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posted 2017-05-13 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
第一作目の 『ルーキー』 で登場した千代田署勤務の新米刑事<一之瀬拓真>は、巡査長試験に受かり、本庁の捜査一課に移動して一年が過ぎ、後輩の<春山>とコンビを組んでいます。 また長年の恋人<深雪>とも結婚しましたが、彼女が1年間のドイツ留学のため、新婚でありながら、別居生活状態です。 新橋で発声した強...
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posted 2017-05-05 05:25
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ファルコン
<笹本稜平>といえば、骨太の山岳小説がたのしめますが、『越境捜査』 シリーズをはじめ 『駐在刑事』 シリーズの刑事物も面白く目が離せない作家の一人です。 警視庁捜査一課といえば、ノンキャリアの警察官の誰もが憧れる地位です。しかし、<葛木邦彦>は日々殺人事件を追いかけたあげく妻の死に目にあえなかった悔...
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posted 2017-04-29 05:04
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ファルコン
タイトルからでは、本書の内容は把握するのは難しいですが、<松尾芭蕉>の晩年を描いています。 <芭蕉>は、郷里の伊賀上野でもなく、江戸でもなく、近江の義仲寺に祀られているのかがよくわかる内容でした。 その義仲寺境内で、一人の尼<智(智月)>に声を掛けた旅の途中の芭蕉は、年上の<智>に恋心を抱きます。 ...
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posted 2017-04-19 05:34
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ファルコン
安東能明には、新潮文庫にて 『撃てない警官』 に始まる元エリート<柴崎令司>を主人公とするシリーズがありますが、これは警察組織の中で復讐と再起を図っていく物語です。 東大法学部を卒業してキャリアとして入庁した新人刑事<野上>は新宿署に配属されます。日本最大のマンモス署にして夜間犯罪発生率が日本一の新...
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posted 2017-04-15 05:04
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ファルコン
『親子の肖像』 で始まる<アナザーフェイス>シリーズも本書で第8作目になりました。 主人公は、元捜査一課で活躍していた<大友鉄>警部補ですが、シングルファーザーとして一人息子<優斗>(彼も本書では、中学2年生になっています)のために残業の無い総務課に移っていますが、高い捜査能力を買われ、各課のお手伝...
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posted 2017-04-11 05:31
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ファルコン
日本では、1994年3月に第1作の『警視の休暇』で始まった<キンケイド警視>シリーズですが、最新刊(2017年2月刊行)の本書が最新刊の第14作目になります。 カヌーでオリンピック出場を目指しテムズ川で練習していた<レベッカ>が、水死体で発見されます。彼女は、ロンドン警視庁の女性警察官ということで、...
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posted 2017-03-30 05:33
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<警視庁人事一課観察係>シリーズとして、第1作目の 『ヒトイチ』 に次ぐ第2作目です。 主人公は、人事一課、通称「ヒトイチ」のエリート監察係長<榎本博史>です。 第一作目と同様に中篇3篇が収録されています。殺人事件を追うミステリーではありませんが、警視庁という大組織のキャリア官僚を中心とする階級社会...
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posted 2017-03-26 05:32
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ファルコン
著者には、警視庁勤務の経歴を生かした著作が多く、公安部の <青山望>、諜報課の <榊冴子>、人事一課の <榎本博史> 世田谷駐在刑事 <小林健> といった個性ある主人公たちを産みだしてきていますが、本書でも<廣瀬知剛>という元公安部警部が活躍します。 福岡から東京への飛行機の中で、元内閣官房長官<新...
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posted 2017-03-23 05:32
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ファルコン
著者の作品は、『完全黙秘』 で始まる<警視庁公安部 青山望>シリーズを9作目の最新刊 『国家簒奪』 まで読み進めていますが、今回新しいシリーズ物として<警視庁人事一課観察係>を手にしてみました。「人事一課」の通称をタイトルにした本書『ヒトイチ』は、シリーズ第一作目に当たります。 本書には、3篇が収め...
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posted 2017-03-18 05:31
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ファルコン
<警視キンケイド>シリーズも、前作 『警視の偽装』 に次いで、本書で第13作目になります。 3歳の娘<シャーロット>を花屋の主人に預けたまま、テキスタイル・アーティストの<サンドラ>が失踪して3ヶ月、こんどは、その夫<ナツ>がベビーシッタに<シャーロット>をあずけたまま姿を消してしまいます。<ナツ>...