料マグロに加工ロイン(海外で精肉にしたやつ)も使っている。細かい違いだが、注目して食べるのも面白い。
#いなば食品 #きはだまぐろ #ヨドバシドットコムで買えるツナ缶 #油漬

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188缶 実食、カルディで売ってた「かけるツナ缶」、大昌貿易行(DCH)まるごとかける旨サラダツナ レモン&ブラックペッパー

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188缶 実食、カルディで売っ... 大昌貿易行(DCH) まるごと...

大昌貿易行(DCH)
まるごとかける 旨サラダツナ
レモン&ブラックペッパー
きはだまぐろ油漬けフレーク・廉価品


こんなツナ缶です


おねだん
激安の一歩手前(3缶321円)
魚の種類
キハダマグロ(ライトミート)
液汁の種類
レモン味のドレッシング
身のほぐし方
細かいほぐし肉

おすすめの食べ方
落ち着いてカットサラダに使おう。そのまま食べるのは鬼門



解説:カルディで見かけた妙なツナ缶


 3缶300円の安い輸入ツナ缶。「まるごとかける」ってことは、ドレッシングツナを現代的な解釈でよみがえらせたものってこと? でいいのかな。タイ製造、スチールふた。よくある輸入廉価品のパッケージ。2021.7製造。
 


 開けたとき独特のにおいがする。液汁はとろみがついててひたひた、身の量は他の輸入ツナ缶(80g)より少ない印象。オリーブオイルの自己主張は皆無だが、副題通りレモンとドレッシングっぽい味がして、サラダにかけるだけと銘打つだけある。百円のカットサラダに混ぜたらおいしいはず。和食やごはんに合わせたり、単体で食べるというユースケースには相性が悪い。
 カロリー低くて水煮よりは味気あるし、サラダとの相性をよく考えて設計してあるのは確か。アスリートがツナ缶選ぶときに味変の選択肢として組み込むのにはベストではないのだろうか。
 
 カルディで売ってなかったら見向きもしなかったと思う。
 
・グレード ★★☆☆☆ 2.0
・価格   ★★☆☆☆ 2.5 #107円/個(3缶321円)
・味覚評価 ★★☆☆☆ 2.4 #味変にどうぞ
・入手性  ★★☆☆☆ 2.0 #カルディで見た
・原産国  タイ

☆スペック
内容量 80g
109kcal/缶 食塩相当量1.49g たんぱく質12.3g
原材料 きはだまぐろ、オリーブ油、レモン果汁、砂糖、胡椒、食塩、野菜エキス、蒸留酢/増粘剤(加工澱粉、グアーガム)、調味料(アミノ酸、核酸)
JAN:4961439073101(3連シュリンク)/49614390077267(単品) 製造固有番号GYB5108 VG29
輸入者 大昌貿易行(東京都港区六本木5-18-2)
Tuna canning Review No.188

■ツナ缶スーパーリンク!!



(No.117)東遠 唐辛子ツナ

→しっかりした味のついたツナ缶といえば。

(No.92)トンナートソース

→目的の限定された、味のついたツナ缶といえば。

(No.87)サスナ・ガーリックツナ

→やっぱ万能型だよね、という結論を教えてくれる。
#きはだまぐろ #味付 #哲学

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187缶 実食、カルディオリジナル・ライトツナフレークまぐろ水煮 おしゃれな見た目に最低限の味の水煮缶

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きはだまぐろのフレークをさっぱ... きはだまぐろのフレークをさっぱりした味付の水煮に仕上げたツナ缶の3缶パックです。 カルディオリジナル ライトツナ...

