皮膚に少しの緊張 秋がやってきた 溶けてしまいそうな暑さは もう思い出の風になり 肩、肘、膝あたりから 入ってくる心地よいひんやり さら、さら、さらりん 落ち着くでしょう そんな秋の声が聴こえる 葉っぱの鈴がしんみり 我にかえる声になり 駅への道のりさえ さすらいの旅になって 日々のひたむきに寄り添って さら、さら、さらりん 秋はがんばりましょう と、囁きます さら、さら、さらりん もちろんがんばりますよ と、答えます
小さな風をおこし 君は走りぬけてゆく その無邪気な微笑みと まっすぐな瞳を忘れないで 自由な翼が折れて飛べなくなっても 君の澄んだ想像力さえあれば 目的地にたどり着くからだいじょうぶ 君は素晴らしい 微笑みの持ち主だから 君はやさしい こころの持ち主だから どうか その瞳の輝きを忘れないで