本屋でかけてもらうブックカバーにはこだわりがあります。
ピッタリじゃないと嫌。
読む前に折り直すことも多いです。
そんな時、最高のブックカバーを思い出すのです。
小学生の私でも行ける、近所の小さな本屋。
間口の狭いコの字型。
入ると左手に実用書、右手には文庫、並んで文芸書。
真っ直ぐ進んだ突き当たりに漫画。よく立ち読みしたっけ。
Uターンするように反対側へ行くと雑誌。
そしてレジには、おじさんかおばさん。
大切な本を買う時おじさんがいたら、絶対ブックカバーかけてもらってました。
ボンナイフ(!)でスッと切りササッと折り込まれるそれは、
サイズぴったりはもちろん、はずれたりしないんです。
その秘密が知りたくて分解してみたこともあったけど、再現できたことなし。
高校生になり行動範囲が広がって、もっと大きな本屋に行くようになったけど、
あのカバーのかけ方を他で見ることはありませんでした。
ある日気がついたら、その本屋は閉店していました。
大事にしていたはずのカバーの本も、いつの間にか手放していました。
あのブックカバーには、もう会えないのかなぁ・・・。
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