カルディオリジナル ライトツナフレークまぐろ水煮
きはだまぐろ水煮フレーク・廉価品


こんなツナ缶です


おねだん
激安の一歩手前(3缶321円)
魚の種類
キハダマグロ(ライトミート)
液汁の種類
水煮(塩入り)
身のほぐし方
細かいほぐし肉

おすすめの食べ方
ほかに味の濃い調味料やドレッシングを加える。私はミートソースに混ぜてパスタにした


解説:カルディっぽい見た目のツナ缶


 3缶300円くらいのカルディ専売なツナ缶。フィリピン製造の輸入品だが、輸入卸が宝幸なので一山いくらのノーブランド激安ツナ缶よりは品質に期待できそう。
 シュリンクがカルディ専売のサバ缶などと世界観を揃えてあり、デザイナーの配慮がうかがえる。オンラインストアでも購入可。2021.3製造。
 

☆缶を開けたところ



 廉価品としては普通の身の大きさ。下味は淡泊。水煮なのでパサパサしている。多少の生臭さを感じる。
 値段相応の輸入ツナ水煮という趣き。ミートソースパスタに混ぜてさくっと消費した。そういう使い方の似合うツナ缶だろう。

 CGC水煮にシャレオツ代を足したような。

☆各種評価


・グレード ★★☆☆☆ 2.0
・価格   ★★☆☆☆ 2.2 #107円/個(3缶321円)
・味覚評価 ★★☆☆☆ 1.8 #単品より混ぜ物向き
・入手性  ★★☆☆☆ 2.5 #カルディで見た
・原産国  フィリピン

☆スペック
内容量 70g
51kcal/缶 食塩相当量0.5g たんぱく質11.3g
原材料 きはだまぐろ、野菜エキス、食塩、オニオンパウダー/調味料(アミノ酸)、(一部に大豆を含む)
JAN:4515996926976 製造固有番号LRB1WL GM0721
販売者 株式会社キャメル珈琲(東京都世田谷区代田2-31-8) 製品ページ
輸入者 株式会社宝幸(東京都品川区大崎2-1-1)
Tuna canning Review No.187

☆ツナ缶スーパーリンク!!



(No.67)かもめ屋ライトツナ水煮

→単価が2倍で品質も2倍。

(No.168)グリーンアイ・オリーブオイル

→おねだんで競合。混ぜ物じゃなくてツナの品質にも若干こだわりたい人向け。

(No.104)CGCの水煮

→ほぼ底辺グレードのツナ缶なのに、カルディと味で競合する。ダテに日本で一番売れてる水煮缶してないわね。
#きはだまぐろ #スーパーpb #水煮

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08缶6回目 はごろもフーズ シーチキンLフレーク(70g・国産品・2021)令和最新版の実食

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きはだまぐろを大豆油と独自の調... きはだまぐろを大豆油と独自の調味液で調味したフレークタイプのシーチキン70g缶です。

はごろもフーズ シーチキンLフレーク
70g・国内製造(2021)
きはだまぐろ油漬けフレーク・国産品

【令和最新版】見た目の新しいシーチキン【2021】



※本記事では、国内製造で70gのシーチキンLフレークについて取り上げている。COOPはごろも、インドネシア製のシーチキンNew・セブンプレミアム・SOLIMO・シーチキンLフレーク(N)、パウチタイプのシーチキンSmile Lフレークについては取り上げない。

 ツナ缶の代名詞にして、もっとも知名度が高いツナ缶、シーチキンLフレーク。問答無用で「ツナ缶」の基準になる製品である。
 本ブログで最初に書いたのは2013年11月で、以後ロットを変え媒体を変え何度か取り上げてきたが、2021年に入ってから大がかりなパッケージの刷新が図られたため再び紹介する。




 製品の中身自体は以前から2013年執筆当時と同じ。
 パッケージリニューアルの前に刻印の仕様が変わり、プラス付きの製造所固有記号と、YYYY.MM表記の賞味期限、ロット管理用の記号がついている。年月日の日を廃し、製造日にかかわらず賞味期限を製造月から36ヵ月後の末日に統一している。つまり賞味期限は「3年~3年1ヵ月」の間で変動することになり、最大で1ヵ月伸びて37ヵ月になった。
 これによってサプライチェーンの効率化に寄与し、食品ロスや在庫リスクを軽減する。製造の日付は AX って書いてある部分に社内の符号コードを使うとわかるのだろう。たぶん。2021.1製。


