仕事の質なんて詰まるところ、
担当者次第なのだけど。
担当者が代わることで、
いとも簡単に質が揺らいでしまうのであれば、
それはもはや、担当個人の問題ではなく、
組織の問題だと思う。
そして、質を担保するものが、
担当個人の尋常ならざる知識や経験、
能力や努力なのであれば、
それを全員に押し付けるのは違うと思う。
何らかのミスや遅れが
担当個人の怠惰や不注意によるものだとしても、
「ミスの無いように気を付けましょう!」なんて精神論や、
戒告だの減給だのといった懲罰が功を奏するのであれば、
そんなミスや遅れはそもそも起きないか、
起きても大ごとに発展したり、
繰り返されたりすることはないと思う。
いかにミスや遅れを減らすか、
担当個人の努力や創意工夫、
担当同士のノウハウの共有も大事だけれど。
それとは別に、組織として、
いかにチェック機能を働かせるかも大事だと思う。
上司がいとも簡単に、「工夫すればいいでしょ」、
「こうして整理すればいいでしょ」って口にするだけでは、
組織としてのチェック機能は働かない。
全ての責任を担当個人に還元するのはおかしい。
かといえ、上司が常にきめ細やかに
目を光らせていなければいけない状況もおかしい。
システムの問題であり、スキームの問題であり、
構造の問題であると思う。
決して、「個人の問題」ではない。
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