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Search results for "#詩"
  • 追いかけて来る

    村に偏見のある時代 俺はいつも追いかけられていた 泥を投げられ、石を投げられ 人間の底の底 村で何か起きれば 全て我々家族が悪くて 違うなんて言えない 頭を下げることで受け容れれば 我が家になんとか仕事は与えられる 子どもの頃は 毎日のように村人に追われ 俺は頭がイカれたふりをして反発せず なんとか...
  • ふあふあ

    ちょうど真ん中あたりにいるようだ それもなんとなく、そんな感じで 私は良い人なのか悪い人なのか ちっともわからないけど まあ、どうでも 右へ進んでいるのか、左へ進んでいるのか それとも進んではいないのだろうか まあ、どうでも良いことはどうでも良い そういうことでどうでも良い 何のための何さえ思い出せ...
  • 超越の微笑み

    二十五年前のこと 母が入院して抗がん剤治療をしていた 介添えのために病室へ顔を出すと 苦しい筈なのに息子の私を見て微笑む 私は入院で必要な物品を買いに 地下の売店へよく行った その時に両足のない青年が 車椅子で来店する姿を目にした 太ももには包帯が巻かれている 彼は店員さんに 「こんにちは」と言って...
  • 石垣りん さんの朗読

    ツイッターをしていると、 石垣りんさんの朗読をしている動画に出会う。 いいな、自然に朗読している。 しかも上手で聴いていてとても情景がわく。 そしてやさしい声。 めちゃ上手い。 感情を素直に表現する。 勉強になりました。 こちら、石垣りんさんの朗読されている動画。 ↓ https://youtu.b...
  • 潜在的衝動

    我が身のように感じながらも 握り潰したい衝動に駆られ だが壊れた夢を描くのは 決して悪の華でないことを 私は知っているのだ それは生まれた自然と朽ちてゆく 必然があるのだから 今さら驚くことではない それを真実の美しさという 社会の道徳では 埋めきれない運命の先天的生物感 立って倒れる その過程には...
  • むずいっス、詩の朗読。。。

    今朝、詩の朗読練習をする。 詩を書くことと詩を朗読することは、脚本家と俳優の違いほどあるような気がする。そんなことを言っても芝居の世界は知らないのだが、目で文字から入ってくる感覚と耳から入ってくる感覚とでは受け入れ方も違う。表現技術や感性によって表現された作品の捉え方に差が出てくる。詩を書くだけでは...
  • 詩の朗読会

    さてさて、日曜日にはとある場所で詩をひとつ朗読することになっている。ネット詩誌MY DEARの大先輩からアドバイスを頂き、丁寧に背中を押されたので楽しみたい。自分なりに淡々と伝わるように読んでみよう。カラオケのように上手く歌おうと思ってしまったら、あれれっ、ということになのでそこは気をつけなければ。...
  • 陰圧

  • 俺の前にあるお鍋と釜と燃える火と

    石垣りんさんの詩で 「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」 という詩がある 炊事は女の役目で 無意識までに日常化した奉仕の姿 と言っている 時代は変わった コンビニ弁当などの中食があり 手をかけなくても食べられる しかし 手をかければ 美味しく安く上がる うちの炊事係は 俺、お父さんの仕事だ 家庭でい...
  • すべて / すべて

    あなたの すべてをなくした これから 僕のすべては生きてゆくのか あなたの すべてをなくした 僕の心はどうして あなたのすべてでないのだろうか 残されたどうしようもなさは あなたのすべてに入れて欲しかった 僕のすべてを捧げて あなたが蘇るのだとしても それはあなたが 今の僕と同じような哀しさの中に ...
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