☆缶を開けたところ


 身の細かさや食感、下味は一般的な普及品と変わらず。というか、7年前にシーチキン取り上げた時とほとんど変化がない。
 きわめて知名度の高いツナ缶であり、もちろん使う料理も選ばない。そのままでも、炒め物でも、サラダでも。どう食べてもおいしく頂ける。
 どの料理にも合う代わりに他のツナ缶のように強い個性がなく、好事家からすると物足りないところはある。このシーチキンLフレークで「物足りないな……」と感じ、他のツナ缶に手を出したその時が、沼のフチにふれる最初の一歩となるだろう。

 令和最新版となっても味が変わらないツナ缶。初めて取り上げてから7年半経ったが、未だ3缶298円(税込321円)が特売の標準価格(事実上の実勢価格)なのは変わらず、一缶あたりの実売価格がインフレしている気配を感じない。卵の特売のようなポジションなのだろうか。ときどきスーパーで税込321円を下回るときがあるが、その際は3缶シュリンクのバーコード末尾が「12416」であることを確かめたうえで購入しよう。これと同じツナ缶なのが保証されるので。
 ロット違い(工場や製造日の差異)でも若干味が変わるが、7年前よりかはロット違いでの味の差が小さくなっている。理由はいろいろあるが、一般人が理論上知り得る情報を逸脱しており、本ブログで説明するには重いテーマのため割愛する。"相対的に"製造からの日数違い(新しいシーチキンと熟成を進めたシーチキン)の味の差がわかりやすくなった。
  

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   ★★★☆☆ 3.0 #168円/缶
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.0 #これぞ国産ツナ缶の標準
・入手性  ★★★★★ 5.0 #日本一手に入りやすいツナ缶
・原産国  国産

☆スペック


内容量 70g
206kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス/調味料(アミノ酸等)
JAN:4902560012409(単品) / 4902560012416(3缶シュリンク・SP3) 製造固有記号/AX +G2
 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ
Tuna canning review No.08-6

参考資料



・[PDF]「賞味期限の年月表示化」農林水産省食料産業局 2016.12
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/attach/pdf/161227_3-15.pdf


■「ツナ缶スーパーリンク!!」


「シーチキンLフレーク」と名前の付くツナ缶


(No.120)オイル不使用シーチキンLフレーク

→素材そのままシーチキンLフレーク(水煮)とはまた別の解釈を持つ、油を使わないシーチキンLフレーク。液汁を寒天で固め、栄養を余さず摂れるようにした。他の水煮缶とはまったく異なる食感と風味のため、試食してから料理に使おう。

(No.45)シーチキンNewLフレーク・オリーブオイル

→オリーブオイルのクセが強い。シーチキンSmile・Lフレーク(オリーブオイル)に発展的解消して終売。中身はだいたい同じ。

(No.51)シーチキンLフレーク(OKTロット)

→異物混入騒動(2016)の責を一身に負い、二度と食べられないシーチキンLフレークになった。

(No.08-0)シーチキンLフレーク(2013)

→2013年、このブログで一番最初にシーチキンを取り上げた記事。昔は写真の撮り方も解説のテンションも違った。

シーチキンLフレークとかかわりの深いツナ缶


(No.115)シーチキンマイルド(キャノーラ油)

→シーチキンのあとに「マイルド」と書いてあるのは、間違いなくカツオ。カツオのシーチキンは国産品ながら価格競争性が高く消費者にも人気。使い分けするなら、Lフレークより硬くてしょっぱい、油っぽいので、混ぜ込んでもキャラが立ちやすい点を活用しよう。

(No.170)Lがつかないシーチキンフレーク

→シーチキンのあとに「L」がつかないと、大体ホワイトミート。ビンナガマグロを使ったシーチキンで、Lフレークよりちょっと高いけど身が白くて綺麗。ついでに食感がやわらかい。使い分けするなら、その綺麗な身の色を活かせる料理を考えてみよう。

