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posted 2017-05-25 05:35
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本<隠蔽捜査>シリーズの主人公<竜崎伸也>は、第1作目の 『隠蔽捜査』 では警察庁長官官房総務課課長。階級は警視長。第2作目の 『果断』 からは警視庁大森警察署署長へ異動後も降級せず警視長。私利私欲とは無縁で、国家公務員としてあるべき姿を、そして、原理原則に忠実な官僚。周囲からは「組織の犬」「...
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posted 2017-05-18 05:35
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ファルコン
<隠蔽捜査シリーズ>として、第1作目の 『隠蔽捜査』 にはじまり、前作 『転迷』 に次ぐ6作目が本書です。 衆議院銀の<牛丸>が、行方不明との連絡が、<伊丹>刑事部長から連絡を受けた大森署長の<竜崎>は、空港から事務所への通り道となる大森管内ということもあり厳戒態勢を引きますが、議員の運転手の他殺死...
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posted 2017-05-13 17:35
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ファルコン
昨日土曜日、18:15から<NHK土用時代ドラマ>として『みおつくし料理帖』がスタートしています。 <高田郁>の原作で、ハルキ文庫から 『八朔の雪』(2009年5月)から始まり 『天の梯』(2014年8月)まで全10巻の物語のドラマ化です。 大坂で発生した大水害で孤児となった少女<澪>が、料理の腕だ...
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posted 2017-05-13 05:31
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第一作目の 『ルーキー』 で登場した千代田署勤務の新米刑事<一之瀬拓真>は、巡査長試験に受かり、本庁の捜査一課に移動して一年が過ぎ、後輩の<春山>とコンビを組んでいます。 また長年の恋人<深雪>とも結婚しましたが、彼女が1年間のドイツ留学のため、新婚でありながら、別居生活状態です。 新橋で発声した強...
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posted 2017-05-05 05:25
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<笹本稜平>といえば、骨太の山岳小説がたのしめますが、『越境捜査』 シリーズをはじめ 『駐在刑事』 シリーズの刑事物も面白く目が離せない作家の一人です。 警視庁捜査一課といえば、ノンキャリアの警察官の誰もが憧れる地位です。しかし、<葛木邦彦>は日々殺人事件を追いかけたあげく妻の死に目にあえなかった悔...
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posted 2017-04-29 05:04
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タイトルからでは、本書の内容は把握するのは難しいですが、<松尾芭蕉>の晩年を描いています。 <芭蕉>は、郷里の伊賀上野でもなく、江戸でもなく、近江の義仲寺に祀られているのかがよくわかる内容でした。 その義仲寺境内で、一人の尼<智(智月)>に声を掛けた旅の途中の芭蕉は、年上の<智>に恋心を抱きます。 ...
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posted 2017-04-19 05:34
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安東能明には、新潮文庫にて 『撃てない警官』 に始まる元エリート<柴崎令司>を主人公とするシリーズがありますが、これは警察組織の中で復讐と再起を図っていく物語です。 東大法学部を卒業してキャリアとして入庁した新人刑事<野上>は新宿署に配属されます。日本最大のマンモス署にして夜間犯罪発生率が日本一の新...
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posted 2017-04-15 05:04
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『親子の肖像』 で始まる<アナザーフェイス>シリーズも本書で第8作目になりました。 主人公は、元捜査一課で活躍していた<大友鉄>警部補ですが、シングルファーザーとして一人息子<優斗>(彼も本書では、中学2年生になっています)のために残業の無い総務課に移っていますが、高い捜査能力を買われ、各課のお手伝...
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posted 2017-04-11 05:31
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日本では、1994年3月に第1作の『警視の休暇』で始まった<キンケイド警視>シリーズですが、最新刊(2017年2月刊行)の本書が最新刊の第14作目になります。 カヌーでオリンピック出場を目指しテムズ川で練習していた<レベッカ>が、水死体で発見されます。彼女は、ロンドン警視庁の女性警察官ということで、...
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posted 2017-03-30 05:33
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<警視庁人事一課観察係>シリーズとして、第1作目の 『ヒトイチ』 に次ぐ第2作目です。 主人公は、人事一課、通称「ヒトイチ」のエリート監察係長<榎本博史>です。 第一作目と同様に中篇3篇が収録されています。殺人事件を追うミステリーではありませんが、警視庁という大組織のキャリア官僚を中心とする階級社会...