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Search results for "#詩"
  • #楽器詩

    「楽器に合わせて歌ってくださいね!」 僕らはみんな鳴っている 鳴っているから楽しんだ 「はい、もうサビだよ!」 ダンボール箱だって お鍋だって ぽんぽんお腹だって みんなみんな鳴っているんだ 楽器なんだ 「さあ、ごいっしょに!」 みんなみんな鳴っているんだ 楽器なんだ〜...
  • そして、つぶやく……

    先日、埼玉詩人会の詩祭において高校生の朗読を拝聴する機会がありました。学生の表情と声から緊張がとっても伝わってきて、おっさんの私は頑張れと心の中で応援していましたね。 でも学生から言葉の強さが伝わってきます。詩の趣きは日々において模索しながらも進んでいる、といった学生たちの共通した険しい感情を聴くこ...
  • #測量詩

    とある地形を測量していると あることに気づいたのです 測った地形を立体的に表すと あるものが現れてきたのです ここの地面が揺れるのは 地震だとばかり思って…… すぐに私たちは逃げました ぐわっー と、地面は叫び立ち上がったのです 私たちは巨人そのものを測っていたのです...
  • 詩を書こう

    さあ、新しい詩を書こう そう思い意味がわかりにくい 個性のない感じで綴ってみても 新しいくもない詩ができあがり 途方にくれる言葉は 正直であることを教える それなら何を語るため 生まれてきたのだろう、なんて さも自分を強調したのなら 吐き出した無意味が尖り 胸に刺さってくるのだから なかなか詩は使い...
  • ピエロ

    そんなわけで こんなわけで 僕は生きています 一生懸命になるほど 失敗ばかりしては よく笑われます そんなわけで こんなわけです いいのです 慣れてしまいました 悲しくもありません 笑ってもらえますから そんなわけで こんなわけで 僕は生きています なんとか生きています...
  • #消費者詩

    僕の消費 金曜日の仕事帰りには 自分へのご褒美 コンビニでカシューナッツを その他、衣食住で掛かる失費っ 僕の生産 ああ、仕事ってことか あまり世間では役に立っていないけど 生産者ということにしよう と、いうことで僕は なんとなく生きているひとだけど 社会人なんだろう...
  • #花火詩

    ちまちまと 垂れる魂の比べ合い 太く強きを飾る者 細く長きを飾る者 飾る前に落ちる者 夏の夜に委ねて 己の生き様を重ねてみる この一本 次の一本 最後の一本 地面に砕けた 魂の声を聴きながら...
  • #赤い傘

    あの子は僕の不思議だった 雨が降っても降らなくても 赤い傘をさしていた 公園の広場にぽつんと立って この街の風景になっていた 僕はいつも通り過ぎながら眺めていた あの子はもういない 今でも赤い傘を見ると想い出す 僕はなぜあの子へ友だちになろうよと 言えなかったのだろう...
  • ああ感謝だなあ

    面白くない詩だと ご意見をいただくことが多くなり まあ、その通りなんだけど 教えてくださることにとても感謝をしている 最近、そう思えるようになった 言いにくいことをあえて伝えてくださるのだから 幸せなことじゃないか 私自身の否定をしているわけではない 勘違いをしてはいけない こんな自分のために有難い...
  • ただ眺める

    とっても頭の中がごちゃごちゃになり 何をやるにも中途半端になっている 詩を書くことを逃げ場所にしているような 軌道修正のために心を癒しているような つまらない自分をしているような 元気のない自分を 客感視できることには救われている ふと自分をリセットをしたくなる 積み上げてものを壊したくもなる 重荷...
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