(No.146)シーチキンファンシー(大きい缶)

→上記シーチキンフレークの身がでかい版。存在感は増すけど値段も増す。

(X20200804)東海軒 シーチキン弁当

→駅弁にメディアミックス広げていたことを知っていましたか。
#きはだまぐろ #はごろもフーズ #油漬

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172缶 生協(COOP)ライトツナフレーク[まぐろ油漬]赤い缶の実食

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大豆油と野菜エキスを使用した調... 大豆油と野菜エキスを使用した調味液で、まろやかな味に仕上げました。そのままはもちろん料理の素材としてもご利用いただけます。

生協(co-op) ライトツナフレーク[まぐろ油漬]
きはだまぐろ油漬けフレーク・普及品

 ※co-opはごろもとは異なる製品です。

生協的にはこれが普通のツナ缶


 全国の生協で販売される普及品レンジのツナ缶。生協という組織・販売店の特性から、他社のPBとはちょっと異なる出自を持っている。
 まぐろ油漬、まぐろ油漬(オイル控えめ)、まぐろ水煮の三種があり、本品はスタンダードな油漬缶。同組合の情報検索サイトである程度原材料のトレーサビリティを確保している。他のスーパーのPBよりは品質重視にしてある印象。
 最近OEM先を増やしつつある由比缶詰所が製造を引き受ける。


 どこの生協にも置いてある。
 トマトペーストなどで液汁の味を調えている。うまみ調味料(アミノ酸)不使用。 由比缶詰所がOEMを引き受ける。2019.3製。

☆缶を開けたところ



価格相応の身の細かさ。スペックのカロリーの低さが示すように、オーソドックスな油控えめの油漬缶という印象。
下味はシーチキンLフレーク程度に効いているため、そのまま食べても十分おいしい。ツナ缶を使った料理全てに普通程度の適正を出してくれる。

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   【N/A】 #もらいもの
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.0 #驚くほど普通
・入手性  ★★★★☆ 4.0 #全国の生協、生協ネットスーパー
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
180kcal/缶 食塩相当量0.6g たんぱく質11.9g
原材料 きはだまぐろ、大豆油(遺伝子組換え不分別)、野菜エキス、食塩、トマトペースト/香辛料抽出物

JAN:4902220313167 製造固有番号なし
販売者 日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区渋谷3-29-8) 製品ページ
製造者 株式会社由比缶詰所(静岡市清水区由比429-1)
Tuna canning Review No.172
#きはだまぐろ #スーパーpb #油漬 #由比缶詰所

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44缶目 三菱食品 Lily きはだまぐろのとろハラス 中価格帯ライトミートの路

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"脂ののった貴重なハラスを貴重... "脂ののった貴重なハラスを貴重なハラスをオリーブオイル(油に占める割合40%)を使って贅沢に漬けました"

三菱食品 Lily きはだまぐろのとろハラス

 2016年、三菱食品が高級品ひしめくスライス缶へ勝負を挑んだ意欲作。スライス缶はどうしも製造コストが高く、どうやっても価格が高止まりしていた。それを大豆油含有のオリーブオイルや海外製造にすることでコストを下げ、高級スライス缶のフォーマットを踏襲しつつ400円を切る実売価格におさめた。
 液汁を含むカロリーが表記されておらず、手元のツナ缶ビッグデータで予想値を示している。メーカーの発表した正確な値ではないため、参考として留意願いたい。少なくとも60g固形124kcalに40gの液汁を加えたらこの程度にはなる。
 
 市内のスーパーではまったく見かけないものの、浦和の大丸フードマーケットで発見できた。ただし現在同名の製品は(たしか)作られておらず、レビューの内容も全て2016年当時のもの。「発売日にはリリースが出るが終売のリリースは出ない」ということによって、過去幾多のツナ缶が終売日不詳のまま消えていった。

