-
posted 2016-10-01 19:04
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
君の面影 路傍の花と重ねてしまう その花に手を添えようとして 僕は躓く 君は笑う 夜に隠れてしまう君は 笑い声だけを残し 僕の抜け殻を揺さぶる 拙い I love you. 返事のない Me too. それでも君は 咲き消せない 僕の花...
-
posted 2016-10-01 19:01
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
涙に濡れた紙ひこうきを なるべく遠くに飛ばしましょう 力を抜いて どこまでも どこまでも そんな気持ちで そっと そしたら ひとびとは浮き沈む 紙ひこうきを見て がんばれ がんばれ だいじょうぶだよ みんなが見守っているよ と 声をかけてくれます 街をひと回りした紙ひこうきは やがて やさしさを持ち...
-
posted 2016-10-01 18:46
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
最近なんだか疲れすぎて…… 夜中に眠れず近所を歩き出せば、 やはりおなじみの公園へたどり着くことになってしまう。 ほかに行くところはないのか。 いや、それすら考えることも面倒になり、 自分の中にある鬱蒼とした つまらない俺をコンビニのゴミ箱に捨て公園へ向かう。 「なんか、嫌な感じがするもの、入ってい...
-
posted 2016-10-01 18:42
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
弾めばどこへ行ってしまうのか 予想もつかぬボールのように 番狂わせの邁進 弱小と言われたチーム ブレイブ・ブロッサムが吠えた ワールドカップ 下馬評では必敗と予想されたジャパンチーム だが積み重ねられた世界一の練習量 と 悔しさと夢を追う強さはすべてを覆した その強さは 並大抵の努力から生まれたもの...
-
posted 2016-10-01 18:40
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
だから おばあちゃん子はダメなのよ 小学校の先生はとても残酷に 私を暗いところに追いやった クラスメイトも私を避けはじめ 悔し涙で家に帰れば 我慢しなさい と 仕事に疲れた母が言う 祖母は そんな理不尽な と 学校へ向かおうとする それを止める母 父の存在を知らぬ私 自分の感情を抑え込もうとする毎日...
-
posted 2016-10-01 08:40
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
疲れた 辛い 綴ってみれば 遠ざかるどころか近づいて 光がこんなにも わざとらしく感じては 曇ってしまうばかり 倒れそうな風の中で 僕は僕を忘れたくて仕方ない でも なくなってしまえと思えば思うほど 輪郭は深く掘られていく 僕というカタチから 逃げようとすればするほど 追いかけて来る 逃げようとすれ...
-
posted 2016-10-01 05:20
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
iPadで絵を。。。
-
posted 2016-10-01 03:30
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
自分が思っているほど ひとは僕のことは思っていない みんな自分のことで忙しいから そして 僕は君のことばかり考えている 僕にとって 都合のよい君 都合のわるい君 けっきょく想像の君に胸がチクチク それなら話しかけてみよう 嫌われたっていいじゃないか それが君の感じる僕なのだから 僕にとって君は自由で...
-
posted 2016-09-30 23:27
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
一歩一歩を味わいながら 進んで行こう言葉の旅 三千ページ先まで道は続く 前回に一周した時は若かった 第五版時代 つめかけのない辞典 睡眠を促す言葉にパンっと 辞典が息を吐き出し閉じる 目が覚めれば どこを旅していたのか 歩いてきただろう道を ペラペラとめくり現在地を探る 旅は不便がつきものだった 先...
-
posted 2016-09-29 19:55
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
まるいテーブル 雲をのせたカフェ・ラテ 窓の向こうはスーツがながれ ごめんなさいを楽しむ ゆったりとその雲は落ちてゆく カウンターの向こうでは食器がはずみ ジャズの音色が沁みてきて ネクタイをカバンに詰め込み いつもとちがう雲を 飲み干さないように 僕はこの時を止めてみた...