(第四回)職場で使える「対話スキル」:認める(1)

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

対話スキル?


そんなスキルなんてあるの?



そのスキルが身に付くと良いことがあるの?






前回から引き続いて、今日からは具体的な「対話スキル」について触れて行きたいと思います。





今日は「認める」スキル。




認める?





対話スキルなのに、認める?





そうですね、対話スキルとして最初に挙げるものとしては、「認める」スキルは、少し違和感を持たれるかと思います。





だれでも自分の話しを聞いて欲しいもの。

それも、ちゃんと聞いてほしい。



ちゃんと?

そう、ちゃんと!





自分が話をする時は、強く感じるこのスキルですが、話を聞く立場になると、残念ながら、忘れてしまう。

これが「認める」スキル。





たまに話をしているのに、自分を視界に入れてくれない人がいます。恥ずかしがり屋なのか、それとも、話し手である自分のことが本当に嫌いなのか…

また一方、話をしているときに、何故かずーっと目を閉じたままな人。深く考えている内容なのか、それとも、話を聞いている自分と目を合わせたくないほど後ろめたい事柄なのか?



この「認める」スキルは、まずは「話をしている相手の存在を認める」という基本的な態度です。


もう少し踏み込んで言うと、相手の話を聞くときは、まずは善悪や成否を判断せず、そのまま受け止める、ということです。

従って、スキルというより「心構え」と言っても良いかも知れません。



でも、必ずしも、受け入れる必要はありません。相手の話を「キャッチする」ことが大切です。



また、あなたの話しを私は聞く用意がありますよ!

それも「良い、悪い」をジャッジせずに、相手の話しをそのままキャッチしていますよ!



そのまま受け止める、ということは「途中で口を挟まない」という点も含まれます。



自分の話を途中で遮られたら、あなたはどう感じますか?



例えば、職場で部下から報告を受ける時、以下のような状況を想像してみてください。





課長、ちょっと宜しいですか?



なんだ、今、忙しいんだ! 手短にしてくれ。

実は先日注文が取れそうなA商事に再度、交渉に行ったのですが……



やっぱり、ダメだったんだな! だから言ったんだ、最初の話の持って行き方に無理があるって。 そもそもだな…..





相談に行った部下は、上司である課長の対応に何を感じるのでしょうか?



ここで、相談された上司は、最初から「交渉は不成功」という前提で話を聞いていますよね。

さらに、報告の途中で部下の話を遮ってしまっています。 ひょっとしたら、この段階なら、今後の対応策はあるかも知れません。

しかし残念ながら、部下はこれ以上、上司に相談する気にならないかも知れませんね。



毎日職場で、何気なくかわされる会話ですが、こう振り返ってみると色々なことに気付きますね!









次回に続く。
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