クラシックサックス奏者とアンサンブル
Jan
20
夏から職場が変わって横浜から東京の汐留に勤務地も変わりました。
眺めがとても良くて、浜離宮を眼下に見て、築地、レインボーブリッジ、東京湾の船、首都高速を走る車、ゆりかもめやJRの電車、羽田からの飛行機がよく見えます。
特に朝焼け、夕焼けは綺麗ですね。
しかし、眺めを楽しんでばかりもいられず、深夜・徹夜・休日出勤と汐留に移動してから体調を崩しそうになるくらい仕事が忙しくて参ってしましますが、この正月休みは2日からしっかりと練習を開始して、日頃のうっぷんとストレス解消のために楽器を吹いてました。
この休みは Donna Lee をパーカーのアドリブも含めてテナーで暗譜するまで練習しました。
リフはBbのテナーで吹いても、低音のBが出てくるけどオクターブを変えることなく吹けるので比較的やりやすいですね。
ただし、このリフは覚えるのがとても大変で、パーカーのアドリブよりも大変です。
この Donna Lee をパーカーが録音する時に、トランペットにマイルス・デイビスを起用したそうですが、何度やってもリフが吹けないので、ピアノをやっていたディジー・ガレスビーが急遽トランペットを吹いて録音したそうです。
そのくらいややこしいのと、テンポが速いので大変な曲です。
何度も繰り返し練習して、何日かやってやっと暗譜が出来ました。
CPCCではアンサンブル練習もやっていますが、2月に幕張のホテルで演奏するので新曲にも挑戦しています。
最近の取組はタンゴです。
有名な Libertango も練習していますが、アーティキュレーションの変化でリズム変化を出していくので、とても面白い大好きな曲なのですが、7分くらい抑えた音で吹きっぱなしなので、終わったあとは息切れします。
先日の練習のときに音楽大学院を卒業して、昨年もベルギーのアドルフサックスコンクールに出場してきたバリバリのクラシックサキソフォン奏者の木村有沙さんが来てくれて、一緒にアンサンブル練習をしました。
初見で譜面を吹けるのは当たり前ですが、譜面の解釈が素晴らしいですね。
とても大切に音を吹いていて、一つ一つの音に意味があるような感じです。
ジャズばかりやっている私の音は不純物がたくさん入っていて、好きに吹いてる感じですが、隣で綺麗に吹いてもらって、よい勉強になりました。
そのCPCCに時々遊びに来てくれるサクスフォン奏者 木村有沙さんが所属するリュミエールという、気軽に楽しめるクラシックの演奏会の提供を目指している女性だけの演奏家グループが エレガント クラシックス クライマックス Vol.23 を2月19日 (18時開場・18:30開演) JTアートホール アフィニス にて開催いたします。
ピアノ・ヴァイオリン・チェロ・サックスなど、クラシックの美人演奏家が集ってのコンサートは一見の価値ありです。
特にナチュラルなサックスの音色と超技巧テクニックは unbelievable!
木村有沙さんの所属するトライフル(2サックス+ピアノのトリオ)の聞き所は、 Russell Perterson さんという作曲家兼サクソフォン奏者作曲の「ヴィオラとサックスとピアノのための三重奏曲」です。
この日のために特別にお願いしてアルトサックス2本に編曲してもらい、曲は日本初演、サックス版は世界初演だそうです!!
楽しみですね。
私もたまにはクラシックを聞きに行ってきます。
皆様もジャズサックスでは聞けない、クラシックサックスの魅力を聞きにいってみませんか?
写真は自宅においてあったサックスを並べて年賀状用に撮影したものです。
左から80年以上前に作られた1920年代のビシャーのトゥルートーンテナー、セルマーMK6、これも1920年代のコーンのCソプラノ、セルマーMK6のアルトで、どれも現代楽器にはない響きで、よく鳴るビンテージサックスです。
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