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posted 2016-03-03 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
大学時代から11年、それぞれ職業は違いますが、33歳になった今でも友人として仲の良い、冴えない3人組を主人公とした、奮闘物語です。 ほぼ同時期に失恋した彼らは、大学時代の憧れの先輩<河島美砂子>が経営する高級エステサロン「サロン・ド・アクア」が開設する<男性問題解決コース>の第1期特待生として、女性...
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posted 2016-03-01 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公は、東京から鳥取県堺市にある高校に入学した<冬目皆人>です。 入学式早々、1学年上の<ハル先輩>こと<春道兎鳥>が主催する「妖怪研究同好会」に入部させられますが、彼女は筋金入りの妖怪マニアでした。 本書には妖怪が引き起こしたとされる、部室に出る幽霊、天窓から覗くサングラスをかけたアフロヘアーの...
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posted 2016-02-28 17:29
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ファルコン
一般の方よりも本を読むほうだと思いますが、もっぱら文庫本を中心として乱読しています。 それでも、新聞の下段に掲載される新刊の案内はチェックしていますが、今朝の『讀賣新聞』の朝刊に 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 (七月隆文)の広告を見て、驚きました。 「20代の女性が2015年に読んだ文庫第...
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posted 2016-02-28 04:28
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ファルコン
東京都内で起きた3件の連続殺人事件の現場には、暗号めいた数字が書かれた紙切れが残されていました。 警視庁捜査一課はその暗号から、第4件目の犯行現場が、「ホテル・コンテルシア東京」だと確信、それぞれの部署にホテルマンとして潜りこ込み、10日以内に決行されると予測される日まで警備体制を敷いています。 容...
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posted 2016-02-25 04:25
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ファルコン
著者には、<コンビニたそがれ堂> シリーズがありますが、この物語の舞台となる花屋さんも、「たそがれ堂」と同じ「風早駅前商店街」にあります。 戦前から続く老舗の花屋<千草苑(せんそうえん)>は、祖父<木太郎>を筆頭として、父<草太郎>、長女<茉莉亜>、10歳年下の高校生<りら子>、小学校5年生の<桂>...
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posted 2016-02-23 04:28
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ファルコン
2000(平成12)年、『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞して専業作家に転身した<伊坂幸太郎>ですが、本書はデビュー15周年を記念して発行された文庫オリジナル短篇集です。 作品としては7篇が収められていますが、最後の『後ろの声がうるさい』は、書き下ろし作品として、前の作品の登...
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posted 2016-02-21 04:27
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ファルコン
前作 『ルーキー』 に次ぐ、<刑事の挑戦・一之瀬拓真>シリーズの2冊目が本書です。 前作では、交番所勤務3年を経て千代田署刑事課の刑事になった25歳の<一之瀬拓真>が、勤務初日から殺人事件に遭遇、48歳の先輩刑事<藤島一成>の手ほどきを受けながら捜査のイロハを覚えていくという、まさに新人刑事の登場で...
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posted 2016-02-19 04:29
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ファルコン
2000年に『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞、2015年10月発刊された『Lillers』が100冊目となる多作な作家で、また2作目の『雪虫』で始まる<刑事・鳴沢了>シリーズをはじめ、<警視庁追跡調査係>シリーズや<捜査一課・澤村慶司>シリーズなど、わたしの好きな刑事物の著作も多く、なかなか...
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posted 2016-02-17 04:27
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ファルコン
クラスター爆弾で妻子を失った天才プログラマー<サミル>は、イスラエルに復讐するためにコンピューターウイルス「モナ」を開発、イスラエルの銀行のプログラムに侵入させます。 かたやスェーデン王立工科大学教授<エリック>は、脳波とコンピュータを接続し、脳波でパソコンでの立体操作を構築できる「マインドサーフ」...
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posted 2016-02-14 04:31
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ファルコン
本書は三部構成ですが、一章を読むごとに物語はどんでん返しを繰り返し、終わりはにんまりとしてしまいました。 30歳の看護師<アレックス>は、ある夜見知らぬ男に拉致され、使われなくなった廃屋のなかで木組みの檻に詰め込まれ、裸のまま麻のロープで釣り上げられて閉じ込められてしまいます。 読者はこの哀れな女性...