☆スペック・各種評価
・グレード ★★★★☆ 4.0
・価格   ★★★★☆ 4.5 #330円/個
・味覚評価 ★★★★★ 4.6 #
・入手性  【EOL】 終売品?
・原産国  タイ

固形量60g /内容量100g
322kcal(固形量)  / 439kcal(液汁含む100g 予想値) 食塩相当量0.7g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、オリーブ油、食塩
JAN:4903310110925 製造所固有記号9BR1T
輸入者 三菱食品株式会社(東京都大田区平和島6-1-1)
Tuna canning review No.44b

 キハダの長く分厚い中とろ肉が整然と並ぶ。とろ肉缶の中で最大級の肉の厚さと長さからくる最大限の満足感が魅力か。塩味は控えめ。肉厚さを活かしたしっかりした食感で、ハートランドやヱビスビールのような棘のないビールとの組み合わせに適している。

 ……本レビューの初稿は2016年10月。四年も経つと、ツナ缶の顔ぶれもけっこう変わっていることに気づくだろう。
 今日から14日間、「ツナ缶レビュー更新14連発」と称し、過去のレビュー再録&加筆修正や書下ろしをおこない、その多様性をささえる・ささえていたツナ缶たちを見ていこうと思う。更新がんばらねば……
#きはだまぐろ #スライス #油漬 #缶つま

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169袋 パルシステム・ツナフレーク油漬(パウチタイプ)の実食

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国産乾燥野菜のスープと菜種油(... 国産乾燥野菜のスープと菜種油(PB)を使用。液切り不要。コクがあるツナフレークです。

pal*system(パルシステム) ツナフレーク油漬(レトルトパウチ)
きはだまぐろ油漬けフレーク・普及品

隠れた高コスパのツナパウチ


 食材の宅配サービス、パルシステム専売のツナパウチ。缶詰タイプは油漬と水煮(塩抜き)の2点を過去に取り上げているが、同社のパウチを取り上げるのは初めて。初めてなので油漬からスタートしよう。
 油漬は缶詰・パウチともやや豪華で、油に菜種油、それもパルシステム自社ブランドの菜種油を採用している。
 
 他社の一般的な油漬製品よりカロリーと食塩相当量が低く、たんぱく質の比率が高い(55gで12.8g≒70g換算16.2g)ことが特長。ついでにいうとうまみ調味料も入ってない。
 これらの仕様から、高齢者・子どもの居る家族というパルシステムの組合員を念頭に入れて設計されたことがわかる。筆者のようなただのツナ缶おたくには無縁の製品に見えるが、その実カロリーとタンパク質の比が良いのは、パソコンに張り付いてチャートを眺める諸兄にも旨味がある。糖分と動物性たんぱく質は頭の回転に役立つとされている。
 缶詰タイプはいなばOEMと明記されていたが、パウチタイプの本品はOEMが明記されていない。2019.3製造。

☆缶を開けたところ



すんなり全量取り出せた。全体的にさっぱりしていて、下味の自己主張が少ない。
直接競合しうるのはSSKツナフレーク(No.137)か。向こうよりシンプルな味になっていて、味の濃い調味料と合わせるならこちらのほうが使いやすいと思う。そのまま食べるならあっち……かなあ。
 油の量はカロリーとしっとり感のトレードオフになりがち。自分の好みを見つけてほしい。

 ツナ袋の形式をとったことによって、さらに可用性が増したパルシステムのツナフレーク。「しっかり」が好きなら缶を、「さっぱり」が好きなら袋のほうが適性だろう。
 トレーサビリティが確立されており、この味でこの値段なら文句ない。やってることと中身の使い勝手を考えたら、実売価格の419円は非常に安いといえる。
 

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.3
・価格   ★★☆☆☆ 2.5 #139円/袋(3連419円)
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.3 #味覚評価とグレードの一致は期待を裏切らないツナの意
・入手性  ★☆☆☆☆ 0.8 #パルシステム限定
・原産国  国産

