2月3日(土)は「節分」。 季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊ばらい行事。節分とは「季節を分ける」ことも意味しており年4回あるが、立春の前日の「節分」は日本の伝統行事として、一般的には「福は内、鬼は外」と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行う。 「デイサービス 長寿の家」でも、ご利用者様が季節の変化を感じて生活できるように、「豆まき」と「恵方巻」を行いました。
【デイサービス長寿の家で、『聞き書き』活動】 私は『驚きの介護民族学』という本を以前に読んで、高齢者施設のご利用者様の生活体験を文字に残すことが、話をするご利用者様にとって昔を思い出して脳が活性化する良いきっかけとなる一方、スタッフにとってもご利用者様のことを深く知る機会となり、歴史資料としても貴重なものになると学び、いつか実施したいと思っていました。 今回、高橋喜宣さんから『聞き書き』という活動をはじめたので高齢者を紹介してほしいと依頼をうけ、『驚きの介護民族学』に書いてあったことと共通するものがあり、良い活動だと思ったため、まずはデイサービス長寿の家を利用している、私の祖母(鴨下キク)を紹介して『聞き書き』を実践していただきました。 高橋喜宣さんはデイサービスを、うちの祖母から話を聞くために3回訪れ、1回60分ぐらいかけてお話をじっくりと聴いていました。最初は思い出せなかったことも、話を重ねるうちに思い出すことができていました。 そして、聴いたお話をまとめて1冊の本が出来たということで、5月26日に本の贈呈に来てくださりました。 本にまとめた1人の戦前の庶民の生き方の記録を、他のご利用者様のまえで、ゆっくりと丁寧な口調で読み上げていました。 うちの祖母も、自分が苦労しながら、がんばっていた時代のお話をみんなに聴いてもらい、とても嬉しそうでした。 著名人の歴史は、しっかりと記録されていますが、名もなき庶民の暮らしは、忘れられていき、歴史に残りません。しかし、庶民の暮らしもまた歴史の大事な一側面であり、それを語り継いでいく活動は大事だと思いました。 デイサービス長寿の家では、高橋喜宣さんのご協力を得て、ひきつづき希望するご利用者様の人生を本にして記録する活動にとりくんでいきます。 *** 『驚きの介護民族学』 https://amzn.to/2q5CZyM 「事実を聞く」という行為がなぜ人を力づけるのか。聞き書きの圧倒的な可能性を活写し、高齢者ケアを革新する話題の書。 *** 『語り 鴨下キクさん 海軍大佐家族との想い出 ~私の女中時代~』 著者:高橋喜宣 聞き書き (テキストデータ 全文) http://www.kibounotubasa.net/pdf/kamoshitakiku.pdf (写真) http://www.kibounotubasa.net/pdf/kamoshitakiku2.pdf
5月26日、一部利用者の3割負担の実施など介護保険制度をさらに悪くする介護保険法改正が参議院で可決、成立しました。 介護事業所を経営する者の1人として強く抗議します! 株式会社 希望のつばさ福祉会 代表取締役 鴨下 元 (賛成した政党) 自民党、公明党、日本維新の会 (反対した政党) 民進党、共産党、社民党・自由党系会派など 【介護保険法の改正の問題点】 なにが問題なのか、参議院本会議で反対討論に立った野党議員の発言に、今回の法改正の問題点のポイントが示されています。 ◎民進党・大西議員 第一に、 安倍政権は、 平成27年度の 介護報酬改定で 、2.27%と実質過去最大の引き下 げを行いました。 その結果、 平成28年1年間の「老人福祉・介護事業」の倒産件数は、調 査開始以来、過去最多となり ました 。 第二に 、安倍政権 は、要支援者向けの訪問介護と通所を地域事業に移行する「支援切り」 を断行しまた。 本年4月にようやく 全ての自治体で移行が完了しましたが、 今後、報酬単価の切り下げ やサービスの質低下が 起こり、地域格差拡っていくと懸念されています 。 その上 、安倍政権では、軽度者に対する生活援助 サービスも 地域支援事業に移行すること や軽度者向けの福祉用具貸与や住宅改修原則自己負担化までもが検討されており、言語道断です 。 今回、私たちは、民進党の考え方を対案としてお示しするとともに、最初から反対ありきではなく、修正の可能性も探りながら丁寧な審議に努めてまいりましたが、次の点で、政府案には、最終的に、反対せざるを得ないとの結論に達しました。 反対の第一の理由は、2割負担導入の影響の検証が不十分であることです。平成27年8月に、一定以上の所得の人の負担が2割に引き上げられました。