バディリッチビックバンド
Aug
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バディリッチのコンボではなくビックバンドですが、ストレートなアレンジと演奏が気に入っている理由です。バディリッチはドラマーですが、そのビックバンドはグルーブするリズムセクションと素晴らしいブラスセクション、サックスセクションです。アマチュアビックバンドとプロのビックバンドの違いは、ブラスサウンドにあるように思います。プロの場合はトランペットセクションとトロンボーンセクションのサウンドが、とても良いバランスで演奏されて分厚いサウンドを出しています。アマチュアの場合は、だいたいトランペットが大きすぎてブラスサウンドが出ていないビックバンドがほとんどです。私のバンドもそうですが、トランペットは音が高い分よく聞こえます。
トロンボーンは音が低いので同じような音量で聞かせようとしても、トランペットが大きな音で吹くとどうしても聞こえません。このバランスを考えてトランペットが小さく吹くと良いのですが、そこが難しいようですね。サックスの場合は、アルト、テナー、バリトンとオクターブ違う楽器でサウンドを出しますので、バランスに注意しないと良いサウンドが出ないですね。私も気をつけていますが、リードアルトはメロディーを吹いているし、セクションの中で一番高い音を吹いているので、小さく吹いても良く聞こえます。分かってはいますが、どうしても大きな音でリードアルトは吹いてしまうので1ランク小さな音で吹かないといけません。ハーモニーの練習をセクションで行ない、バンド全体のバランスを考えて吹けばもっと良いサウンドになるのでしょうね。バディリッチはじめプロの演奏やCDを聞いてみると素晴らしいバランスで吹いています。ただ譜面を吹くのではなく、まわりの音を聞いて吹かないといけません。テクニックを磨くのは必要ですが、バンド全体のバランスを考えられるようになりたいものです。