BMWのセールス氏は、クルマの話が始まれば、小一時間は会話が続く程の友人のような存在だ。 今回も日本には珍しい、M3セダンを提案してくれた。 モデルチェンジを控えたNA最後のMである。 クルマの良さも、彼の気持ちも痛い程に分かる。 また、カンパニーオーナーの足として相応しいクルマであり、周囲の賛成も得られやすい。 しかし、煮え切らない僕が、涙を流しながら「うん」と言えずに立ち尽くしている。 最もエレガントで高性能な足車M6を降りてから、僕は新しいクルマのステアリングを握る度に文句ばかり言っていた。 そんな僕には、もう2度と会いたくはない。 妥協できないものを妥協したり、我慢できないものを我慢することは、自分自身を否定することだ。 今日も人生の1ページ。 人生が永遠に続くこともない。 誰かにどう見られるか、どう評価されるかを恐れて生きるよりも、 毎日毎日、自分の信じた選択を繰り返す事が素直な生き方ではないだろうか? だから、明日も頑張れる。 今はなにか違うステアリングが握りたい。 そして、新しいM3が出現した時、僕はまたBMWの世話になるかもしれない。 四日市:NINNEにて http://ninne.jp/
Posted at 2011-06-19 02:37
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Posted at 2011-06-19 13:16
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