この曲を聴きながら自分と向き合う作業をしている。 私が欲しかったのはモラトリアムではなくて、 ただ純粋に、自分と向き合う時間。 外の世界を知る余裕。 溺れそうになりながら、必死にもがくんじゃなくて、 水を吞みながら沈んでいくんじゃなくて、 ただぷかぷかと浮かびながら、 自分が進む方向を探りたかった。 空の青さや水の透明度を感じたかった。 風や波や鳥のさえずりを感じたかった。 遅ればせながらも、 ようやく少しだけ向き合う時間を持てた。 Hana Fujii Kaze