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季節の匂い

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それぞれの終わりには、
必ず新しい始まりがある

幼い日に綴られたあの世への手紙『ポプラの秋』

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『ポプラの秋』湯本 香樹実・著... 『ポプラの秋』湯本 香樹実・著 新潮社文庫

ポパイ顔の大家のおばあさんと父を突然亡くしたばかりの少女の物語。

そういえば、昭和のおばあさんは、ポパイ顔が多かったように思います。
亡き父への手紙をおばあさんが死んだ時に、棺桶に入れて、
届けてくれるという約束。
それでも、届けてほしいけれど、おばあさんには長生きをしてほしい・・・
揺れる少女の心。

小学1年生の終わりの春、母方の祖母が交通事故で亡くなりました。
事故にあって、1ヶ月くらい入院していたのですが、
元気になりつつあったのに、亡くなりました。
わたしは、7歳。
その事情はよく分からないまま、
物心ついて以来、はじめての死を体験しました。

二年生になったわたしは、よく祖母の仏壇の前で、本を読んで聞かせていました。
今でもそのシーンを思い出します。
祖母が亡くなって、自宅に戻り、布団に寝かせられていた時、
「この後、この布団はどうするのだろう?
わたしはこの布団で寝たくないな」と考えていたものでした。
幼い頃の思い出が蘇る本でした。

内容(「BOOK」データベースより)
夫を失ったばかりで虚ろな母と、もうじき7歳の私。
二人は夏の昼下がり、ポプラの木に招き寄せられるように、
あるアパートに引っ越した。
不気味で近寄り難い大家のおばあさんは、ふと私に奇妙な話を持ちかけた―。
18年後の秋、お葬式に向かう私の胸に、
約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに甦る。

◆◆◆『夏の庭』やその他の作品も読んでみたいと思う作家さんです。◆◆◆


#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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Toshiaki Nomura
Commented by Toshiaki Nomura
Posted at 2013-02-02 08:15

お婆さんの思いでは結構あります…。
死んだ時はよく覚えてないなぁ…。

年寄りが子供に最初に死というものを教えてくれるんですよね…。

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紫
Commented by
Posted at 2013-02-03 02:31

父方の祖父母とは同居で、母方の祖父母は、歩いて5分くらいの所に住んでいました。
初孫だったので、どちらの祖父母からも可愛がってもらいました。
母方の祖母は7歳の時。
父方の祖母は18歳の時。
母方の祖父は20歳の時。
父方の祖父は31歳の時亡くなりました。
それぞれ思い出が深いです。

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birdy
Commented by birdy
Posted at 2013-02-02 22:49

わたしは、父方の祖父が実長兄(子供なし)の養子になって家業を継ぎました。
子供の頃はその実長兄の死後、私たちはその奥さんと一緒にすんでいました。戸籍上の父のおばあちゃんですね。
「大きいおばあちゃん」と呼んでいました。
祖父母は店(会社)に住んでいたので…
小学校低学年でなくなりました。
それが最初の死かな?
子供を育てたことがないから、ちょっと怖いおばあちゃんでした。
小さいおばぁちゃんは(父の母)とても優しくて、お正月やお盆に一緒に寝るのが楽しみでした。
父方はみんな短命で、それぞれ60歳余りで逝ってしまいました。

母方は長命なので、ババショフも長生きしています。

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紫
Commented by
Posted at 2013-02-04 03:07

昔はいろいろな家族の体系がありましたよね。
今の核家族では考えられない家族構成とか。
父は養子でしたので、一度も会ったことがない祖父母がもう一組存在していました。
たぶん亡くなっていると思います。
実家は、祖父が84歳で長生きしましたが、父は57歳、弟は40歳と衰運です。

まだ実感としてないけれどそのうち母を送る覚悟しなくてはいけません。

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エメラルド
Commented by エメラルド
Posted at 2013-02-03 00:25

祖母については、数限りない思い出がいっぱいです。つい昨年まで元気だったので・・・。

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紫
Commented by
Posted at 2013-02-04 03:08

長生きされたので、たくさんの思い出がありますね。
7年間の付き合いの祖母ですが、それでも話した会話まで覚えていることがあります。

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dote
Commented by dote
Posted at 2013-02-03 01:34

私の始めての使途の対面は幼稚園の年長
祖父の死でした
今でも鮮明に記憶していますが幼過ぎたからでしょうか
あまり深い事は考えもしませんでした

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紫
Commented by
Posted at 2013-02-04 03:10

祖母が交通事故にあった時、電柱の街灯がカタカタと音をたてて点滅しはじめました。
叔母たちと祖母の家に戻ると、祖母が交通事故に遭ったと聞かされました。
虫の知らせ・・・この時そう思いました。

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