Twitterで「いかにその物語を凝縮した言葉を持ってくるかが、
言葉選びの難関であり、楽しみであり」と書かれている方がいて、
激しく共感した。
タイトルってある意味「象徴」だと思ってるから、
「〇〇が××して〜しました」ってのはちょっと興醒めしてしまう。
タイトルで内容わかっちゃうから、
むしろ読まなくていいやって思っちゃう。
個人的には、長いタイトルというよりも、
説明しすぎなタイトルが苦手なんだと思う。
長くても、余韻だったり想像の余地だったりがあるものは好き。
たぶん、「主語+述語」が苦手なのではなく、
「主語+修飾語or 副詞+述語」とか、
「主語+述語+接続語+述語」とかが苦手なのだと思う。
目的語までしっかり揃えられたらもう無理。
そこは想像の余地残そうよっていう。
長くても余地や余韻があるものは好き。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」とか、
「あの日」っていつ?結局、その花はいったい何なの?
なんで僕たちはまだ知らないの?っていう、余地があるじゃない。
「吾輩は猫である」だって、
なんで猫が吾輩名乗っているのか、興味を惹かれるし。
一見、文構造を網羅しているように見えても、
そこに「余白」があれば好きなのかもしれない。
「あの花」、改めて見たら、
実は目的語までちゃんと揃えてた(笑)
でも、抽象的だから惹かれるんだろうなぁ。
倒置法も利いてるし。
「超平和バスターズだった僕たちは、
小学生の時に見たあの美しい花の名前を
高校生になった今もまだ知らない」とかだったら、
萎えてた気がする(笑)
あと、本でも歌でも、
意外な組み合わせの言葉は昔から好き。
「獣の奏者」とか「鹿の王」とか「夏の罪」とか
「ガラスの仮面」とか「ネオンテトラの麻疹たち」とか、
「ロミオとシンデレラ」とか、「鋼の雪」とか。
「ロミオとシンデレラ」はこっちにも含まれるけど、
何かをもじるのも好き。
「この音とまれ」や「素敵な選TAXI」とか。
タイトルからずれるけど、
物語のモチーフに童話が入るのも好き。
「天使な小生意気」は原作が好き。
同じキスでも、ヒロインが白雪姫や眠り姫より
カエルの王子様を意識してるのがツボ。
「氷点」や「半落ち」等、
潔く名詞バン!の名作も多いなぁ。
特に実写化やアニメ化されてるのは
個性的な名詞が多いイメージ。
「既存の名詞+固有名詞」や
「造語+固有名詞」も多い気がする。
「犬夜叉」、「ハコヅメ!」、
「名探偵コナン」に「るろうに剣心」とか。
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