メンタル・コーチングでの気付き

メンタル・コーチングでの気付き
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

知り合いのプロコーチからのご紹介で、有難いことに携わることになった

「アスリート向けのメンタル・コーチング」。

まだ始まったばかりだが、多くの気付きがある。

セッションのテーマや内容に関しては「守秘義務」があるので、触れることは出来ない。しかし、貴重な経験なので、ここまでで感じたことや気付きを、書き留めておきたい。

表現が曖昧になってしまうことをご容赦ください。


【1.アスリートとのセッションで感じること】

(1)一つの事に打ち込んで来ているだけに、アスリートの課題意識は強い。一種「危機意識」と言っても良い。自分を追い詰め、物事を切羽詰まって考えている。

(2)考える時間軸が短いかも知れない。ビジネスマンは比較的職業人生は長いが、一方、アスリートはそうではない。

(3)ビジネスパーソンへのセッションで扱うテーマや内容は、自分の経験に引き当てて、ある程度は想像がつく。

しかしアスリートが遭遇する事象は、私自身に全く経験が無いこと。これはセッションを進める上では正直、怖さに繋がる。しかしこの怖さにコーチとして対峙するためには、取りも直さず自分の「自己基盤」に挑むことになる。

(4)持てるものを一度、手離すことの重要性を痛感。私自身に経験が無いということは「持てるもの」が無いので、自然に手放すことに繋がった。それがセッションの成果に繋がった気がする。

(5)コーチが手放し、一方、課題意識が強いクライアントが、真の意味で自らの課題に向き合うことで、セッションがお互いに「火花が出る」「スパーク」するような感覚を得た。

研ぎ澄まされた状況下で、お互い全身全霊向き合って、何を創り出そうとする感覚でわる。


【2.メンタル・コーチングの役割】

(1)コーチングの基本に改めて立ち返り、「認める」「聴く」この2つのスキルが真髄。

(2)アスリートの話や説明、特に置かれた微妙な立ち位置や、ジレンマ、コンフリクトを想像し、理解し、その気持ちを「言語化」する手助けが必要。

(3)辛さや苦労に共感しつつも、入り込まない・巻き込まれない。

第三者としての立ち位置を堅持し、ネガティブな状況からクライアントが、いかに脱却できるのか?という視点を持ち続ける。

(4)同じ境遇でも選手ごとの感じ方がかなり異なる。それを丁寧に取り扱う必要がある。


【3.他のセッションへの影響】

(1)ビジネスパーソン、特に経営者へのセッションの時に、ある程度想像がつくテーマや内容の時には要注意だ。訳知り顔は必要ない。

(2)「知っている」ということより、「知らない」ということを大事にする。「それはどういうことですか?」とシンプルにクライアントに問う。

(3)コーチとして、もっと我慢強くなる。もう一瞬、クライアントからの反応を待てるようになれる。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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