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posted 2017-08-19 05:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
警察組織を牛耳る裏組織の<神>と呼ばれる存在にあと一歩まで迫った場面で終わった 『クラン Ⅳ』 から。待ちに待った続編が7月25日に刊行されています。 裏組織根絶の為立ち上がったメンバー<クラン>ですが、渋谷スクランブル交差点で予定されていた<神>のテロを未然に終らせたことで、<クラン>の存在が相手...
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posted 2017-08-14 05:31
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ファルコン
関ヶ原の戦いから100年。太平の世の東北の寒村の山村に隣り合う二藩があり、片方の村に怪物は突然現れ、村人を殺し村を焼き尽くした。 <朱音(あかね)>の住む村に、怪物に襲われて傷だらけになった少年<蓑吉>が逃げてきます。迫りくる怪物の恐怖。<朱音>は、浪人<榊田宗栄>、絵師<菊地圓秀>とともに、村を守...
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posted 2017-08-04 05:38
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ファルコン
小学校一年生の時、<結衣子>は二歳年上の姉<万祐子>と神社の境内で秘密基地づくりをしていましたが、先に姉は家に帰ったのですが、自分が帰宅した時には、姉は帰宅していませんでした。必死に捜索するも少し離れたスーパーで<万祐子>の麦わら帽子が届けられていただけです。変質者が疑われるなか、母親はスーパーのは...
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posted 2017-07-27 05:37
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ファルコン
前回読んだ著者の 『ケモノの城』 があまりにもグロテクスで衝撃的な内容だっただけに、WOWOWで8月12日(土)より連続ドラマ化されるという本書で、口直しができるかなと読んでみました。 雑多な住人が共同生活をする「シェアーハウス」を舞台としています。色々な性格の登場人物たちを描けるということで、『新...
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posted 2017-07-26 00:37
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時間にはルーズ、書類の片づけはできない、口は悪くゲヒンナコウドウトツマラナイジョークと荒唐無稽な性格の主人公<フロスト警部>を主人公とするシリーズも今回の『フロスト始末(上)(下)』で最終巻となります。 著者<R.D.ウィングフィールド(1928年6月6日~2007年7月31日)が既に亡くなっていま...
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posted 2017-07-22 05:32
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最近は、著者の作品としては警視庁を舞台とする <隠蔽捜査>シリーズ を読み続けていますが、本書の舞台は函館にある有名男子進学高です。1971年、「僕」は寮に入り、新しい友人たちとの高校生活を始めます。 著者<今野>自身が1971年函館にある「ラサール高校」に入学していますので、半自伝的な青春へのノス...
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posted 2017-07-17 05:37
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ファルコン
東京墨田区、荒川と隅田川に挟まれたY町の水路には、江戸時代に象が船で運ばれたという話しが伝わっています。その水路がある下町に73歳の元銀行員の<政>こと<有田国政>と、同い年の幼馴染であるつまみ簪職人の<源>こと<堀源二郎>、その弟子20歳の<吉岡徹平>と年上の彼女<マミ>たちを主な登場人物として連...
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posted 2017-07-13 03:33
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ファルコン
ミステリーは好きな分野で、警察を舞台にした「捜査モノ」は好んで読んでいますが、「医学」関連のミステリーも目が離せない分野です。 著者の<仙川環>もその一人で、『潜伏』・『治験』・『人体工場』と、読んできています。 本書は、国内二例目の「赤ちゃんポスト」ができるという取材で動いていた大日新聞北埼玉支局...
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posted 2017-07-09 05:29
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元銀行員の著者らしく、銀行を舞台としており、(新潮文庫)としては、『激情次長』 に次ぐ作品です。 金融庁長官の特命を受けて、ベンチャー銀行の<JIB>の業務を調査している<伊地知>ですが、銀行内部の不正情報を徴収していた専務の<国仲>が突然消えてしまいます。 野望実現にまい進する<JIB>の会長<坂...
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posted 2017-07-05 05:35
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ファルコン
歌舞伎の世界では、「成田屋」のお家芸「にらみ」をタイトルトする<新・古着屋総兵衛>シリーズも 『虎の尾を踏む』 に次ぎ本書で第14巻目です。 6回目の「古着大市」の開催を目前に、大黒屋に「古着大市」を取りやめないと客を殺戮するとの脅迫状が届きます。 裏の貌の影<九条文女>との密談の帰り、総兵衛一行は...