この2か月間、ホンダカーズ尼崎の辰野社長より借り受けていたCR-Z。 ハイブリッドのスポーツカーと言う、日本車には未踏の領域に足を踏み入れた勇気ある車種だ。 僕が車を利用するときに、乗車する人数はせいぜい1名か2名。 年に数回3~4名のスペースを必要とする。 それを考えると、高級な大型セダンは必要ない。 そう考えたときに、CR-Zはかなり魅力的だ。 今回、長期テストの機会をいただいたグレードはαと呼ばれるもの。 オプションに、通信機能を有するインターナビ等が装着されている。 エクステリアは、一言でいうとハンサム。 いわゆるエコカーでありながら、善人ぶっていない。 フェンダーとタイヤの隙間にグーが入ってしまうのがいただけないが、これは無限などから販売しているサスペンションパーツで対応が可能だ。 エクステリアは、ほぼいじる必要性もなさそうだ。 インテリアは、簡素な造りでとりわけどうという事はないが、国産車らしく収納場所が豊富である。 後部座席は、人間が乗る空間が用意されているわけではないが、緊急時に短距離の走行であれば、違法性はなく4人の乗車が可能だ。 また、後部座席の背もたれを倒すと、そこにはかなり広い荷室が出現する。はっきり言ってかなり便利だ。 ナビのデータが常に最新化されるインターナビも必需品。 個人的には、オプションの本革シートをセレクトしたい。 走行性能は、一般的なエコカー+α程度。 テストコースでの最高速は、メーター読み190km/h(リミッター作動)である。また、170km/hまでは実用域として使用可能な加速がある。 エンジンパワーとモーターのパワーの併用で、性能はまずますと言ったところ。 足回りのセッティングも、スポーツカーらしさはなく一般的なものだ。 しかし、ホイールベースが短いため、動きは俊敏だ。 実はCR-Zは攻めるとオーバーステアが出るクルマである。 それを電子デバイスが巧みに消し去っている。 基本アンダーステアの車が多い中、コントロールが面白いクルマだ。 純正のハイグリップタイヤも効いている。 さらに、長距離の走行もストレスを感じない。 その気になれば、一般車両をパスし続ける性能を持つ。 エンジンサウンドは、残念ながらホンダのスポーツカーのそれではない。 ここはもう少し、改良の欲しいところ。 総じて、燃費が良く、カッコよく、楽しいマシン。 ZAKI仕様として、サスペンションの交換と、吸排気系の交換をすれば、数少ない足車合格車両が完成する。 画像は借り受けている車両と同一のカラーで、車高を3センチダウンさせ、軽量ホイールを装着したイメージ。 エンジンサウンドをホンダスポーツカーらしく仕上げることができれば、これだけで満足できる足車となることは間違いない。 少なくとも、前回大金を投じたBMW535iツーリングより面白い。 これ欲しいなぁ。
Posted at 2011-07-26 21:58
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Posted at 2011-07-28 00:05
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Posted at 2011-07-27 08:27
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Posted at 2011-07-28 00:13
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Posted at 2011-07-27 20:03
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