政府は、前後において、1割負担者と2割負担者の間のサービス利用者数等の傾向に顕著な差は見られないとの答弁を繰り返していました。 しかし、審議の中で、民進党の求めに応じて、厚労省は、負担が2割に上がった人のうち、約16万7千人がサービスの利用回数を前月より減らし、1,634人は介護保険施設を退所していたことを明らかにしました。 また、介護サービスなしには生活できない高齢者が、サービスの利用回数を減らしたり、生活費を切り詰めている実態は、「認知症の人と家族の会」のアンケート調査にも表れています。 2割負担が、要介護者やその家族に深刻な影響を与えていないか丁寧な検証を行うことなく、3割負担を導入するのは拙速です。 反対の第二の理由は、2割負担や3割負担の対象者が国会審議を経ることなく政令で拡大していく懸念が払拭できないことです。私たちも介護保険財政がひっ迫する中で、所得の高い層の高齢者に負担をお願いすることは否定しません。しかし、それがアリの一穴となり、所得の低い人や軽度者までもが対象となるようなことがあれば、介護サービスは利用できなくなってしまいます。 この点、民進党は、政府・与党に対し、政府が2割負担、3割負担の対象者について、法改正を経ずに安易に拡大することができないよう歯止めをかける法案修正を求めましたが、残念ながら納得のいく回答は得られませんでした。 それどころか、答弁では「制度の持続可能性を高める観点からは、不断の見直しが必要だ」と、将来的な対象拡大を否定しませんでした。 反対の第三の理由は、平成30年度介護報酬改定でマイナス改定が行われる懸念を払拭できないことです。仮に、2回連続で介護報酬を引き下げることになれば、介護事業所の経営は深刻度を増し、介護サービスの基盤は崩壊してしまいかねません。いくら介護職員の処遇改善をしても、介護事業所の倒産が続けば、国民は必要な介護サービスを受けることができなくなってしまい、要介護状態等の悪化や家族の介護離職を招くおそれがあります。 介護事業所の経営実態を見ると、収支差率が悪化する一方で、収入に対する給与費の割合は高まっており、処遇改善を行う余力がないのが実態です。処遇改善を実効ならしめるためにも、介護報酬を引き上げて、介護事業所の経営を安定させることが必要です。 この点、民進党は、政府・与党に、次回介護報酬改定でのプラス改定を担保する内容の法案修正を求めましたが、ゼロ回答でした。政府・与党にプラス改定をする気がさらさらないことの証左です。 なお、介護事業所や福祉事業所には、介護職以外にも送迎、調理、事務など他の職種の職員も働いていますが、政府案の処遇改善加算の仕組みの下では対象になりません。そのため、事業所の職員全体の処遇改善を行おうとすると、その分の費用負担は事業者の持ち出しとなるため、処遇改善の足かせとなっているという現場の声があります。民進党案では、介護・障害福祉従事者以外の職員の処遇改善もできるように特別助成金を設けていますが、この点の配慮が政府案は不十分です。 ◎共産党・倉林議員 本法案は、衆議院では二十二時間の審議で、地方公聴会も開かないまま強行採決されたものです。本委員会での審議時間はこれを下回る僅か十六時間足らずであり、徹底した審議が尽くされたとは到底言えません。本日の採決に強く抗議するものです。 反対理由の第一は、介護サービスの利用者に重い負担増を押し付けるものだからです。 衆議院の議論を通じて二割負担の影響調査の必要性を政府自身も認めていながら、その結果が出る前に三割負担に踏み切るなど、到底国民の理解は得られません。国庫負担金を大きく減らす一方で、要介護者や家族の苦しみに追い打ちを掛ける根拠なき三割負担は断じて容認できません。 第二は、喫緊の課題となっている介護職員の人材不足解消策が全く不十分だからです。 人材確保を困難にしている最大の要因は、介護現場の低い職員配置基準を見直すことなく、介護報酬の評価も効果的にされてこなかったことにあり、政府の責任は重大です。配置基準を見直し、それを保障するために、思い切った国庫負担の引上げを行うこと、介護報酬全体を引き上げる方向への転換が求められています。 第三は、本法案が導入する財政的インセンティブが自治体による強引な介護サービスの取上げを更に拡大する危険は極めて高く、介護保険の本質をゆがめかねない重大な問題があるからです。 参考人質疑では、自治体に公的サービスを止められた要介護者が状態悪化や重度化に至るケース、自費サービスの購入を余儀なくされている実態が明らかになりました。 本法案による負担増と給付の切捨ては、介護が必要な人に対するサービス利用を阻害するものにほかならず、公的介護制度に対する国民の信頼を土台から突き崩すことにつながることを厳しく指摘するものです。 第四は、地域共生社会の名の下に、高齢、障害、子供などの福祉に対する公的責任が大幅に後退しかねないことです。 政府は介護離職ゼロを掲げながら、本法案の中身は、更に介護離職を拡大し、介護難民を拡大する危険を増大するものとなっています。 断固反対することを強く申し上げ、反対討論といたします。
