自分にとっては、オールドレンズの最強母艦であるSONY α7IIでこれまた超広角レンズのVoigtlander ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 ASPHERICAL IIの周辺減光が気になっていたのでテストしてみた。 比較としてMINOLTA MD ROKKOR 50mm f:1.4についても同様のテストを行った。 出来るだけ条件を一緒にするためカメラは三脚に固定し絞り優先モードでシャッタースピードとISOはオートにした。 最初の8枚の写真は、標準単焦点のMINOLTA MD ROKKOR 50mm f:1.4の結果であるが開放絞りF1.4から2段絞ったF2.8までは明らかに周辺減光は顕著であるが3段絞ったF4.0からは殆ど周辺減光は気にならないレベルとなる。 しかし、超広角レンズのVoigtlander ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 ASPHERICAL IIは開放から最大絞りのF22まで殆ど周辺減光は変わらない。 広角レンズになるほど光学的関係で周辺減光は強く出るがこれをレンズの味とみるかどうか? 最近のデジタルカメラでは、どの絞りにおいても周辺減光はソフト的に処理され標準設定では分かりません。 Voigtlander ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 ASPHERICAL IIの周辺減光はいつも現像ソフトで目立たないように処理はしているが予想以上にフルサイズボディのSONY α7IIでは構造上オールドレンズの周辺減光には対処しきれていないことが分かった。 テレセントリック性を考慮したレンズなら周辺減光は改善されるがフィルムと違いデジカメのセンサーの撮像面は表面ではなく素子の深部なので撮像子がフルサイズのSONY α7IIでは周辺減光が強く出ても仕方がない。 最近発売されたSONY α7RIIは、撮像素子がフルサイズでありながら裏面照射型で撮像部が浅くテレセントリック性を考慮していないレンズでも周辺減光は少ないと想像できる。 何れ買い換えたいなぁ・・・ 【追記】 Adobeのソフトを使えば最近の各メーカーのレンズの補正情報を持っているので簡単に周辺減光の補正が可能。 一番最後の写真がその修正例。
Posted at 2015-09-07 23:48
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Posted at 2015-09-10 23:09
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