数押しゃ撮れる

こんな風に使います。
レンズを分解・組立時に使用します。

リングねじを外したりするときに使う工具で幅が自由に調整できます。

これはステンレス製のしっかりしたものでプロ向けです。
こういう道具は安物は駄目です。
ピットの強度が不足したり焼き入れ不足で曲がったりします。

弘法は筆を選びます。

【撮影データ】
Canon PowerShot S95
2012/04/07 17:39:05
SS1/15 F3.5 ISO80
露出補正 +2/3

ボディー側もレンズはリングねじで固定されています。
緩めればレンズを取り出すことができます。

かなり年代が経っているので多少はねじ部が腐食しかけていたのかねじを緩める時は意外と固く力が必要でした。

精密品だけに丁寧に集中して作業を行いました。

バラしたパーツはマス目のトレイへ順番に置いていきます。
組み立てる時はその逆順にすればよいだけですから。

ただレンズは向きがあります。逆に組み立てたら結像せず勿論まともには写らなくなります。

【撮影データ】
Canon PowerShot S95
2012/04/07 17:39:32
SS1/15 F3.5 ISO80
露出補正 0

今までオールドレンズは４本専門業者の方にオーバーホールを依頼しましたが結構高くつきます。

ものは試しとジャンク・レンズで分解を経験しましたがかなり神経を使う仕事です。
何よりレンズ内部に埃は入いらない方が良いのですが入っても少々の埃は写りに影響しません。
また一般家庭内でクリーンルームなどありませんからいくら注意しても少しはやはり埃は混入してしまいます。

そんなことより古いレンズのカビや曇りを除去するだけで写りはかなりクリアーになります。

今回駄目モトで分解清掃にチャレンジしましたが完全に道具やメンテ溶剤などを揃えたわけでは無いので無理な部分もありました。

取り敢えず内部の埃や曇りの除去（カビはありませんでした）は出来ましたが表面に晒されていたマウント側レンズの表面の曇りは除去できず（多分コーティングの劣化）満足できる写りにするまでには至りませんでした。

頑固なレンズ表面の曇りの除去をどうするか今後の研究課題です。

【撮影データ】
Canon PowerShot S95
2012/04/07 18:00:47
SS1/15 F2.0 ISO125
露出補正 +1/3