4月12日(水)、「デイサービス 長寿の家」では、22名で「新江ノ島水族館」に行ってきました。 現在の介護保険制度では、娯楽や気分転換を目的としたデイサービスでの外出が認められてません。小学校に遠足があるように、高齢者の外出行事も認めるべきだと私は考えます。大人もいつ同じ場所にいるよりも新しい風景を見て新しい刺激を受けために出かけることは心身の機能の維持と向上に役立つはずです。 しかし、現在は認められていないため、ほとんどのデイサービス事業所は外出行事をおこなっていません。 「デイサービス 長寿の家」では、法令遵守の立場から、介護保険に基づく通所介護事業としての外出行事は行っておらず、通常の通所介護事業はお休みにして、介護保険適用外の自費サービス(全額自己負担)という形で、有志や支援者で定期的に外出行事を行っていきます。 「新江ノ島水族館」は、とても良い場所でした。 しかし、マイクロバスを停車できる駐車場から、水族館の入り口が遠く離れていて歩かなければいけないなど、構造上、高齢者に優しくない面もありました。 海や江ノ島が美しく見える場所でした。
これまで「デイサービス 長寿の家」を紹介する様々なチラシを作成してきましたが、A4サイズ1枚のものでは字が小さくて読みづらいという声があり、大きな写真を載せたデイサービス紹介のパンフレット(A4サイズ、20ページ)を製作しました。 下記、リンクよりダウンロード、印刷できます。 http://www.kibounotubasa.net/pdf/day201612.pdf パンフレットが必要な方は、郵送いたしますので、下記までお気軽にご連絡ください。 【デイサービス長寿の家】 川崎市高津区野川3658-4鈴木ビル1階 電話044-740-5770 ※電話受付時間 午前10時~午後3時まで 日曜日、年末年始等はお休みです
信じられないようなニュースが報道されています。 安倍政権は、昨年(2015年)8月から、それまで全員1割負担だった介護保険の利用料を、一定の所得以上の方は、まったく同じサービスを受けていても2割負担(負担額は2倍)となる制度改正をおこなったばかりです。 その後、介護度の軽い高齢者の福祉用具の全額自己負担化の計画を安倍政権は進めていましたが、国民や関係者の大きな反対の声をうけ撤回。 変わりに、「年収383万円以上の場合、自己負担を3割負担にする」という、とんでもない制度改正をおこなおうとしています。 当施設のご利用者様は、1割負担でも月に1万円以上の自己負担額を支払っている方がたくさんいます。これが所得に応じてとはいえ、3割負担になれば、経済的理由から利用日数を減らすご利用者様が生まれることは避けられません。 それは、ご利用者様にとっても、事業者にとっても、たいへん困ることです。 介護保険制度を導入する時、自民党は「保険料という新たな負担をお願いする代わりに、家族が担っていた介護を社会化する、社会で介護を支える」と公約していました。毎年、負担が増える介護保険料。それなのに必要なサービスが事実上制限されるようでは、保険料を払う代わりに必要なときには給付を受けるという保険の仕組みに反する国家的な詐欺になってしまいます。 介護保険創設時の厚生労働省老健局長だった堤修三氏もシルバー産業新聞の2015年11月10日号のインタビュー記事で 「保険料を納めた人には平等に給付を行うのが保険制度の大前提」。 しかし「2015年改定や財務省の給付抑制路線の提案では、この前提が崩れつつあると危惧している」 さらに要支援者の訪問介護などを市町村の事業に移し替えたり、補足給付に資産要件を導入するなどは、保険制度からいえば全くの筋違いで、「団塊の世代にとって介護保険は『国家的な詐欺』となりつつあるように思えてならない」と指摘しています。 福祉用具の上限価格を設定して、一部業者が不当に高い値段の福祉用具をレンタルさせている問題にメスをいれることは賛成です。 しかし、利用抑制につながるような安易な自己負担の引き上げを連続しておこなうべきではありません。 さらに、注意が必要なことは、この改正が、低所得者の負担割合を現在の1割から2割に引き上げることを狙った布石である可能性もある点です。 このことは、とりあえず、今回の改正が終わるまでは黙っておくという戦略でしょう。 今回の改正では、比較的所得の高い人が3割負担、他は1割負担という計画ですが、この制度改正で負担増は終わりというゴールであるはずはなく、安倍政権は「所得のある人は3割負担、所得の低い人は2割負担」という長期的なビジョンを持っている可能性があります。それは、医療保険の制度が改正の度に負担割合が上がってきた歴史から容易に推測できます。 一気に全員の負担割合を引き上げるのではなく、対象を分断して、時期をずらして、国民の反対の声を押さえ込むやり方は、政治家の常套手段です。 介護保険の最大3割負担導入に、反対の声をあげることが必要です。 デイサービス 長寿の家 管理者 かもした元