☆スペック
内容量 55g
88kcal/缶 食塩相当量0.1g たんぱく質12.8g
原材料 きはだまぐろ、菜種油(菜種は遺伝子組換えでない)、野菜スープ、食塩
JAN:4939434022448 製造固有番号PL
販売者 パルシステム生活協同組合連合会(東京都新宿区大久保2-2-6) 製品ページ
Tuna canning Review No.169


■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.37)パルシステム ツナフレーク油漬(缶詰タイプ)

→きょうだいの油入り水煮。こっちは30年前から売ってるらしい。カロリーも控えめで、健康志向のしっかりした軸を持っている。どうしてこっちは油入り水煮で本品は油漬なのか? それはトップ・シークレットというやつだ。

(No.125)パルシステム ツナフレーク水煮塩抜き(缶詰タイプ)

→きょうだいの水煮(食塩不使用)。こっちは10年前から。塩抜き水煮のトレンドをいち早く拾っていた。

(No.137)SSK 液切りしないで使えるツナフレーク油漬

→【薄い本vol.5収録】値段と仕様で直接競合するツナ袋。味のディティールはこっちのほうが優れている。働き盛りを自称するならこっち?
#きはだまぐろ #スーパーpb #ツナ袋ツナパウチ #油漬

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158・159缶 いなば ライトツナスーパーノンオイル タイ産と国産の見分け方&どっちも食ったレビュー

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"きはだまぐろを、自社で煮出し...
"きはだまぐろを、自社で煮出した野菜スープとミネラルウォーターで仕上げたツナ缶です。オイル無添加のヘルシーなツナ缶です。"


いなば ライトツナ スーパーノンオイル
きはだまぐろ水煮フレーク・普及品



いなば ライトツナ スーパーノ...

いなば ライトツナ スーパーノンオイル(タイ製造)
きはだまぐろ水煮フレーク・廉価品




158・159缶 いなば ライ...

油漬のシーチキン、水煮のノンオイル


 戦前からツナ市場を手中におさめていたはごろもと異なり、戦後最も大きく発展しツナ市場に食らいついたのがいなば食品である。1970年代にいち早くキハダの優位性に気づき「ライトミート・ツナ」、略して「ライトツナ」を輩出。その価格競争性の高さと食べきりサイズの3缶シュリンク販売を武器に、シーチキン一強だった国産ツナ缶の勢力図を塗り替えていった。カツオがライトミートでないという誤解を生む程の勢いで。
 そんないなば発展の歴史を語るうえで欠かせないのが、本品ライトツナスーパーノンオイル。言ってしまえば戦前から輸出向けに存在した水煮缶だが、そこにスーパーとつけたことで仰々しく見えて(実際には水煮缶のデファクトスタンダードが市場に存在しなかったから)消費者とスーパーの棚に定着した。

国産品とタイ製造品の見分け方


 ライトツナスーパーノンオイルは3種類の同等品が知られており、
 ・【国産品】ライトツナスーパーノンオイル
 ・【タイ製造】ライトツナスーパーノンオイル
 ・【セブンプレミアム/タイ製造】ライトツナスーパーノンオイル
 と、それぞれ産地や販路が異なっているものの、基本的な味や適性レシピに変わりはない。【国産品】は若干がグレードが高く、【タイ製造】はタイで作って更にコストパフォーマンスを高めた(現状はこちらのほうが消費者によく知られた)製品である。見た目の違いは【タイ製造】のほうが全体的に見た目の圧が高いこと、【国産品】は国産品と書いてあること。
 本ブログでは、たまたま綾瀬のヨーカドーで調達できた【国産品】と、中身や味に大差ないと説明するための比較用に【タイ製造】を用意した。それぞれ2019.11、2013.7製造。タイ製造のほうは過剰熟成だって? 気にしてはいけない。

