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posted 2015-01-01 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
「未年」ということもあり、今年の読書の一冊目は、9編の短篇が収められた『一匹羊』を選びました。 どの短篇もごく普通にあるだろうなという日常的な生活の場面を背景に、それぞれの主人公たちの心の動きをさりげない文体で描き、新しい人生の一歩を踏み出す心のさまが、素直に心にしみ込んできます。 タイトルにもなっ...
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posted 2015-01-01 00:01
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
2015(平成27)年の年明け一番の<生け花>は、大好きな<佐々木房甫>先生の作品で幕開けです。 お正月飾りということで、縁起が良い「松」・「葉牡丹」・「センリョウ(千両)」が使用され、黄色・赤紫色・白色の「菊」が添えられていました。 左上方に大きく「松」の枝を配置し、右側の「松」の枝とのバランスを...
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歴史は勝者によって書き換えられている場合が多い。本能寺の変の真実もその一例だと言えるかもしれないと思われる歴史捜査に基づく分析。大変面白く読みました。 歴史の好きな私は、歴史だけでなく、現在の政治経済においても真実を見極める重要性を痛感しています。嘘がいつの間にか定説というか真実のようになってしまう...
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posted 2014-12-30 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
今年最後の読書は、居酒屋好きの酒呑みらしく『居酒屋お夏』を選びました。 主人公は目黒不動で「酒 飯」の幟を掲げた居酒屋を営む女将の<お夏>ですが、経歴・年齢不詳で客に対して毒舌を絶やさず、「因業婆」・「くそ婆ァ」と呼ばれています。 本書は四話の短篇からなり、市井に起こる事件を、「天女」ともおもえる美...
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posted 2014-12-28 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
いやぁ~、関西人としては関西弁の駄洒落・ボケとツッコミ・オチのオンパレードで、抱腹絶倒、笑えた一冊でした。 本書は「粉もん」にかかわる7話の構成で、ストーリーの組み立てはどの章も同じなのですが、前述しました巧みな関西弁の文章力と、「粉もん」屋の店主であり主人公である大阪のおばはん<蘇我屋馬子>の強烈...
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posted 2014-12-27 06:30
絵日記綺譚
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もうひとりのまこと
ジャンプNEXT!!2014 vol.6/藤巻忠俊 お帰りなさい、ジャンプへ! と言いたいんだけどジャンプNEXT!!へ!(^^)2年生になった黒子テツヤ達がアメリカ人達とバスケ対決をする話だと聴いて居たのでもしかしてアメリカ人達の中に足の怪我を治した木吉鉄平が居るのかな~?と淡い期待をしたんですけ...
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posted 2014-12-25 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<北杜生>が亡くなってはや3年ばかりが経ちますが、2009年に朝日新聞社から発行されていました本書が、新潮文庫に登場していました。 『楡家の人びと』や芥川賞受賞作品の『夜と霧の隅で』などの代表作をはじめ、<マンボウ>シリーズの随筆を高校生の頃に読みふけりました。 著者の「躁うつ病」は有名で、あちらこ...
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posted 2014-12-25 00:01
神戸角打ち学会(至福の立ち呑み)
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神戸のおいさん
大分に出張や旅行での観光、食事、お土産、夜の情報はこれです! この2冊があれば大分通になれ便利です! 最新号を2冊、明屋書店でゲットしました!...
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posted 2014-12-23 04:23
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
舞台は商店街の一角にある小さなフレンチ・レストラン『ビストロ・パ・マル(悪くない)』です。 登場人物はシェフの<三舟忍>、サブの<志村洋二>、ソムリエの<金子ゆき>、ギャルソン<高築智行>の4人です。 本書には7編の短篇が収められており、<高築>の目線で物語が語られ、客たちの巻き込まれた事件や不可解...
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posted 2014-12-21 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
京都を舞台にした小説は多々ありますが、同じ古都でありながら奈良が登場するのは珍しく、<恩田陸>の旅情ミステリーとしての 『まひるの月をおいかけて』 を思い出しておりました。 著者自身が1986年大阪府生まれ、現在奈良女子大の大学院生ということもあり、奈良が舞台なのは納得です。 主人公である「私」は、...