水仙(すいせん)
Jan
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久し振りにオールドレンズを持ち出しました。
くっきり感、シャープ感は、最近のデジタル対応の新しいレンズの方が上だと思います。
しかし、オールドレンズの写りにはどこか柔らかさというかとげとげしさが無い見た感じに近いアナログ的写りに和まされるのです。
世間には、結構オールドレンズを楽しんでいる方は沢山いるようで紹介サイトも沢山あり参考にしています。
フィルム時代から一眼レフは使ってきましたがその頃はマニュアル・フォーカス(MF)なのでまだまだオートフォーカス(AF)には馴染めずつい焦点はMFで行ってしまいます。
オールドレンズを使う場合は、それに対応するボディーはもう殆ど作られていないのでマウントアダプターを使い現在のデジカメに使うことになります。
ところが最近のボディーは、オールドレンズのことなど殆ど無視したスペックですが一部のメーカーからオールドレンズの使用を意識した仕様でカメラが発売されています。
それを最も意識したのが今はもうディスコンとなったRICOH GXR MOUNT A12という機材です。RICOH GXRというカメラのコンセプトには最初全く関心がありませんでした。
しかし、オールドレンズが今のデジカメで使えると知った時からGXRの良さを知りGXRを買ってオールドレンズもオークションで買い漁りました。
しかし、残念なのはRICOH GXRのセンサーサイズはAPS-Cでフルサイズではなくレンズ本来の焦点距離では使えないのです。標準から望遠域はそれでも問題は無く、逆にレンズ本来の焦点距離より1.5倍の焦点距離として使えるところが魅力でした。
でも、広角側は逆に1.5倍焦点距離が延び本来の画角で使うことができません。
そんな中、SONYからフルサイズセンサーでオールドレンズ使用もある程度意識したミラーレス機のα7シリーズが発売され大変関心を持っているのですがフルサイズで使ってみたい超ワイド側では色被りがおこるなどGXRのオールドレンズに対するコンセプトを完全に凌駕できていません。やはり、SONYは自社レンズを売りたいしジレンマがあるんでしょうね。
今のところセンサーサイズがAPS-Cという点を除けばRICOH GXRが最高のオールドレンズの母艦だと思っています。ディスコンになったのでオールドレンズが何時までも使えるよう、在庫のあるうちにと昨年RICOH GXRボディーを買い増ししました。