☆缶を開けたところ




↑国産品↑  ↓タイ産↓


 国産、タイ産ともに下味はしっかりついているが、タイ産は生臭さが目立つ。加熱した料理であっても、味が薄いと気になってしまうレベルの生臭さ。
 国産は「アスリートなので缶だけ食べる」人、タイ産は味の強い調味料(マヨネーズやドレッシング)と合わせる前提で有効活用できると思う。どちらも値段なりの、水煮缶の標準品として十分な味を持つ。

 上には上がいるが、別にこれを毎日食べていても心がすり減ることはない。トップバリュの水煮缶(No.121)よりはずっと良いと私は信じてる。
 

☆各種評価(国産品)


・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   ★★★☆☆ 2.6 #149円/個
・味覚評価 ★★★☆☆ 2.6 
・入手性  ★★★☆☆ 3.1 #ヨーカドーには居る
・原産国  国産

☆スペック(国産品)
内容量 70g
53kcal/缶 食塩相当量0.7g たんぱく質12.5g
原材料 きはだまぐろ、野菜スープ、ナチュラルミネラルウォーター、食塩、帆立貝エキス/調味料(アミノ酸等)、紅藻抽出物
JAN:4901133061509 製造固有番号+INB 2
販売者 いなば食品株式会社(静岡市清水由比北田114-1) 製品ページ
Tuna canning Review No.158

☆各種評価(タイ製造)


・グレード ★★☆☆☆ 2.0
・価格   ★★☆☆☆ 2.1 #99円/個
・味覚評価 ★★☆☆☆ 2.2 #
・入手性  ★★★★★ 4.8 #全国各地のいたるところで
・原産国  タイ

☆スペック(タイ製造)
内容量 80g
55kcal/缶 食塩相当量1.0g たんぱく質13.2g
原材料 きはだまぐろ、ナチュラルミネラルウォーター、食塩、酵母エキス、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)
JAN:4901133080203 製造固有番号YYK T2
販売者 いなば食品株式会社(静岡市清水由比北田114-1)
Tuna canning Review No.159



■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.121)トップバリュの水煮缶

→お値段的にこんなものだろう。一段階下げた感じ。

(No.135)モンマルシェ 水煮ソリッド

→人から貰ったら嬉しいけど、自分で買うには勇気がいる。おねだん比4倍の価値を感じられるかどうか。
#いなば食品 #きはだまぐろ #水煮

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145缶 ポケモン商法の実現・いちまる焼津の綱元(焼津の綱本)マグロ綿実油漬

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松友丸(しょうゆうまる)は(株... 松友丸(しょうゆうまる)は(株)いちまる所属のカツオ・マグロ漁船。松友丸が獲ってきた魚を選別し、国産野菜のスープとまろやかな綿実油で味付けしました。


いちまる 焼津の綱元(焼津の綱本) マグロ荒ほぐし綿実油漬
きはだまぐろ綿実油漬フレーク・高級品

145缶 ポケモン商法の実現・...
 

おみやげツナ缶・焼津編


 焼津を代表する水産加工業・いちまる。シリーズを通した詳しい説明は、先に解説していたカツオ缶(No.107)に譲る
 カンティパスト(2019.7終売)に次いで、昨年「焼津の綱元」ブランドでマグロ・カツオの高級ツナ缶をリリースした。なお、「焼津の綱」「焼津の綱」ふたつの表記がWeb上でみられるが、ツナ缶ブログではパッケージ記載の「焼津の綱」表記を優先する。
 
 焼津のサスナがOEMを引き受ける。スペックもサスナのノウハウが活きたエキス使用となった。
 昭和の輸出全盛期~内販シフト過度期を思わせるスリーブのデザインは花上貴之氏によるもので、上述した製品コンセプトの表現は勿論のこと、ただレトロ感だけに留まらないツナ缶の原点を21世紀のいま剛速球で投げかけた怪作といえよう。

