岩魚太郎の何でも歳時記

まず地図記号を参照して頂きたい。
針葉樹林＝一般的には、低地針葉樹林の記号は杉の植林と言われている。
広葉樹林＝落葉する木々である。
その針葉樹林と広葉樹林の記号を意識して私の作成した地図をご覧頂きたい。

広島豪雨:土砂災害、警戒区域に未指定
http://mainichi.jp/select/news/20140820k0000e040231000c.html
毎日新聞Webサイトからの引用

この地図を参考に下記の地図を作成した。

分かり安く箇条書きで記します。

１・○で囲んである記号が『針葉樹林』である。
２・標高３４７Mの山は、全山針葉樹林である。
３・私がこの様な山の川で釣りをしたと仮定すると、降雨の際は竿をたたんで逃げ出す。
４・しかも私の釣り準備は、地図を見て針葉樹林の確認から始まる。
５・この山の針葉樹林は、私の推測では１００％杉の植林である。
６・恐らく広葉樹林の記号が１箇所も無いことが、その事を物語っている。
７・専門家は、土砂流失の要因は、花崗岩（まさ土）と短時間で２００㎜の降雨と言う。
８・私流の考察は、杉の植林にあると推定する。
９・杉林は、キノコも生えない。杉林には全く保水能力は無い。降雨＝流水である。
１０・防災ダムを作っても全く無駄、それは、建設会社の仕事を、税金を使って増やすだけ。
１１・地図に唯一防災ダムの記号が見られるが、ダムは土砂で埋まって役に立っていない。

１２・針葉樹林の山は、防災ダムを作っても５年で土砂に埋まる。

１３・唯一予防は、全山針葉樹林の山裾には、宅地開発許可をしない事である。

大変な災害が、起こってしまいました。

岩魚さんのご指摘どおりです。
我々年代の山にかかわって来たものからすると、なぜこのような所に住宅が、と思える場所が多々あります。

科学の進歩と乖離するように人間の行動形態が可怪しくなっていると感じております。
学問的知力が先に立ち、古来からの経験則が全く活かされておりません。

今の時代、「余地を残す」等と言っても理解されない。「恐れ入る」感覚もなくなりつつある現代社会。
悠長に言っていても始まりません。
先の東北大震災後に、都市計画法の抜本的改正が必要と思っておりました。
我が国は、法治国家故、まずは法規を策定しなければいけません。其の検討者の選択が問題です。

岩魚さん、声を大にして表明してください。ブログルには、議員さんもおられますし。
ご指摘、真摯に拝読いたしました。
ありがとう存じます。

古い話ですが、１９７０年代の環境汚染問題で、米国・ニクソン大統領の教書にありました言葉、常々、心して来ましたが。。。
「　“我々の環境に加えられた損害は、行われた選択よりもむしろ疎かにされた選択の結果として生じる。悪意のある意図からではなく、我々の行動のあらゆる結果を考慮に入れない事の結果として生じる”１９７０年２月１０日発表の“米国環境汚染防止に関する教書；
-the President Nixon annual State of the Union message to Congress-,より

今回の災害は、今後、物議を醸すことかと存じます。
喉元すぎても、暑さを忘れてはいけない、と警鐘をならされた如く、頭に響きます。

いかなる種類の森林であっても低山は危険を含んでいると言うことだろうと思います。森林社会を壊してはいけない。乱開発が多すぎます。

意義深いコメント、有難う御座いました。
低山に限らず、過去営林署は『緑のオーナー』の美名の基に、杉の植林投資を勧めてきました。植林した杉は、輸入材に押され、投資の破綻を招きました。

裁判沙汰になっています。
その結果は知るよしもありませんが、この災害の発生した地域は、その時代の植林の結果かも知れません。

針葉樹林＝流水
この事は、知る人ぞ知る常識ですが、専門家と言われる人のコメントは、杉と言う単語はありませんでした。

この私ですら、被害地の裏山の地図を見て全山針葉樹林だと指摘出来ました。

残念です！

想定外の降雨とだけでは、かたづけられません。

ご指摘のように、森林社会を壊してはいけない。乱開発が多すぎる問題を、行政がどう責任を持って解決していくかににかかっています。

原発事故の問題もそうです。
誘致した行政の組長も
東電も
政府も
誰も責任を取らない。

この土砂流失も３９名の尊い命がかかっています。

短時間で、想定外の降雨でかたづけられるのは、悲しすぎます。

なるほど・・・。
木の種類を見て判断しないといけないんですね。
過ぎは難しい木なんですね・・・。

いやあ・・・勉強になりました。

短時間で、２００㎜の降雨では、かたづけられないものがあります。

過去、TV報道で数々の土砂災害の報道がされましたが、画像から読み取れるのは、真っ直ぐ伸びた杉の木です。

安部総理は、『国土強靱計画』なる施策を打ち出しているそうですが、植林した杉林を、広葉樹林の植林作業を加えるべきです。