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読点の打ち方(備忘録)

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読点の打ち方―原則は10パターン


 読点には絶対というような法則がありません。そのため、書き手の感覚に任されている面があり、実際、プロの文章を見ても、読点のやけに多い人から少ない人までさまざまです。とはいうものの、読点をつけるための原則というものはあります。

①接続助詞(ば・から・ので・て・が・のに・けれど・ても・し…など)のあと
 私はダイエットしても、さっぱり体重が減らない。

②独立語(ああ、はい、もしもし、ねえ…など)のあと
 ねえ、いっしょに行ってくれないかしら。

③接続詞(そして、しかし、なお、また、ゆえに、ちなみに、さて…など)のあと
 そして、誰もいなくなった。

④同じ役割の動詞、形容詞、副詞などが並ぶ場合
 明るく、風通しのよい部屋ですよ。
 彼はこぶしを上げ、叫んだ。

⑤時、場合などを表す前置き文のあと(文全体を限定する場合)
 私たちが到着したとき、彼はもういなかった。

⑥主語、述語、修飾語の位置関係が変わった場合
 そのボールを、少年は強く握り締めた。
 参ったよ、彼の頑固さには。

⑦長い主語や、述語との距離がある主語のあと
 中国奥地で育った彼は、本物の海を知らない。
 彼女は、駅前のスーパーの雑貨売り場で働いている。

⑧意味の取り違えを防ぎ、理解を助けるため
 あわてて、逃げる泥棒を追いかけた。

⑨朗読するときの間を意識
 そのとき、お寺の鐘がゴーン、ゴーンと、鳴り響いた。

⑩会話文のかぎカッコの前
 長女は、「私が行くの?」と不機嫌そうに言った。

 以上はあくまで原則であって、規則や法則ではありません。「、」をつける目的は、意味の読み違いを防ぎ、理解を早めるための手助けとすることにあります。特に、⑦~⑨の、「長い主語や、述語との距離がある主語」「理解を助けるため」「朗読をするときの間」においては、主観がかなり入り込みます。

 読点は、きわめて短い文に上の原則を機械的に当てはめると、スピード感がなくなったり、時にはうっとうしく感じられたりもします。自分が読みやすくてわかりやすいと思う文章を参考にして、ほどほどに打ってください。
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