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posted 2013-03-03 02:37
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
文庫本にして190ページ程の小説ですが、非常に重たい内容の一冊でした。 施設で育った<僕>は施設長の教えを心に刻みながら、高校を卒業後刑務官として働いています。 施設で一緒だった<恵子>と関係を持ち、同級生が高校卒まじかに自殺してしまう心の傷を背負い、また実在するか分からない「弟」のことに関して心を...
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posted 2013-03-01 23:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
2013年1月17日からTBS『木曜ドラマ9』で放送されている、ドラマ化原作の2冊目です。 著者は立教大学社会部卒業後、旅行会社に6年勤務したあと、突然周囲に無断で失踪し、3年間ほどホームレス生活を経験しています。 <あぽやん>というのは、あぽ(APO)=「空港(Airport)」の略語から派生した...
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posted 2013-03-01 07:18
ギター余話
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Toshiaki Nomura
昨日は春一番が吹き荒れました。 花粉も一緒に吹き荒れました。 これから約一ヶ月、 鼻炎薬片手に頑張らなければなりません・・・。 黄砂とpm2.5も一緒に飛来してくるようです。 ほとんど覚悟を決める状況です・・・。 「将棋名人血風録」を、 興味深く読み終えました。 あっという間に読めてしまう感じですが...
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posted 2013-02-28 00:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
来月3月8日(金)から日本で公開されます映画『野蛮なやつら/SAVAGES』の原作本で、監督は<オリバー・ストーン>です。 親友同士の<ベン>と<チョン>は、カリフォルニアのラグナ・ビーチを拠点に大麻栽培で大成功を収め、幼馴染の<オフィーリア>となかのいい三角関係で結ばれています。 そんな折、主人の...
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posted 2013-02-26 00:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
副題に<負け弁・深町代言>とありますように、弁護士を主人公に据えた法廷ミステリーです。 テレビでも人権派として有名な弁護士<深町代言>(38歳)は、自分の担当したある刑事事件をきっかけに東京を去り、司法修習生時代にお世話になった三重県伊勢市の弁護士事務所に腰を落ち着けます。 志は高いが裁判ではなかな...
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posted 2013-02-24 02:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
第12回(2009年)日本ミステリー文学大賞新人賞を、受賞した作品です。 神奈川県警機動捜査隊の女性刑事<クロハユウ>を主人公とする、警察小説ですが、また新しいヒロインの登場を予感させる作品でした。 港湾地区の埋め立て地に置かれた冷凍コンテナの中から、14人の男女の凍死体が発見され、睡眠薬を飲んだう...
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posted 2013-02-22 00:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公の<塚崎多聞>は 『月の裏側』 (200年3月刊行)以来の再登場で、5話の短篇からなる構成が組まれています。 小説をあまり分類するのは好みませんが、「ミステリー」の範疇なのですが、なんとも不思議な世界が広がる物語が展開しています。 <トラベル・ミステリー>との言葉が出てきますが、特定された地名...
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posted 2013-02-19 03:57
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
一般人(カタギ)としては馴染みのない世界ですが、高倉健や鶴田浩二などが主演した任侠映画やヤクザ映画などの影響で、暴力団を見る目に国民的感情として甘さがあるのは拒めませんが、やはり撲滅させるべき団体には違いありません。 著者は暴力団などを取り締まる窓口となる第四課などが無くなると、警察も困るとの皮肉を...
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posted 2013-02-18 02:50
Slow Life & Trips
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wahootaste
よく相方と議論をします。 たまたま垣間見た、USAのごく一般の家庭を訪れ、フランクに家中を案内する それが、突然であってもワザワザ片付けたり、慌てたりせず堂々と家の中を 紹介してくれます これって、日常的にシンプルな生活観と片付けの上手さが備わっているから ではないでしょうか 初めての訪問者にも、冷...
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posted 2013-02-17 07:01
ギター余話
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Toshiaki Nomura
言わずと知れた2007年度の芥川賞作家の作品だ。 芥川賞受賞の前の2005年に文藝賞を受賞したデビュー作。 タイトルの語感から受けるロマンチックな部分は全くない。 大学中退の20歳の女の子と年上の喫茶店の女主人との話だ。 中退する女の子の心情というのは、 いつの時代も大体共通したものがある。 感受性...