●9月22日の土曜学校●
幼稚部では通常授業に加え、理科実験や工作を取り入れます。
年中組では、磁石について学習しました。実験を通して「不思議」「感動」「発見」の体験を積み重ねることにより、興味の幅が広がります。ただ実験するだけではなく、実験に関連した工作をすることにより、子供達の好奇心や独創性を伸ばします。
#BCA土曜学校 #幼稚部 #磁石 #実験 #工作
● BCA土曜学校のコラムVol.39●
秋
秋晴れのベルビューの空は高く澄み渡り、吸いこまれるような美しさです。
「秋」といえば、「天高く馬肥ゆる秋」をはじめ、「読書の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」など、さまざまな言葉が浮かんできます。
「秋」は、太陽暦では9月から11月まで、陰暦では七月から九月です。夏の暑さがやわらぎ吹いてくる風に爽やかさを感じる初夏から、朝寒夜寒が段々とつのり朝晩の温度差が大きくなり、紅葉で色付いた葉が散りはじめ暖房が入る晩夏までをさします。
四季の中で、最も過ごしやすいことから地域の特色を生かした行事が繰り広げらる時期です。BCA土曜学校では10月13日に運動会が行われます。
「秋」の語源を調べてみると次の3つ説が示されています。
(1)空の色が「清明(あきらか)」な時期であるという説。
(2)穀物などの収穫が「飽き満ちる(あきみちる)」季節であるという説。
(3)草木の葉が紅くなる季節であることから、「紅(あか)」が転じて「秋」になった という説。
「秋」という文字は、「禾(のぎへん)」ですが、「禾」は実が成った穀物の象形で「禾」の「ノ」の部分は、穀物の穂が垂れている状態を表し、「禾」の右横に火を書くことで「収穫物を天火で乾かす」という意味になるそうです。
そう見ると、(2)の収穫に由来するものとのつながりをが感じられます。
実りの秋は充実、豊満の「飽き(あき)」。
様々なことにチャレンジして自分を豊かにしながら、自分自身の心の内を見つめて人を思いやるゆとりが「飽き満ちる」のもこの時期なのかもしれません。
現地校では新学年に進級した皆さんがひとまわり大きくなり、心身共にたくましくなったように感じます。
土曜学校の2学期が、いろいろな面で「飽き満ちる」よう願っています。
●9月15日の土曜学校●
1年生クラスでは「時計の仕組みと読み方」について学習しました。子供達が独創的な時計の模型を作ることにより、愛着を持つことができます。針がどう動くのかを手にとってくるくる回し、時計の仕組みや読み方を学んでいきます
夏休み作品展展示の最終日 発表会が各クラスで行われました。
長い夏休みが終了し、今日からついに2学期が始まりました。
一回り成長した子供達が笑顔で登校してくれました。
土曜学校では恒例の「夏休み作品展」が9月15日まで行われています。
子供達が夏休み中に体験したことや、特技を生かした素晴らしい作品を披露してくれています。
ぜひ、ご覧下さい。
【夏休み作品展】
幼稚部・小学部の「夏休み作品展」(9月15日まで)
展示場所:
・幼稚部―1年生(BCA1 展示スペース)
・2年生以上(BCA2 2F 展示スペース)
● BCA土曜学校のコラムVol.38●
はい 拝
先生が出席をとる時の「はい」。授業中の問いかけに、手をあげて「はい!」。先生の指示に「はい」。説明が理解できた時の「はい」。土曜学校の教室ではたくさんの「はい」がとび交います。
授業以外の普段の生活の中でも、「そのようにします」「わかりました」「任せて下さい」「承知しました」「その通りです」などの意志を伝えるときに使う「はい」はいろいろな使われ方をしています。
中髙部の皆さんと文法の学習をしましたが、「はい」は感動詞でしたね。短い単語ですが、あらたまってまたは承諾の意を表して応答する語。注意をうながす語。ややへり下ったり、言葉を確かめる気持ちを言葉の末尾に添えたりする大事な言葉です。
「はい」の語源は、「拝」が「はい」という丁寧な答えの言葉になったとする説、中世から江戸時代前半にかけて「はい」と同じ場面で使われていた「あい」や「えい」の語が訛って「はい」に変化していったという説、承諾順応の意志を表す「唯(い)」に「は」という接頭語をつけたという説などがあります。
一つ目にあげた「拝む」という漢字が語源だという説に注目してみました。
拝み受け止めるのが「はい」だとすると、「丁寧に敬礼する」「有難く受ける」と言う相手を敬う気持ちが含まれているということです。「拝」の語意を念頭に置き、相手の呼びかけを感謝して受け取り「拝聴」させて頂きます。心から有難うございますという思いで「はい」と答えるとコミュニケーションも豊かに円滑になりますね。
家庭でも学校でも「返事」は大切と教えられて、様々な場面で使っている「はい」ですが、日本では最近「はい」の言えない人が増えてきていると言われています。
肯定を表す「ええ」も丁寧な言葉ですが、「はい」よりは口語的です。「うん」は俗語的で、目上の人に対してや公の場では使いません。
言葉をかけてくれる相手に対して「はい」の返事が素直に言えるか否かで人間性が伺い知れるとも言われます。
