今日も楽しい練習日
Mar
5
いつものようにクロマチックウォーミングアップを行なってスケール、アルペジオです。日曜日はビックバンドの練習日なので、一週間聞いていた先週のMDで、ダメなところを総合練習の前に練習しました。メトロノームを使うと、リズムがずれるところが良く分かります。
まずは、テンポどおりに演奏して、あとは譜面に書いてある音を、どのように吹くかアーティキュレーションを決めていきます。自分の思った感じで吹き方を決めていきますが、今日の総合練習の時にデュークエリントンやベニーグッドマン、グレンミラーのCDをかけましたが、自分の決めた吹き方とは、ずいぶん違っていました。普段は、スイング時代の曲はほとんど練習しないので、新鮮な感じですね。
ここの音はかなり短いとか、すごくレイドバックしているとか、ビブラートを沢山抱えている、などなど最近のビックバンドではあまり使われない表現をしています。面白そうなところは、アーティキュレーションを変えて吹いてみて自分で納得したところだけ吹き方を変えます。
もちろんサイドメンバー4人に伝えて、譜面にメモして合わせてもらいます。今日の練習は、来週の結婚披露宴での演奏曲の練習で終わってしまいましたが、スイング時代の雰囲気を出すのは難しいですが、楽しい練習でした。帰りは高橋管楽器さんにタンポが落ち着いてきたようなので、再度調整をしてもらいに行ってきました。
バッチリです!
これで当分は大丈夫ですね。高橋さんから面白い話を聞きました。プロのリペアマンから見て絶対に調整が必要で、吹くのが大変だろうと思っても、音が出るから調整しなくても良い と言う人がいるそうです。
昔のプロミュージシャンにも、タンポが切れてしまったら修理に出す人もいたそうです。前者はアマチュアの方で楽器が悪いのか、自分が悪いのか分からずに、無理して音を出してしまい、音が出るから良いと思っている人だそうです。以前は私もあまり修理には出していなかったのですが、調整された楽器が楽に音が出せることを知ってしまうと、チョットおかしいなと思ったらすぐに出すようになりました。後者のプロの方の例だと、毎日仕事で使っているので、調子が悪くなっても吹きこなしてしまうのだと思います。
体は良くできているもので、少しずつの変化には順応してしまうのでしょう。いずれにしても、アマチュアでは調整がズレた楽器では上達が遅くなるだけですから、楽器は常に良い状態に調整しておくことが必要ですね。それでもダメな時は、マウスピースや楽器のせいにしないで基礎練習に戻りましょう。