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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(154)『パパは楽しい躁うつ病』北杜夫・斉藤由香(新潮文庫)

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今年の読書(154)『パパは楽...
<北杜生>が亡くなってはや3年ばかりが経ちますが、2009年に朝日新聞社から発行されていました本書が、新潮文庫に登場していました。

『楡家の人びと』や芥川賞受賞作品の『夜と霧の隅で』などの代表作をはじめ、<マンボウ>シリーズの随筆を高校生の頃に読みふけりました。

著者の「躁うつ病」は有名で、あちらこちらに自ら書かれていますが、当時は今ほど一般的な病名ではなく、同じ精神科医の<なだいなだ>が「北君の社会的貢献は、躁うつ病を世に広めたことだ」と言わしめています。

<斉藤由香>は著者の一人娘で、躁うつ病のために母親と一緒に別居生活を余儀なくされたことや株の投資で破産したこと、日本から独立して「マンボウマゼブ共和国」設立などの裏話が、二人の赤裸々な対談形式で楽しめました。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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MR-職人
Commented by MR職人
Posted at 2014-12-25 15:54

北先生は斉藤茂吉の次男で、茂太先生の弟です。
小生の親父は小学校6年生の時に、父親が死亡・・斉藤精神病院・院長の住み込み書生になりお世話になったそうです
前後して山形出身の茂吉さんが<婿養子>になり2代目院長になったと度々話をしていました。

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2014-12-25 15:59

MR-職人さん、お父さんが書生さんだったとは、すごい奇遇で世間は狭いモノだと改めて感じさせていただきました。
文庫本のなかにも、当時の病院の写真があり、すごくりっぱな病院に驚きました。

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