Aug
4,
2012
伊吹山トレッキング(2012.08.04-05)
特に伊吹山は山麓を新幹線が通過するので、その山容が伝わります。
この伊吹山は古来有名な山で、古事記や日本書紀にも登場します。
江戸時代には柏原「亀屋」が「伊吹もぐさ」を江戸吉原の芸妓を使って、宣伝し
その名前が今も残っています。
山屋からみても、高山植物の宝庫で、薬草にも恵まれ、「伊吹もぐさ」も、その
薬効での売り出しです。
※余談ですが、私は灸の効果は一時的な「対処療法」で、これを無理に継続すると
筋肉などを痛めると考えます。今までロクに運動をしていない方が、足の痛みの
緩和として灸を使う事は古来有名です。芭蕉の「奥の細道」の冒頭にも、この
下りがあります。
伊吹山は私には馴染みの山で、過去に十指にあまる程の登頂をしています。
ただし、それは三合目まで車で通行出来た時代の事で、麓からのアタック
は今回が初めてです。
4日
19:45 一宮出発
21:07 駐車場
5日
00:15 頂上
05:17 下山開始
07:29 駐車場
先週の恵那山と同じく単独登攀となりました。
今回、最も危惧したのは
@単独である
@夜間である
@天候が万全ではない
の三点で、このための準備を行いました。
予備食料、ヘッドランプと携帯電話の予備電池、予備照明具、ツエルト(緊急テント)、レスキューシート靴も2000m級、雨具と着替え等も準備しました。
地形図、GPS、は何時のように準備し、Bloguruでも行き先がわかるように
投稿をし、当然登山届も用意して望みました。
この準備は無駄ではなく、登攀開始まもなくその効果が・・・・・
二合目付近でライトの先に、道にうずくまる二名を発見!(若いカップル)
事情を聞けば、昼過ぎから登ったのだが、女性の足が萎えてしまい、
下山に時間を消費、この時間になったとのこと。
照明は携帯電話の鈍いあかりのみ!
夜間にガレた道をそのライトではダメと一喝し、予備のライト渡す。
「お返しはどのように・・・」と聞かれたが、めんどうなので「差し上げます」
でも、以後、このような無理は絶対しないで下さいと言い置いて、登攀再開。
以前は3合目750m地点が実質出発点で、600m程度の標高差は1時間半
程度で登攀していたのですが、230mからの登攀はやはり辛い。
時間が「どんどん経過する、ウェアは夏用だが、汗がどんどん・・・・
当然水分補給が必要となりますが、2L持参しているし、頂上で補給可能
なのでガンガン飲んで歩く。
4合目まで綺麗に見えていた夜景がガスの中に!
ヘッドランプも当然霞む状態に・・・・・・・
地形図とGPSを何度も確認して、慎重に慎重に登る。
滑落しなくても、転倒・捻挫でもだれも周りにはいない!
※この時間帯ではやはり私一人が登頂していたようです。
8合目で雨が降り出し、雨具着用。
12時過ぎに頂上、「宮崎屋」さんで休憩&仮眠
翌朝もガスはとれず、それどころか「夜来風雨の声」の有様!
5時過ぎに下山開始、ガスの晴れ間に写真撮影して7時過ぎ下山
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