 デビルチルドレンめいて2バージョン発売する形式は、とろつな・しろつな(No.105No.106)とよく似ている。OEMによってバージョン違いを作った点も同じで、お土産狙いなのも同じだ。違うのは価格帯と、焼津の綱元にカツオ原材料で突き詰めたアイツがいることだけだ。
 とろつな・しろつなの例にもれず販路は非常に狭いので、取り扱い店舗は公式ツイッターで確認してほしい……と言いたいところだが、ツイッターアカウントは消えていた。同社カンティパストも7月末で販売終了が決まっておりアーカイブ)、何か不穏な気配を感じる。小売店在庫限りの予感がしたが、19年9月現在はグランドキヨスクにたっぷり積んであるのが確認できた。2018.3製造。
 
 

缶を開けたところ


  
 キハダ使用フレーク缶の中では身が大きい。荒ほぐしという看板に偽りはない。
 綿実油ながらさっぱりした油の感触になっている。下味の自己主張はやや強い。調味料なしでご飯と合わせても十分いける。
 
 贈答品として見劣りしないものの、「贈答品として見劣りしない」程度の個性しか見いだせていない印象を受けた。バージョン違いのカツオ缶がカツオ油漬として強烈な存在感があるだけに、当て馬として作られたのではないかという疑惑がある。
 味は保障しよう。2バージョンセットで渡してマグロ缶で安心感を与えつつカツオ缶の個性を伝えるとか、食べ比べを贈り先に強いるとか、味以上にプレイバリューは高い。
 

 

■参考資料


「こだわりのツナ缶発売 いちまる、自社船で捕った魚使用」日本経済新聞 2018.3
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO28703090Y8A320C1L61000/

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.107)焼津の綱元・カツオ

→カツオ油漬の最高級品。2019年7月現在、これが最高級品なのだ。ビンナガ最高級品は540~5400円くらいするのに、カツオならたった400円で最高級品にタッチできる。だからこそ、これがEOLになった時筆者は心に傷を負うことになるだろう。保全せねば。

(No.105)伊豆川飼料 とろつな

→静岡のツナ缶お土産の座を奪い合った仲。同じスリーブ入りのキハダ缶だが、400円台で品格あるお土産品を目指した本品に対し、とろつなは300円台のカジュアルなお土産品を目指した。中身は駒越食品まぐろ中とろ(No.23)のジェネリックなものの、現代的な再デザインとデザインに敏感な販路を拓くことで一定の成功をおさめている。

(No.106)伊豆川飼料 しろつな

→バージョン商法の仲じゃないか。とろつなしろつなは、たぶんデビルチルドレン。既存IPをベースにして安打を狙ったデビチルに似てる。では焼津の綱元は? ロボットポンコッツだと思う。新規IPで特筆性ある製品を生み出したが、凡打で終わってしまった。さらに、強烈な個性の味(絵)という点がよく似ている。

☆各種評価、スペック



・グレード ★★★★☆ 3.8
・価格   ★★★★★ 4.9 #400円/缶
・味覚評価 ★★★★☆ 3.9
・入手性  ★☆☆☆☆ 0.7 #グランドキヨスク(静岡駅)、しずマル(静岡SA)・牧之原SAなど観光施設に偏在
(1.0を下回るものは、インターネット通販での入手が難しいことを示す)
・原産国  国産

☆スペック
内容量 90g
272kcal/缶 タンパク質16.0g 食塩相当量0.7g
原材料 きはだまぐろ(国産)、綿実油、野菜ブロス、食塩、エキス(昆布、しいたけ)
JAN:4971330101667 製造固有記号アラホグシマグロ
販売者 株式会社いちまる(静岡県焼津市浜当目1-3-23)
製造所 株式会社サスナ(静岡県焼津市中里824)
Tuna canning review No.145
(註:2020年の食品表示法改正にともない、パッケージの一括表記に魚の産地(魚を水揚げした船の船籍)を記すことが義務付けられた)

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私信:
ところで、梅雨前からbloguruで急増してる高単価ワード()ブログどうにかならないんですかね…ランキングがその手のブログで蹂躙されてるの、気にしてるのは私だけなんでしょうか。他の住人がどう思ってるのか興味あります。
#きはだまぐろ #サスナ #綿実油漬

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