May
28,
2013
滋賀県・赤坂山での遭難騒ぎを考える
昨年の関西圏では複数の遭難騒ぎがあったが、この時の教訓は今回も生かされていない。
昨年の遭難等は人命にかかわっていないのがこの様な事態を招き、今後も発生すると思われる。
解説のために現地の地形図を示す、赤坂山に限らず、いわゆるハイキングコースと呼ばれるルートは、登山がしやすいように危険や急峻な部分を避けて作られている。
このため、登山道は比較的安全であるが、山自体が安全である訳ではない。
今回の場合でも児童が自力で下山したと思われるルートは急峻で沢もあり、滝も存在しているようだ。
多くの遭難の内、もっとも多いのは道迷いである、今回も報道によれば、児童らは「近道」で下山を試みている。登山中か下山中かは定かではないが、もしこれが登山中であれば、目的地に行かず、途中で無断離脱することを意味するため、これは登山事故以前の問題と言える。
今回は引率者にガイドも含まれ、このルートなら人数に不足はないと思われるが、参加者が故意に離脱の場合には、事故防止は無理であろう。
問題は主催者(学校)が、コース離脱の危険を本当に理解していない点にあると思う。
故意での離脱、規定ルート以外の歩行は生命にかかわると説明しただろうか。
人がよく入る山は、登山道が整備されており、ある程度の体力、まして児童の年齢なら軽快に歩行が出来、つい山を簡単に思ってしまうが、これが大きな落とし穴で、登山道を外れると、そこは魔界であることを知らねばならない。
近年、登山ブームとやらで、リタイヤした方々の登山をよく見かけるが、登山道を外れるのは故意でなくても自然に発生する場合が多い、このためどんな低山でも地形図・コンパスは必須であるが、これを理解し携行する方は少ない、明らかな遭難予備軍と言える。
よほど行き慣れた山でも、登山道以外に入れば、そこはまさに魔界。故障で自力脱出が出来なかったり、遅延で視界不良になれば恐ろしい結果が待っている。
×
- If you are a bloguru member, please login.
Login - If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account
If you are a bloguru member, please login.
Login
If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account
People Who Wowed This Post
People Who Wowed This Post
People Who Wowed This Post
People Who Wowed This Post
People Who Wowed This Post
People Who Wowed This Post