Aug
25,
2021
エドガー・H・シャイン著「問いかける技術」を読み進めながら(Day2)「謙虚に問いかける」
今日からエドガー・H・シャイン教授の著書
「問いかける技術」
を少し読み進めながら、私がキーポイントと感じることを記述してきます。
この本の冒頭、はじめに、としてシャイン先生が執筆した背景が書かれています。その副題が
「良好な人間関係と強い組織を築くために」
とあります。
つまり、良好な人間関係や組織の構築のためには
「問いかける技術」が万民に必要、と説いているのです。
そして、この問いかける技術を
「謙虚に問いかける」
と名付けています。そしてその定義は以下の通りです。
「相手の警戒心を解くことのできる手法であり、自分では答えが見出せないことについて質問する技術であり、その人のことを理解したいという純粋な気持ちをもって関係を築いていくための流儀である。」
また、下記のような耳が痛い記述が続きます。
「我々の社会は話す力を過大評価しているが、むしろ発言を控えて問いかける力を高めていくべきなのだ。単なる日常会話でさえ、人は相手に『尋ねる』ことよりもいかに自分が『しゃべる』かということに注力しがちだ。」
これを「自分が動き、自分が話す文化」として、戒めとして我々に警鐘を鳴らしている。
人間関係を築くのも、問題を解決するのも、物事を前進させるのも、すべては「適切な質問」があってこそ上手くいく。
従って著書のタイトルにあるような
「問いかける技術」が必要で、
それは具体的には
「謙虚に問いかける」こと、と著者は伝えている。
ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ
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