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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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“ # ” のついたタイトルはツイッター詩(140文字以内)

ふたつのインナーチャイルド

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三歳まで遡っていた
夢から覚めると
それは半世紀前の記憶に気づく

父は他界して
大人たちが楽しそうに
精霊船を造っていた

小さいわたしは
そのまわりで遊んでいる

「子どもは無邪気なもんだ」

そんな声が聞こえてきた
わたしがとても悲しいことに
気づいてくれない
三歳でもこころは泣いていた

わたしはその時に
「あーちゃんのつらいね」
そう言って抱きしめて欲しかった

今も満たされない
ひとつのインナーチャイルド



小学五年生の頃
私をいじめる男の子がいた

その子は転校生で
なぜか私の悪口を言ったり
持ち物を隠したり捨てたり

どうしてなんだろう
考えてもまったくわからなかった

いじめが辛くて辛くて
毎日が嫌な思いでいっぱい
とても悲しい想い出は
大人になっても
心のどこかを抓っていた

そして先日
男の子がわたしをいじめる
理由がわかった気がした

男の子は母子家庭
わたしも母子家庭
運動が好きだという共通点
お互いが心が寂しく空洞化した日々

そう
ふたりはとっても似ていた

男の子は自分が嫌で
似ているわたしを
いじめていたことに気づく

何十年も引っかかっていた
わたしのふたつ目のインナーチャイルド

知ることができると
すこし雪どけをして心が流れて

#詩

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母が描く仏像

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母が描く仏像
母は仏像ばかり描いている。
#雑記

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詩生活

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インターネットの掲示板等に詩を投稿するようになり、私の詩環境がすこぶる変わった。これは自身を活発すりるカンフル剤となり、なおも詩を書くことが有意義な時間となるわけである。ひとりでない。詩の世界がひとりではなくなったというのは、刺激があり、やり甲斐となり、喜びであったりする。

さてさて、飛び出した世界ならもっともっと高く飛びたくなるのは、自由をもっと味わいたいからなのだろう。それなら詩には似合わないかもしれないが、目標なんてものを掲げても良いのではないか。変化のない詩生活なんて、成長を止める日々のようなもの。

とはいうもの、何をすればよいだろうか。うーん、数字的でなく肩書き的なことではなく、閉鎖的なことではなく……。なら、外に出よう。デジタル的な活動ではなく、足を使い何か出来ないだろうか。芭蕉や山頭火のように放浪しながら歌うというのも、素晴らしいなあ。しかし、まだまだ仕事をしなければ家族も養えないし生活がある。近場にて、お得意の公園や図書館に行き、目に入るものに刺激を受けながら詩を書く。うーん、あまり普段と変わらないかなあ。なら…。「あなたなら、どうする ♫」なんて、歌っていても仕方ない。何か何か、変化はないんか〜い!

山手線のすべての駅に足を運び、そこに纏わる詩を書く鉄ちゃん詩人。この目標なら達成できるかも。県庁所在地をまわり、そこで感じた風を詩にするとか。これは、つまらない。日本地図を広げ、ダーツを放ち当たったところへとダーツの詩旅とか。いや、時間とよさんが……。発想を変えて、同じ場所に出向きそこで同じ景色を見て詩を書き、微妙な詩の変化を楽しみ、百作品を書く。これはきつい目標だ。

やはり、ひとと関わりあっての詩創作がよいのだろう。とりあえず、来週に詩人会の集まりがあるので、そこで刺激されてこよう、そんなところに落ち着き全然、目標は立てれない日曜日である。
#雑記

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カノン

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君がゆく
僕は追いかける

君は軽やかに飛び跳ね
うさぎのように森をゆく
後ろ姿は揺れて
微笑みながら振りむく

僕は嬉しくて
いつまでも
つかまえることが
出来ない振りを
続けているんだ

美しき君に
真昼の星が散りばめられ

君がゆく
僕は追いかける

精霊たちが道を開け

君がゆく
僕は追いかける

#詩

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右曲がり僕

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別れ際

右にずっと曲がってね
私はずっと左に曲がるから

そう君に言われた
たぶん
僕と距離を置きたいんだ

それから僕は言われた通り
右に曲がる人生を送り
君はきっと左に曲がる人生を
送っているのだろう

ふたりは
違う景色を見て歩いた

君のいない人生は
寂しくて
味気なくて
辛くて
苦しくて

でも
そんな日々が教えてくれた

僕は自分の満足のために
君を好きになって
どうしようもない男だったんだ
やっと気づいた

君の幸せを思えることが
好きだということなんだ

よし
きっと君を幸せにしよう
君の笑顔のために生きて行こう

そうだ
世界は広いけど
ずっと僕が右に曲がっていれば
元の場所にもどり
ずっと君が左に曲がっていれば
元の場所にもどるだろう
そして
ふたりは再会するに違いない

僕はそれまで
君を幸せにするため
たくさんの勉強をしながら
こころを豊かにしようと
ずっと右に曲がりながら
人生を送った


……そして五年が経ったある日


いつものように右を曲がっていた
角を通りすぎるところで
柔らかい誰かとぶつかった

大丈夫ですか
お怪我はないでしょうか

僕は慌てて言った

すると

大人になったみたいね

君が微笑んで
目の前にいるのだから
びっくりしてしまった
そして僕は

ずっと君を幸せにするよ

そう伝えたんだ
すると君はこう言ったんだ

一緒に幸せになりましょうね



#詩

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