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朝焼けを見て、
辺りが明るくなって、
下山を開始する・・・。
大変な思いをして登った岩の壁を一気に下る。
振り返るともう「笠が岳山荘」は小さくなっていた。
3000メートル近い「笠が岳」のさらに上から、
残った月が眺めていた・・・。
笠が岳の頂上にもまだ人がいるのが見える。
頂上からの景色を楽しんで、
それぞれ自分の目指す方向を見てるのかもしれない・・・。
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南アルプス「甲斐駒ケ岳」に重なって富士山が見えた。
どういう方向で見ているのかわからなくなる。
「甲斐駒ケ岳」と「富士山」が重なるというのが、
なんとも不思議な気がした・・・。
薄暗い中での撮影で若干ボケてしまった・・・。
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午前4:40。
静かな時の流れとともに、
東の空が真っ赤に染まってきた。
右には「槍ヶ岳」が見えている。
この瞬間を待っていてカメラのシャッターをきる。
遮るもののない荘厳な一瞬だ・・・。
空が染まっていく自然の色の美しさが目の前に広がっていく。
自然と厳粛な気持ちになっていく・・・。
すばらしい!!
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うっすらと赤く染まっていく山の下を、
雲海が広がっていた・・・。
まだ薄暗い中で、
白い波が島に打ち寄せているように見える。
幻想的な風景が目の前に広がっている・・・。
この不思議な感覚はいまだに忘れることができない・・・。
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いよいよ赤く染まってくる・・・。
なんとも言えない時間の流れだ。
ゆっくりと確実に赤く染まってくる・・・。
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午前4:30。
ご来光が始まる。
小屋の外に出て太陽の登ってくる方向を見ている・・・。
自分もその一人だ・・・。
反対側の空には月が残っている。
辺りはまだ薄暗い・・・。
東の空が徐々に赤く染まってくる。
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土曜日のせいか小屋は混みあっている。
ザックは全部廊下に出して並べる。
寝る布団は二枚に三人が寝る。
一枚に二人よりはまだまし・・・。
それでもスペースはかなり狭くなる。
土曜日ということもあって、
かなり登ってくる人が多かったということだ。
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小屋を出てテント場を見る。
小屋からはだいぶ下の方にある。
このテント場から小屋までがかなり苦しかった。
はるか歩いてきた縦走路を眺めると、
なかなか険しい山だということが分かる。
山一つ一つが大きい・・・。
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夕食の後小屋を出て少し散歩。
時間は6:30頃・・・。
この時間になると寒いくらいの気温になる。
下界の猛暑が信じられないほどの寒さだ。
下った時の気温差が結構厳しい・・・。
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「笠が岳山荘」の夕食。
「鏡平山荘」より若干地味か・・・。
それでもおいしそうですね。
ほぼ完食・・・。
右上のかぼちゃだけ前の人に手伝ってもらった。
かぼちゃはどうもいまひとつ苦手だ。
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