~人事総務の窓5~ 外国につながる子どもたち
Aug
20
出版記念オンラインシンポジウムにオンラインで参加しました。
出版された著書は、外国につながる子どもの「不就労ゼロ」を目指し、
長年活動をされてきた東京外国語大学の小島祥美准教授が
同じ思いで各地で活動する方たちに執筆を依頼し、
実践ガイドとしてまとめられたものです。
Q&Aでわかる外国につながる子どもの就学支援』『→https://www.amazon.co.jp/Q-A%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E5%A4%96%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8B%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E5%B0%B1%E5%AD%A6%E6%94%AF%E6%8F%B4%E2%94%80%E2%94%80%E3%80%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%80%8D%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89-%E5%B0%8F%E5%B3%B6-%E7%A5%A5%E7%BE%8E/dp/4750351539"_blank" >別ウインドウで開くリンク
各地で実際に長年取り組まれてきている皆さんの思いは熱く、
私が知らなかったことも多く、大変考えさせられました。
お話の中で印象的だったのは、日本で生まれた子どもたちのこと。
日常会話はできても、学習言語でつまづき、見過ごされ、
中学や高校を中退し、不就労になってしまうケースのお話です。
そこで子どもたちは
「どうせ自分はできないんだ。」
「どうせ自分はだめなんだ。」
ということを繰り返し学んでいるということ。
私の職場でも最近、
外国につながる子どもたちが入社するケースが増えてきました。
最近は履歴書に家族歴を書かないので、
一人ひとりの背景が見えにくいことがあり、
親御さんが外国の方だと後でわかることがあります。
実は彼らが、仕事で使う難しい言葉や
察することで継承されている仕事などで
苦労していることが最近分かってきました。
人事総務として、そのような背景を持った従業員の皆さんが、
「自分にはできる。」という実感をもって、
少しでも安心して働ける仕組みをつくり、環境を整えること。
私にできることを教えていただいた時間でした。