多くの方が「スマホだけ」

日本出張中に、いくつかの洞察を得ました。多くの人々が常にスマートフォンを手にして、オンラインに接続していることがその一つです。ウェブサイトの閲覧、ソーシャルメディアの利用、メールのやり取りからショッピングまで、彼らはそのほとんどをスマートフォンで行っています。仕事ではパソコンを使うこともありますが、個人的にはパソコンを使用しない人、いや、持っていない人も少なくありません。

また、日本ではコミュニケーションのほとんどがLINEというアプリで行われていることもわかりました。これは海外ではあまり見られない現象です。LINEに似たアプリでWhatsAppというものがありますが、LINEほど多くの人々に利用されていません。さらに驚いたことに、LINEは個人だけでなく企業や自治体も利用しているのです。

さらに驚くべきことは、LINEが日本で開発されたアプリケーションではないということです。米国ではセキュリティ上の懸念から、TikTokが問題視されています。LINEに関しても同様の問題があるはずですが、日本では自治体までがLINEを利用しているという面白い状況が生まれています。日本人は一見、個人情報やセキュリティに関心を持っているように見えますが、実際にはLINEのような情報が海外に流出する可能性があるアプリケーションに対しては問題視しない、あるいは無知なのかもしれません。

「郷に入れば郷に従え」「長いものには巻かれろ」ということわざが当てはまるのかもしれません。日本では本当にLINEを中心としてスマートフォンの利用率が非常に高いというのが現状です。私たちも今後、ソフトウェアやアプリを開発する際には、まずスマートフォンを考慮する必要があるという気づきをこの出張で得ました。

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