ミャンマーのシャン州に非常事態宣言
Feb
21
先日高田馬場に食べに行った、ミャンマーのシャン料理店は美味しいと投稿しましたが、そのミャンマー東部のシャン地方が現在大変なことになっています。
2月17日の情報では、シャン州コーカン自治地帯における非常事態宣言(a state of emergency)及び軍事行政命令(a military administrative order)が出されたばかりです。
大使館の情報なので正しくて生々しいと思いますが、日本のメディアではあまり騒がれていないですね。
高田馬場の料理を作っていたおばさんは、近々シャンに1ヶ月くらい帰ると言っていましたが無事に帰れるといいですね。
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大使館からのお知らせ
平成27年2月20日
在ミャンマー大使館
シャン州北部情勢について
1 2月19日付当地国営紙は,シャン州北部において国軍とコーカン族武装組織の戦闘が継続しており,シャン州北部チャウメー,ラショーからラウカイ地区へ向かう複数の主要交通路において,コーカン武装組織に加え,カチン独立軍(KIA),タアン/パラウン民族解放軍(TNLA)及びシャン州軍北(SSPP/SSA)が国軍部隊を攻撃し,国軍兵士の死傷者が増加している他,地元住民2名が死亡,6名が負傷していると報じています。
記事の詳細は以下のとおりです。
(1)国軍とコーカン族武装組織との戦闘は継続している。
(2)2月17日夜,コーカン武装組織兵士約200名が,パーシンチョー村(ラウカイ・チンシュエホー間)近くの国軍拠点付近にて,4箇所から小火器及び重火器を使用し攻撃してきたため,国軍は応戦し,コーカン側は後退した。
(3)同日夜から18日午前にかけて,(コーカン武装組織は)ラウカイ地区内の国軍部隊に対し,遠方から重火器及び小火器により攻撃し,国軍部隊は応戦したところ,コーカン側は後退した。
(4)また,タンルイン河西岸地域からラウカイ地区への複数の主要交通路において,国軍部隊の軍事及び行政活動を阻害するため,地雷攻撃及び待伏せ攻撃を,コーカン武装組織に加え,KIA,TNLA及びSSA(ワンハイ)(シャン州軍北(SSPP/SSA)を指す)が協力して行っている。
(5)15日から18日にかえて,チャウメー・ティーボー間にてSSA(ワンハイ)が1回,ラショー・テインニー間でSSAが1回,テインニー・チューゴウ間でKIA及びTNLAが3回,クッカイ・マインシー間でKIAが2回,マインシー・ターパー間でKIAが1回,チンシュエホー・パーシンチョー間でコーカン族武装組織が4回,遠隔操作の地雷による攻撃及び待ち伏せ攻撃を行った。
(6)18日も,午後1時頃,チンシュエホーからラウカイへ補給のため移動していた国軍部隊に対し,コーカン武装組織がパーシンチョー付近にて,待ち伏せ攻撃を行ったため,国軍部隊は応戦,討伐している。
(7)15日から18日まで,国軍兵士3名が死亡,将校1名及び兵士26名が負傷した。また地元住民2名が死亡し,6名が負傷した。負傷者はラショー及びピンウールインの国軍病院に搬送され,治療を受けている。
(8)国軍はラウカイ地域において治安を回復し,平和を実現するまで,必要な力を使用し,戦闘,討伐していく。
2 ついては,邦人の皆様におかれては,シャン州コーカン自治地帯周辺への渡航・滞在は延期願います。また,同州の他地域への渡航・滞在を検討されている皆様には,最新情報の収集に努めていただくとともに,本件について不明な点などあれば,在ミャンマー日本大使館(01-549644~8)までご連絡願います。
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