相手や場面や状況に応じて上手に使いこなすことを意識し、何か聞かれたらさわやかに明るく「はい」と返事をしていきたいですね。
「お父さん、いつもありがとう!」
幼稚部では、6月17日の「父の日」に向け、日頃の感謝の気持ちを込めながら、お父さんの似顔絵やお手紙を書きました。いつも頑張っているお父さんにとって、嬉しいプレゼントになったのではないでしょうか。
9月8日から土曜学校が始まります。
好きなことや、得意なことに専念したり、長い休みだからこそできることを見つけて、心に残るような有意義な夏休みをお過ごしください。
土曜学校では、教科書だけの勉強ではなく、身近な自然や植物観察、季節行事に応じた、実際に触って、観て、考える体験学習を取り入れます。
小学部では、苺やしそなどのギザギザの葉っぱを観察する「観察名人になろう」の授業が行われました。幼稚部では、朝顔やひまわりの種を手にとって観察し、発芽から花が咲くまでの動画観察をしました。
● BCA土曜学校のコラムVol.37●
論語
久しぶりに「論語」を開いてページをめくると、中髙国語3のクラスで今の自分の励みとなる「論語」の言葉を探す学習をしたことが浮かびました。多くの人達が心のよりどころとして選ぶ孔子の「論語」。その名言の中から今の自分にぴったり響く言葉を選んだ授業です。
「論語」は、中国の思想家孔子の言行が彼の死後弟子達によって編集されたものです。日本には三世紀ごろ伝来し、日本人のものの考え方に大きな影響を与えてきました。
人間としてのあり方や、政治にかかわる道徳思想などを主として、人間愛としての仁を伝えています。
生徒さんが、現地校の社会で習ったと教えてくれました。アメリカでも大事にされている思想なのですね。
教科書に取り上げられているのは、
学問には、自分自身で学ぶこと、友人と学問について語り合うこと、学問によって自分の人格が完成していくことに意義があり喜びがあるという
「学びて時に之を習う。亦説(よろこ)ばしからずや。朋遠方より来たる有り。亦楽しからずや。人知らずして慍(うら)みず、亦君子ならずや。」をはじめとする4章句です。
「学びて時に」は孔子の晩年の教えです。どこの国に行っても思想を認めてもらえず無念を抱えて故郷に戻った孔子の生き様が伝わり、読む度にこうありたいと思える言葉です。
どんなに苦しい時であっても学ぶことを続け、いつでもそれが使えるように常に復習する。そうして学問が自分の身につくは、なんと嬉しいことではないか。
同じ学問を志す友人が遠くから訪ねて来てくれる。学問について友と語らうことはなんと楽しいことではないか。
世間に自分の能力を見る目がないとしても、耐えてけして怒らない。それが教養人というものだ。
これらの4章句に、孔子の名言を16章句加え皆さんに選んでもらいました。
ベスト2と、その言葉を選んだ理由を2~3紹介しますね。
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○「止まりさえしなければどんなにゆっくりでも進めばよい。」
・辛くて大変なことをやっている時「少しずつでいいから諦めないように」というメッセ ージが伝わってきそうだから。
・「諦めずにがんばれ。」という励ましが今の自分に必要だから。
・努力を続けていればいつかよい結果が出ると信じて前に進むことはとても大切なことだ と思えたから。
○「過ちを改めざる これを過ちという。」
・大失敗したばかりだったので、間違ってもいいんだというあたたかさに触れて気持ちが楽になったから。
・間違いを素直に認めることの大切さに気づけたから。本当の失敗にならないよう次への切り替えを大事にしていきたいです。
・過ちは誰にでもあることだから、そこから自分を振り返って次に活かすことを考えていきたいと思えたから。
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「論語」は、孔子がおりに触れて人に語ったことばをそのまま記録したものなので、本のように流れがありませんから好きな部分だけ読んで楽しむことができます。
皆さんがこれから生きていく上で、年齢やその時々の悩みに合った「座右の銘」に出会えればいいなと思います。
BCA土曜学校・幼稚部では、三原色や目の錯覚を利用した工作など、
感性を働かせ、創造的な発想や構想を豊かにする学習が組み込まれています。
世界に1つしかない完成した作品を、クラスのお友達と見せあって、楽しんでいる姿がとても印象的でした。
BCA土曜学校幼稚部では、授業参観、クラス懇談会が行われました。
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんに、日本語の勉強を頑張っている姿を見てもらうことは、
子供達にとって大変嬉しいことです。
保護者の方から、「教室に入ると靜かに勉強している我が子を見て、嬉しく思いました。」
という感想を頂きました。
保護者の皆様、お忙しい中ご参加くださり、本当にありがとうございました。
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