KING Super 20 Silver Sonic
Oct
12
早めに起きて練習場に先週手に入れたスーパーウェポンを持って電車で行きました。
スーパーウェポンというのはパーカーやキャノンボールアダレイが使っていたキング社製のKING Super 20 Silver Sonicというモデルのアルトサックスです。
入手した経緯は、CPCC会長より先週電話があり『サブパソコンの設定に来て欲しい、新しい楽器も入ったから是非吹いて欲しい』と言うことで先週の日曜日に伺い、この楽器を紹介されました。
とても綺麗なシルバーソニックで一目惚れです。
アメリカのミュージシャンが使っていただけあって、良く吹き込まれている感じです。
自分でじっくり吹き込んでみないとポテンシャルが分かりませんが、まだまだ良く響いてくれそうな楽器だと言うことは分かりました。
セルマーとは違う響きで、明るくて艶っぽい感じですね。
このキング シルバーソニックというモデルは、キング社がトロンボーンで成功した技術をサックスに応用したもので、サックスの場合はベルとネックが純銀でできていてベルの内側がゴールドウォッシュになっている、とても手の込んだ楽器です。
写真を撮っていないので、CPCCのHPに掲載している、同系統のスーパー21という希少な写真をご覧ください。
→ KING Super21 Silver Sonic ←
さてさて、練習で使いましたが使い慣れたセルマーとは特に左指の中指薬指が近かったり、オクターブキーが深かったりと、違和感がありますが、慣れれば何ともないレベルです。
出したい音のニュアンスがうまくできませんが、雨の影響でスタートが2時間遅れのため、個人練習ができ響きも少し分かったので本番で使用することにしました。
昨日書いた実験とはセルマーとは違う楽器でどのような音で録音されるかと言うことだったんです。
結局本番は、1時間半遅れで始まり、録音も無事できました。
なかなか艶っぽい音で高い音も痩せないで出ています。
フラジオのポイントがつかめていないので、音が出ないこともありましたが、これも吹き込めば大丈夫でしょう。
暫くは、キングを楽しんでみようと思います。
しかし、昨年正月の14万番台アメセルにしても今回も、ひょんなことから入手してしまいました。
ジャズプロムナードの演奏が終わると三軒茶屋にCPCCに参加するために行ってきました。
終了後の飲み会でミッシャ・マイスキーさんの話をしたら、会長の他にも知っている人がいて、やはりかなりの有名人で巨匠だということでした・・・
CPCC会長いわく、彼の使っている楽器は、若い頃にある婦人に才能を認められて、あなただったら亡くなった主人の使っていたチェロを弾いても良いと言われ、使っているものだそうです。
300年も昔の楽器のようで、サックスのビンテージとは較べものにならないくらい高い楽器なんでしょうね。