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翻訳・広告代理店Ru Communications LLC便り

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アメリカの広告表現 その3《デザイン》 デザインと文化

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アメリカによくあるタイプのレシ... アメリカによくあるタイプのレシピブック。写真がなく、文章だけ。
昨日はクリスマスでした。
スタッフド・ラム・ローストを作ろうと引っ張り出したのが、上の写真のアメリカのレシピブック。全40種類ぐらいのレシピが載っていますが、例のごとく写真は1枚もありません。

アメリカ人って偉いなあと感心する瞬間です。
出来上がりの写真も無しで、手順の写真も無しで、きちんと作り上げるのでしょうね。

アメリカに来たときは、「こういう面でアメリカは遅れてる!」と鼻息を荒くしていましたが、アメリカ人に日本の「親切な」印刷物を見せても、一様に「なんでこんなにゴチャゴチャしてるの?」という反応が返ってきました。

そうこうしているうちに私の目にも不思議な現象が起きました。「すっきり放任主義」のアメリカのデザインの中で10年近く暮らした結果、あれほど崇拝していた日本の親切なデザインが、ゴチャゴチャに感じるようになったのです(さすがにレシピは勘弁してほしいですが、、)。

そういえば!色々なことを比較してみると、同じような傾向があります。例えば電車。日本の電車は放送で「次はどこに着きます」など、かなり親切に教えてくれます。しかしアメリカの電車は放送を極限まで抑えて静か。自分自身がしっかりしていないと乗り越しそう!エレベーターもアメリカのエレベーターは「指が挟まれないよう…」などの放送もなく、しーんとしています。

どちらが良いかという話ではありません。

日本人対象の印刷物を作るときは、「分かりやすさファースト」。
アメリカ人対象の場合は、「すっきりファースト」で作る必要があるということです。

私がアメリカ人対象の宣伝物を作るときは、日本の広告業界で鍛えられた経験を生かして、アメリカ人が好むすっきりした美しさを第一にしつつも、日本的な分かりやすさをしっかり取り入れるようにしています。これがなかなかチャレンジングですが、クリエーターとしては腕がなるところなのです。


アメリカでのPRの相談は
ロサンゼルスの広告代理店Ruコミュニケーションズまでどうぞ。
http://www.rucommunications.com/

#ライター #ロサンゼルスの広告代理店 #ロサンゼルスの編集プロダクション

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アメリカの広告表現 その2《デザイン》 日本の感覚をそのまま持ち込んだら失敗

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マスコットキャラクターのあるア... マスコットキャラクターのあるアメリカの商品例
ウェブサイトやパンフレットなどをアメリカ人対象に作る場合はご注意を。好まれるテイストは、日米で全く異なります。

まず日本では「かわいい文化」が発達していて、かわいい、親しみやすいデザイン展開が人気です。それを象徴するのが、日本のゆるキャラ戦略。アメリカに進出した日本企業が「まずはマスコットキャラクターを作ろう」と考えるケースもあります。しかしアメリカでは擬人化キャラクターを使った宣伝は、一般的に「子ども向け」商品にのみ有効です。ご自身の商品がそれに当たるか確認してみてください。

上の写真のアメリカの商品には右にマスコットキャラクターのKC君が入っています。

日本の場合は大人向けでも十分大丈夫ですが、アメリカではパッと見た瞬間に「ああ、子ども向けなんだな」と理解されます。

少し話はずれますが、両国で人気のアイドルを見ても趣向の違いは歴然としています。日本で人気なのは、AKBなどのかわいい系(アメリカ人でも好きな人はいますが、ごくごく一部です)。一方でアメリカではティーンのアイドルもセクシーで大人っぽいのです。

アメリカで大人向け商品の宣伝戦略を練るときは、日本の「かわいい戦略」を持ち込まず、「大人の洗練」や「クール」路線を狙ってください。

ロサンゼルスの広告代理店・編集プロダクション「Ruコミュニケーションズ」のウェブサイトもご参照ください。http://www.rucommunications.com/
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アメリカの広告表現 その1《ウェブデザイン》 “絵本化”が進むアメリカのウェブサイト

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明治乳業のウェブサイト htt... 明治乳業のウェブサイト http://www.meiji.co.jp/ アメリカの乳製品大手企業、Da... アメリカの乳製品大手企業、DairyPureのウェブサイト https://www.dairypure.com/ Crustaceanのウェブサ... Crustaceanのウェブサイト http://www.houseofan.com/crustaceanbh/
アメリカの商業ウェブサイトの”絵本化”が進んでいます。情報を小さな携帯やタブレットで見る人口が爆発的に増えた結果、文字を極限まで減らし”徹底的に写真で語る”デザインが日本に先駆けて主流となっているのです。

日本で大量の文字を掲載していたウェブサイトも、アメリカに進出して新たにサイトを作る場合は”ピクチャーファースト”のコンセプトを検討していく必要があります。

例えば一番上の写真の明治乳業のウェブサイト。
楽しそうですし情報がたっぷり詰まっている感じがして、私たち日本人にはしっくりきます。

対して、上から2番目はアメリカの乳製品メーカー「DairyPure」のトウェブサイトです。画面の左右いっぱいいっぱいに写真を大きく取り込むのは、アメリカのウェブサイトデザインでは言うまでもなく定番ですが(日本でも取り入れられてきています)、全てのページにおいてピクチャーファーストの構成となっています。実際にクリック↓してみると、目の前に広がる写真の世界をもっと体験できます。

上から3枚目の写真は来週、友人たちと集まることになったビバリーヒルズのレストランのウェブサイトです。写真にたっぷりと語らせて世界観を伝えています。実際にクリックしてみてください。シンプルですがとてもきれいですよ。弊社がプロデュースするウェブサイトとほぼ同じタイプです。

日本でさまざまな商業デザインをディレクションをするとき、「目で魅せる」、「しかも一瞬で」、というコンセプトをとても大切にしてきましたが、アメリカでは「その10倍」ぐらい目にこだわらなければならないと感じています。

最近では、日本にある会社やお店からもアメリカ式のデザインに関するお問い合わせが増えてきました。日本よりも10年進んでいるというアメリカのウェブデザインをあえて取り入れることで、トレンドをリードするという戦略です。

Ru Communications LLCのお問い合わせ先 http://www.rucommunications.com/
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はじめまして

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美しいロサンゼルスは今日も日が... 美しいロサンゼルスは今日も日が暮れていきます。
はじめまして。
ロサンゼルス在住のライターの猪股るーです。
現在、広告代理店「Ruコミュニケーションズ」にて、編集・執筆の他、アメリカに進出されている日系企業さまの宣伝のお手伝いなどをさせていただいています。

このブログでは、アメリカでビジネスを始められる方々にとって有益な情報や、個人的な思いなどを記していきます。

これからどうぞよろしくお願いします!

お申込み・お問い合わせはこちらまで。
http://www.rucommunications.com/



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