※写真は、同意を得たご利用者様のみ掲載しております。 「デイサービス 長寿の家」のご利用者様の1人から、「もっと本格的な体操をしてみたい」との要望が出され、東京のデイサービス事業所で体操の指導をされてる高橋左和さんがボランティアとして「デイサービス 長寿の家」を訪問、11月19日に「体操教室」をおこなってくださいました。 *** 「デイサービス 長寿の家」では、随時、ボランティアを募集しております。 通所介護(デイサービス)は制度の仕組み上、屋内のいつも同じ場所で生活することになります。それだけに、色々な方がボランティアとして訪問してくれることは、生活の中に変化と刺激が生まれ、ご利用者様にとって心身の機能の維持・向上へとつながっていきます。 ・ボランティアは、簡単なボランティア研修(1時間程度)を受けていただければ、誰でも行うことができます。お時間がある方、週1回~デイサービス長寿の家で社会貢献してみませんか? ・心の病気で休職中の方、ひきこもり等事情を抱えている方のボランティアも歓迎いたします。 【傾聴ボランティア(話し相手)】 ・ご利用者様のお話を丁寧に聴き、一緒に楽しい時間を過ごしていただける傾聴(話し相手)ボランティアを募集しています。 【特技を生かした単発ボランティア】 ・音楽、歌を披露する ・健康麻雀、囲碁、将棋の対戦相手 ・手芸や創作活動 ・調理補助 ・その他(アイディア募集) それぞれのボランティアの個性や得意分野を生かした参加も歓迎いたします。 【外出支援(介護保険外サービス)】 デイサービス長寿の家では、介護保険外の自費サービスとして、お花見、日帰り旅行などの外出行事をおこないます。その際のつきそい、簡単な車いすの支援などをお手伝いいただける方を募集しております。 《ボランティアについてのお問い合わせ、申し込み》 デイサービス 長寿の家 電話044-740-5770 電話受付時間 10時~15時 担当:かもした(管理者) 百人一首 小倉山 1,620円 日本の伝統美・日本の心・京の雅と遊びを 現代に伝えています。Ads by 電脳卸
※写真は、同意を得たご利用者様のみ掲載しております。 「デイサービス 長寿の家」は、たくさんのボランティアの方々のご協力によって支えられ、運営しています。 11月11日には、「瞑想(呼吸法)」の先生をされている、畠田るみ先生がボランティアで「デイサービス 長寿の家」に来てくださいました。 畠田るみ先生は「~呼吸が変われば 人生が変わる~」という信念のもと、葉山・湘南藤沢・東京都内・名古屋で瞑想会を開催されています。 「瞑想」というと宗教的なイメージをもつ方もいますが、畠田るみ先生は特定の宗教を信仰したり布教のためにおこなっているのではなく、呼吸法を知ることで幸せに生きることができるという理念をもって普及にとりくまれているそうです。 *** 「デイサービス 長寿の家」では、随時、ボランティアを募集しております。 通所介護(デイサービス)は制度の仕組み上、屋内のいつも同じ場所で生活することになります。それだけに、色々な方がボランティアとして訪問してくれることは、生活の中に変化と刺激が生まれ、ご利用者様にとって心身の機能の維持・向上へとつながっていきます。 ・ボランティアは、簡単なボランティア研修(1時間程度)を受けていただければ、誰でも行うことができます。お時間がある方、週1回~デイサービス長寿の家で社会貢献してみませんか? ・心の病気で休職中の方、ひきこもり等事情を抱えている方のボランティアも歓迎いたします。 【傾聴ボランティア(話し相手)】 ・ご利用者様のお話を丁寧に聴き、一緒に楽しい時間を過ごしていただける傾聴(話し相手)ボランティアを募集しています。 【特技を生かした単発ボランティア】 ・音楽、歌を披露する ・健康麻雀、囲碁、将棋の対戦相手 ・手芸や創作活動 ・調理補助 それぞれのボランティアの個性や得意分野を生かした参加も歓迎いたします。 【外出支援(介護保険外サービス)】 デイサービス長寿の家では、介護保険外の自費サービスとして、お花見、日帰り旅行などの外出行事をおこないます。その際のつきそい、簡単な車いすの支援などをお手伝いいただける方を募集しております。 《ボランティアについてのお問い合わせ、申し込み》 デイサービス 長寿の家 電話044-740-5770 電話受付時間 10時~15時 担当:かもした(管理者)