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posted 2017-09-12 04:46
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
≡ 3 ≡ 下界の記者会見場に作業員はいた 床に置かれたカメラが一台 眠っている新聞記者がひとり ライトがあたらないところに本社の人間 作業員に質問するレポーターがひとりいた 「この度は百二十色の虹、おめでとうございます。 早速ですが、質問をさせていただきます。 百二十色の虹をつくる秘訣を教えてくだ...
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posted 2017-09-11 14:44
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
風に吹かれ雨に打たれ 僕は此処で何を しがみつくこともなく ぷかぷかぷかぷかか 時に乗れずひとに慣れず ひらひらひらひらら それでも 誰か見てくれ僕のことを 寂しさには耐えられそうにない 僕のステップは何処かで狂って 足跡ばかり消し始めていた ひとりぼっちの僕が泣いている 自分の道が濡れている どれ...
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posted 2017-09-11 05:40
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
≡ 2 ≡ 作業員が雲の上に来て一ヶ月 百三色の虹がひとつ 百十色の虹がひとつ 百十八色の虹がひとつ 百二十色の虹がひとつ つくることができた 百二十色の虹は三十年ぶりのことであった 下界からは拍手が竜巻にのって舞い上がって来た 作業員はその拍手を聞いて、雲の上を走り回り大喜び 「こんなにうれしいこ...
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posted 2017-09-08 23:00
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
人生の主役が自分であるかのように日々を過ごす。痛みも苦しみも喜びも自分が体験しているのだから、このドラマの主役が他人であるわけがはない、と。しかし、人生っていうのは脚本などないのだから、いつ何処かで心境の変化が起こってしまうのだから面白い。実際、私の場合も変わりつつある。ただ、歳をとったのだろう、そ...
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posted 2017-09-07 17:00
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
不安を補うように生きてきた マイナスをプラスへと プラスを更にプラスして そんな世界は描けなかった 冒険とか希望とか夢とか 今まで何かチャレンジをしただろうか 闘わないことを何が悪いと 開き直ったつもりでもビクビクして ふと虚しさを覚えたのは 季節が変わるような心の変化 人間として自然な流れなのかも...
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posted 2017-09-05 17:47
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
寂しい身体より 君は冷たく触れるよ 僕の足元に背中に 感じ癒されてゆく 君を考えることにより たんㅤ とん ㅤたん 弾みだす傘の上でダンス いつもと違う香りの中 ぽん ㅤとん ㅤたん 落ちては集まってゆく安心 最近どう? と波紋が訊く たん ㅤたん ㅤたん 落ちる景色は愉しい世界 いつもと違う夢の中...
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posted 2017-09-03 22:31
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
あれだけ暑さにうな垂れていた夏 枯れ葉がちらほら落ちる風は ぎとぎとした精神をからからと 何処かへ飛ばしてしまう ひと夏の想い出というほど 飛び跳ね喜んだこともなかったが 過ぎてしまった寂しさを感じるのは 今年の夏も幸せだったのだろう...
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posted 2017-09-02 20:56
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
さらさら 吹く吹く 風の幸せ 野の幸せ 降る降る 葉っぱが ぱらぱら ぱっぱっ 積もるよ 積もるよ やさしく やさしく 歩く歩く 実る実る 膨らむ心 溢れる色...
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posted 2017-09-02 18:27
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
100均へ行くと意外と紙関係の表品が充実している。 今回は塗り絵を購入。 今日は詩集をくださった方、三名ともお会いするので これを渡そう、っと。...
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posted 2017-09-02 00:51
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
秋のすんっとした青空に 僕らはひと夏の想い出を 留めるように雲を実らせ ぷかぷか浮かべば楽しや 寂しや悔しや許せや心に 成長という括りが丸まり 心の身を肥しながら笑う 秋が垂れるほど白くなり 何処へ行こうか風まかせ...